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はじめましてと仕事と起業とお金 #1

初めまして『98』で久和と申します。ITエンジニア歴14年、投資歴12年、ここ数年ゲームを趣味としている30代男性です。
現在20代の妻と3歳の子の3人暮らしですが、年内にはもう1人我が子が誕生してきてくれます。


ITエンジニアになるまで

現在エンジニアや資産運用をしている私ですが10代の頃はやりたいことなど何もありませんでした。
というのも、高校生になってすぐにラーメン屋でバイトを始めたのですが数か月で退学処分を受けてしまい16歳の頃はフルタイムでバイトをするだけの生活。翌年には先輩と遊んでる時に家の前で先輩のバイクに乗って遊んでいたら公道ということもあり無免許運転。幸いなことに不処分となりましたがバイトはクビとなり、半年以上も自堕落なニート生活を送っていました。
親が離婚して2年以上連絡を取っていなかった父からの連絡。見兼ねた父から『お父さんの会社で働いてみるか?』と手を差し伸べられ私は父の会社へ就職しました。やるからには跡取り息子です。他の社員とは違い安月給、怒号やファルコンパンチが飛んでくることもしばしばですが優しい社員さんやパートさんに支えてもらい結果的には約3年間働かせてもらいました。
跡継ぎを前提としているのに辞めた理由は、父の会社のウェブサイトを制作管理している担当者との出会いです。打合せで何度か顔を合わせる度に会話が増えていき、パソコンの画面を見せてもらった時には意味の分からない暗号がずらりと並んでいて完成後にはカッコいいサイトが出来上がっていました。
担当者は私が興味を持ち始めているのを察知していたのでしょう。打合せもないのに父の会社に顔を出し、古くなったノートPCと本を何冊か持ってきて『壊しても良いから遊んでみて下さい』とプレゼントしてくれました。
それから数か月後の打合せ中に私が呼ばれて、父から『興味あるならパソコンの仕事やってみるか?』と言われました。担当者も『社長さんがこう言ってくれてるから、本当にやりたいならうちの会社で働いてみますか?』と。
正直に興味はあるけど仕事としてやりたいか分からないこと、なんの知識もなく不安なこと、今の仕事も好きで跡継ぎを考えてることなど伝えました。
その結果父から3つの条件だけ出されました。
1,辛くても3年は続けること。
2,無遅刻無欠席、インフルエンザ以外は体調が悪くても出勤すること。
3,経営者になること。

その時は3番目の条件なんて私の勝手だろ。くらいで考えてましたけど結果として翌月からIT企業へ転職することとなりました。

これが私の中退からエンジニアになるまでの経緯となります。

仕事と起業

IT企業へ転職してからは特別なにか起こりようもありません。なんの知識もない私ですから職場では雑用や教育を受けながら営業にくっ付いていたりの日々です。ビックリしたことといえば担当者は社長さんだったことくらいですが、勝手に私を採用するくらいですから当然といえば当然ですね。
毎日とは言いませんが365日中300日くらいは家に帰ってからは3時間以上、休みの日は8時間以上勉強を続け、月2回ほど無理矢理な頼みをして社長の休日を奪いマンツーで教えてもらったりを1年ほど繰り返していました。
2年目からは本気で嫌がられるので課題を考えてきてもらうようお願いしたり、直接教えてほしいことは仕事終わりか休みの日に教えてくれないと会社から帰らない戦法で脅してマンツー講習の枠を確保。笑
貧乏暇なしとは言いますが、今思い返すと社長相手に失礼過ぎて申し訳ない。当時は仕事ができない焦りと、昇給や歩合給への執着心で周りへの配慮なんて二の次でした。
3年も過ぎると当たり前のように暗号(コード)を書いてましたし、海外に行く経験もさせてもらったり、4-5年目には凄まじいスピードでスマホが普及していき時代とともに仕事の枠が広がっていくのを感じてワクワクしていたのを覚えています。

20代前半~半ば/未経験プログラマーの給料


因みに、当時の月給はというと・・・
1年目、15万円
2年目、23万円
3年目、30万円
4年目、32万円
5年目、38万円
6年目、42万円
おおよそですが総支給でこんな感じでした。+賞与もあります。
4年目からは地元ならではの贔屓目で、お客様がお客様を紹介してくれるほぼ0営業ゾーンに突入しており人口20‐30万の地方都市としては悪くない給料だったと思います。

友人と起業

就職してから6年目に大手企業で社内SEをしていた友達から『会社辞めて地元に戻ろうと思ってる』と相談を受けました。私の勤めていた会社の社長にこのことを伝え、もしかしたら雇ってもらえないかと甘い気持ちで相談してみたところ『別に雇っても良いけど、2人で会社作っちゃえば良いじゃん』と返されてしまい、仕事が終わってから友達へ電話してそのまま伝えてみました。
お盆休みに友達が帰省した時に私の勤め先の社長と3人でご飯に行くという予定を立て、その日が来るまで今までと変わりなく私は普段通り仕事をしており【もし】起業した時のことなんて何も計画せずに過ごしていました。
そしてお盆休みに入り食事の当日になり、私は友達を迎えに行き集合先のお店に向かいます。
お店に入ると、社長は座っていて談笑しながら食事。その後、昼過ぎから夕食前まで起業についての話が始まりました。
結果としては、友達は年内で会社を辞めることに。そして私も年内で6年お世話になった会社を辞め2人で新会社を始めることとなります。
私が6割、友人が4割で資本金を出し会社を設立。父に税理士を紹介してもらい、地銀と公庫へ2000万円の融資相談を持ち掛けました。残念ながら全額融資を出してもらうことはできませんでしたが、不足分は父から借り入れすることができ当初の資金計画が崩れることなくスタートすることができました。
1年目は多くの初期投資が必要となるので赤字になる予定でしたが、祖父の使わなくなった会社のオフィスを貸してくれたのと、前の会社の社長が型落ちの機材をほぼ一式譲ってくれたおかげで物件の初期費用と設備投資が浮き大きく資金の余裕を作ることができました。
最初は内は前の会社から仕事も振ってもらえたり、おんぶに抱っこで状態であったため役員報酬を最大限まで落とし会社の資金を作ることに専念。
2年目には父からの借り入れを全額返済し、中古だけど社用車を購入。役員報酬を変えず会社の資金を貯めていくため2人で頑張っていました。寝ずに2人で仕事をしているのも、会社のお金が増えることも本当に楽しかったんです(笑)
3年目には社員を2人増やし少数ながらもチーム感があって楽しかったのですが、仕事が追い付かない(汗) 初めて下請けを流してこの業界の洗礼を受けました!!!納品されない・・・
全員とは言いませんが、時間にルーズなプログラマーは本当に多い・・・
その後も何件か予定通りに納品されないなんて事態が発生し社員を3人募集しました。結果的に2人しか集まりませんでしたが、この体制のまま4年目を迎えることとなります。
4年目はオフィスも移動し事務や営業も増え社員数が9名まで増えました。
それから今年7年目を迎えますが3年目までの怒涛の時間はすっかり落ち着き思い返して今と比較すると全く別の会社に生まれ変わったようにも感じます。社員の生活を思うと面白さだけを追求した仕事は難しくなりますが、落ち着いてのびのびと仕事ができる今の環境はきっと社員にとっては悪くないものだと信じております。
私がいなくても今の会社に何の問題もないと思い2024年、代表を降りることを選択しました。

お金は大事

どんな綺麗事を言おうとお金は一番大切だと私は思っています。
何かを始めたい時だってお金はかかります。
乗りたい車を買うにもお金はかかるし、欲しい服や行きたい旅行、ゴルフや釣りなどの趣味にもお金がかかります。
家族を養うにもお金はかかります。
例えばもし仮に家を建てるなら一定の資産性を見込める土地を高くても買わないと子供に負動産を擦り付けることになっていまします。
物価や税金が上がっても給料は上がらない、円安が止まらない、年金なんて貰えるか分からないのに・・・お金に関わる文句がいっぱい出るのはお金が大事だからです。
何かをすると勿論失敗もあるだろうけど同じだけ成功することもあります。
起業や投資だってリスクはあるけどリターンはそれだけ大きいです。
リスクを言い始めたらどんな大手に居たって倒産する時は倒産するし、クビになる時はクビになります。
バイトしていた当時は、お金はなかったけど毎日友達と夜中まで遊んで楽しいからそれで良いと思っていました。
父の会社で働き始めてからは自然と夜中に騒いで遊ぶことは少なくなり、IT企業へ就職してからは休みの日ですら遊び歩くことは珍しくなっていきました。
結婚して子供を産んでくれた妻をお金のためには働かせたくない。子供にはどれだけお金がかかろうと全てに挑戦させたい。
私や妻の勝手で子供を作ったんだから、沢山一緒に遊んで多くの経験をさせて何があろうと困らないほどの遺産を残してあげたい。
孫ができた時になんでもしてあげられるお爺ちゃんになりたい。
お金を稼ぐ理由なんてのは簡単にたくさん思いつきます。

結果 なんでも良いからなにか始めよう


会社を辞めるのが不安なら副業からでも良いし、資産運用をミニ株やNISAから始めてみても良いんです。
やり始めると気になって調べたり少しずつ知識が増えていつかは目に見える結果に繋がります。

ほぼ自己紹介を最後まで読んで頂きありがとうございました。
申し訳ありませんが、無料なので文句は受け付けません(笑)
また時間がある時に少しでも参考になるような具体的な記事を書いていきたいと思います。

98でした。

・新NISAについての記事はこちらから。

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