見出し画像

画家Jean-Michel Basquiatと僕

こんにちは、Jinkingtoshです。

今回は、僕が尊敬するアーティストの一人であるJean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)について書きたいと思います。

きっかけ

僕が彼の存在を知ったのは、RADWIMPSのボーカルである野田洋次郎のInstagramに2014年12月23日に投稿された以下の写真です。

この1枚の写真をきっかけに知り、始めはただシンプルに「うわ、なんかめっちゃかっけえ」と思っただけでしたが、そこから映画『バスキア』や『DOWNTOWN81』を鑑賞し、深みに嵌っていきました。

『DOWNTOWN81』の方はバスキア本人が出演しているのですが、人を惹きつける魅力のようなものがアリアリと感じられます。

魅力

僕が彼に惹かれた最も大きな理由は、彼がただ「有名になりたい」という志で絵を描いていたことです。僕自身にもその節がありますが、それは本来正しい活動目的ではないのだろうと感じていた最中に、そんな言葉を聞いてしまったら、肯定されたような気がしてしまいました。自分の夢や目標に対して、どこにその目的や意味を置くかは人それぞれですよね。

画像1

僕は彼の色使いも好きだし、大胆かつ繊細なタッチも好きです。しかし、一番好きなのは、絵の中に文字をその一部として落とし込んでいるところです。ある種、複合芸術的ですね。思考の余地が存分に与えられています。

画像2

以下の記事で、ホイットニー美術館のキュレーターだったリチャード・マーシャルは、「政治的、社会的、人種問題などいくつかの違ったテーマが、文字やシンボルによって暗号みたいに潜んでいるところがバスキアの作品の魅力」と語ったとされており、また、「ワイルドな色でイメージも強いから表面的には強く見えるけれど、じつはとても詩的な奥深さがあるのだ」とも。まさにですね。

The 27 Club

ジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンらと同様に、バスキアも27歳で亡くなっています。科学的根拠は全くありませんが、同年齢で死亡した偉大なミュージシャンやアーティストは多く、その一味であったということでしょうか。親交のあったアンディ・ウォーホルは、60手前まで生きましたが。

日本での展示

昨年2019年9月~11月の間、森アーツセンターギャラリーにて『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』が開催されました。もちろん僕も行きました。会期最終日に行ったのですが、入場まで2時間待ちとかでしたが、前売のチケットを持っていたので、かなりスムーズに入場できた気がしています。興奮していただけかもしれません。

力強いのに繊細と言いますか、荒々しく刺々しささえ感じるのに確かなメッセージ性がある作品らは、圧巻でした。感覚的に描いているようで、かなり考えられているように感じました。ちょっと怖かったです。

あの作品らを生で観れたことは、自分の人生にとってかなり大きな財産の一つである気がしています。

バスキア ザ・ノートブックス

バスキアが遺した8冊のノートを複製し、1冊に纏めた本がこの『バスキア ザ・ノートブックス』です。アイデアやイメージがリアルに感じられて、愛読書の一つとなっています。

この本を手にして感じたのですが、好きなアーティストのノートを見ることができるって最高ですよね。僕が好きな他のアーティストの方々も、是非僕が死ぬ前に、何気ない手書きのノートを出版してほしいです。

結び

あまりに語り切れていない感が甚だしいですが、少しは魅力を伝えることができたでしょうか。どちらにせよ作品を見ていただくのが一番だと思うので、よかったらググってみてください。僕は部屋の壁に貼ってあるポスターを眺め直します。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。あなたの好きな画家もコメントで教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?