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MAYHAWK-メイホークチョコレート ウィンターナイン-

 イギリスのグロスターシャー州というところで作りだされるビーントゥバーチョコレート、メイホーク。工房が開かれたのは2007年、オーナーのコナー・ヘインズ氏はプロカメラマンでもあるそうです。チョコレートのパッケージデザインも、自身の手によるものだそう。

 こちらのメーカーは生産量が少ないし、自分チの在庫数や購入のタイミング、そういったものでずいぶん時間がかかりましたが、やっと手に入れて口にする機会を得ました。
 今回は、ウィンターナインといってオレンジやスパイスを合わせた、冬のホットドリンクをイメージしたチョコレートを選びました。ベースはマダガスカル産カカオ50%のミルクチョコレートです。

スパイスの香りがぷんぷん

ウィンターナイン 包みを開けた瞬間から、いくつものスパイスの香りがし、タブレットを割るとそれはさらに広がります。クローブ、ジンジャー、シナモン・・・食べたのは春でしたが、過ぎてしまった冬の気分がよみがえり、しばし幸福な気もちになります。
味わいには、リキュールに漬け込んだりんごや、洋梨のコンポートと白ワインの風味、ジンジャークッキーの香ばしくぴりりとした豊かなおいしさ。ミント的な清涼感のあるハーブ香もあり、味わいは多彩と言えますが、マダガスカルカカオのミルクチョコが、その全てをうまくまとめているといった印象です。

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 寒い冬に、スパイスをたっぷりと効かせたドリンクって、外国の物語なんかでよく目に(耳に)しますよね。クリスマスマーケットにおけるホットワインや、ラム入りのコーヒー、そういったものにすごく憧れます。しかし残念ながら下戸なんですよね。しくしく。
 このチョコレートにはアルコールは使用されていませんが、冬の冷たい空気の中でたのしむアルコール入りのホットドリンクを疑似体験できるような、心踊る1枚です。

 こんなチョコレートをまた冬の寒い寒い日に味わえたらいいなあ、などとおもいました。

 冬が恋しい。

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