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新NISAで将来の心配は不要?性質上のデメリットも勿論あります。

まだまだ新参者なので初めましての方ばかりかと思いますが、98と申します。

断言的なタイトルにしましたが、少々否定とも取れる内容になっている部分もあるかもしれません。が、この制度を悪と言いたいわけではないのです。
私自体、新NISAを活用しているかというとノーです。様々な理由がありますが、今後5年以上海外に移住する予定があるのが大きな理由です。
一番の理由は※後述とさせてもらいます。

先日エックスにて『NISAをやっていれば将来お金に困ることは無い』といったポストへの反応に平和を感じ過ぎてしまったので少しでも+αな要素をお伝えできればと思い記事の投稿をさせてもらいました。


NISAと変化

まず初めに新NISAへの私見としては、十分に大衆が投資に関心を持ちやすい制度に改正されたな。という印象でした。
まだまだ投資は怪しいと思う人は少なくないと思いますが、それでも新NISAの登場により4割近くの方が利用しており、毎月の平均積立金額は6万円程度というアンケート結果があります。
結果として、これだけ投資家人口が増加しているので新NISAは多くの人の投資に対する意識的なハードルを大きく下げれたと言って良いと思います。

ただ、コロナ後から耳にすることが増えたと感じていたものの最近更に加速する『インデックス、S&P、eMAXIS』というワード。
インデックス投資が悪いとかでは決してありません。将来困ることが無いかは分かりませんが、新NISAを活用していれば将来(老後)の足しになることは確かで、少し冷静さを欠いた過信のようなものに疑問を感じました。

非課税のメリットと性質上のデメリット


いくつか持つ口座の一つとして、一部将来の為にNISAを活用しているのであれば話は少し変わりますが多くの方は毎月一定額を積立で行っていると思います。
※下がってる時も、上がってる時も一定の金額を積み立てる。この一定の積立はリスク軽減のメリットもありますが、平均取得単価を均し続けるだけでありパフォーマンスの高い投資法とは言えません。

みんな大好きS&Pの日足チャートになりますが、コロナショック後から2つのボックス内は現在おおよそ同じくらいの期間上昇しています。
①2020~2022年まで約+120%   
①と②に日数のズレが若干あります
②2022~2024年現在まで約+62%
③2020~2024年現在まで約+158%
④2020~2024年現在まで約+23%   
毎月1日に5万円積み立てた場合の取得平均単価は4603.39(始値で算出)


老後と代償

『NISAで将来』というのは恐らく老後の意味合いが強いかと思います。
ここからはあくまで個人的な意見でしかありませんが、将来の為だけに今を犠牲にした積み立て方をすることに私は否定的であり、あくまでNISAは余剰資金の中の更に一部くらい。が最適だと思っています。
身体が元気な今だからこそ将来の為にこれから年収を上げていく行動は簡単にも関わらず、老後のお金を残すためだけに今を切り売りするには代償が大きすぎるでしょう。今だからやるべき自己投資や趣味、子供に最大限の経験を与えることや、若い間だからこそ精一杯奥さんにお洒落を楽しんでもらうことも。
当然のことですが時間でお金を生むことはできても、お金で時間を戻すことはできません。


長期に渡る積み立て、中期投資、短期的なトレード。投資にしても多くの商品の中から様々な手法で立ち回る選択肢だってあります。
もしかすると投資よりも先にやるべきことだってあるかもしれません。
投資は人生に変化を与えると思っていますし、新NISAだって十二分に利用すべき制度だと感じています。
ここまでの記事には分配金を再投資するという『複利』について触れてはいませんでした。それは損益通算ができないこと、利回り保証がないこと、当たり前ですが元本保証がないこともまたデメリットとして尚のこと考慮しなければならないからです。
リーマンショックやコロナショックなどの暴落前から積み立てを行っていた人と、以降から始めた人の場合だと、当然後者の方が多くのリターンを得れている相場となっており、そこに複利を含むと後者が更に多くのリターンを得る結果となります。
コロナ後から調整はあれどまだ暴落を知らない投資家の方も増えていると思います。年間の枠はあっても、積立金額の変更もできる。それだけでも大きくパフォーマンスを伸ばすことができますので、少しでもこの記事を読み多くのリスクを回避するための運用方法を検討するきっかけにしてもらえればと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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