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言葉の威力とその使い方~アファメーションについて-その1-~

今回は、コーチング理論において、ゴールを達成していく為のツールである『アファメーション』について解説したいと思います。


『アファメーション』とは、”肯定する”という意味です。


コーチングにおいて何を肯定するのかと言えば、ゴールを達成できるということを肯定するわけです。


過去コチラの記事で、目標を立てても現状維持をしてしまう人について上記の画像を使って説明しました。


おさらいをすると、現状維持をしてしまう人というのは、自分のコンフォートゾーンをゴール側に変えずに環境だけ変えようとするために、その状態が居心地が悪くなって、元に戻るという仕組みです。


ではどうするのか?ということで次の図を見てください。


上の図では、環境を変える前(実際は移行しながらでもOK)に、自分のコンフォートゾーンをゴール側に移行させることで、それまでの現状の環境の居心地が悪くなるので、慌ててゴール側のコンフォートゾーンに移行するという仕組みです。


では、環境は現状のままで、コンフォートゾーンをゴール側へ移行させるにはどうすれば良いのでしょうか?


それが、今回解説する『アファメーション』です。


まず、アファメーションの基本についてです。


アファメーションとは言葉を使って、自分はゴールを達成できるというエフィカシーを高める行為です。


この場合の言葉というのは、言語を入り口として、そこからイメージする映像や音、匂い、感触というような五感を駆使してゴールを達成するエフィカシーのレベルにあるコンフォートゾーンをリアルにイメージします。


アファメーションの根本はまさに、ゴール設定にあります。


「~したい」というゴールを設定するからこそ、現状とのギャップが生まれ、そのギャップを埋める為に、言葉を使ったアファメーションで自分がゴールを達成できるというエフィカシーを上げていきます。


アファメーションでエフィカシーが上がるのはなぜ?


アファメーションを使ってエフィカシーが上がるのはなぜでしょうか?


というのは、そもそも、自分自身がどのように現状を維持しているのかを知る必要があります。


現状維持をする働きについては、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という言葉で解説しました。


ホメオスタシスは、体温を一定に保ったり、心拍や呼吸を一定に保つ働きです。


身体の機能と同じく、自分らしくどうあるか?という基準に基づいてもホメオスタシスが働きます。


コーチングではセルフイメージと呼びます。


このセルフイメージがどのように作られるかと言えば、情動がともなう体験によるものです。


簡単な例で言えば、小さい時に親に怒られた体験だったり、一緒に遊んで楽しかった体験、思わず褒められたことなどなど。


実は、その体験をした瞬間から、頭の中では想定外の出来事なので、次回に対処しようと体験を思い出して評価をします。


例えば、思わぬことで褒められた場合で言うと、「褒められた!嬉しい」と頭の中で思ったとします。


同時に、なぜ褒められたのか?をその体験をあたかも何度も巻き戻しするかのように。頭の中でプレイバックします。


逆に怒られた場合も同様です。


「なんで怒られたのか?」という事を検証して、同じことをしないようにする為に、何度もその怒られた記憶をプレイバックします。


そして、主に自分にとって望ましくない失敗をした時には、同じことをしないようにと、より強烈に記憶に残ります。


これは、生物として生か死かという究極の選択をしてきた名残りと言えます。


太古の昔は、一度の失敗が自分の命を脅かします。


私達はも、失敗すれば命は無いというなんらかの遺伝情報により、失敗にはより敏感になっているようです。


大切なことは、このプロセスは失敗を繰り返さないという点においては重要ですが、ゴールが無ければ現状維持の為の修正しか行いません


逆に言えば、ゴールが設定されていることで、失敗を繰り返さない→失敗から成功に進む方法も見えてくるということです。


ここまでを一旦まとめますと、

・自分のセルフイメージは情動を伴う体験とその後のフィードバックで作られる

・セルフイメージは言語を入り口にして体験を反復可能なものにしている。

という事になります。


後から頭の中でプレイバックしている時ですが、実は脳は頭の中で記憶を追体験することは、実際に経験していることと同じ効果があることが分かっています。


腹の立つ出来事を思い出した時に、キリキリと怒りの感情が沸いてくると共に、身体にも怒りによって緊張や攻撃的な動作にすぐ移れるような変化が起きています。


むしゃくしゃして「もう!」と、思い出しただけなのにモノに当たり散らすのは、腹の立つ出来事を記憶だけでなく心身ともに思い出して反応しているからです。


つまり、情動を伴う記憶の追体験をするということは、更に自分のセルフイメージを深めていくことになります。


ゴールを達成していく為には、セルフイメージをゴール側に変えていく必要があります。


では、どうするのか?ということで、そもそもセルフイメージが作られる追体験を能動的に行います。


追体験では、言語を入り口として様々なことを心身共に思い出しています。


感情を伴った記憶のプレイバックですね。


言語を入り口として、よりゴールを達成するのに望ましい、状態をイメージすればよいわけです。


そこで、ゴールを達成している自分に相応しいアファメーションを唱えることで、セルフイメージを段々をゴールを達成する自分に相応して状態に変化させていけます。


すると、ゴール側にコンフォートゾーンが移行することで、現状に不満が生じて、その状態を解消する為に必要な行動を無意識レベルで行っていきます。


ホメオスタシスが働いてセルフイメージに相応しくあろうとする時は、とてもクリエイティブになります。


気になる人とデートできるチャンスがあれば、何がなんでも仕事を早めに終えたり、誰かにお願いしたり、見事な言い訳を思い付いて、なんとしてもデートをしようと行動するようなものです。


この時も、デートというゴールを何が何でも達成したいと考えると思いますが、頭の中ですでに未来の事において、イメージを作り上げ、「ここに行きたいな」とか「あそこでご飯を食べたら美味しいだろうな」とか、様々な記憶をイメージします。


これは言わば、デートをするのが楽しいという事を何度も頭の中で無意識に楽しいという感情を伴って肯定していることになります。


つまり、妄走族な人は、ゴールをイメージするのが得意な人、と言えそうですね。


長くなりましたが、次回は、アファメーションの具体的なやり方について、原則を中心にお伝えしようと思います。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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