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脱法ハーブの話

こんばんは、黒い薬草屋さんです。
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今回は、予告通り「脱法ハーブ」について書いていきたいと思います。
これはもう説明するまでもなく、「脱法」な「ハーブ」です。
法律をうまくすり抜けて製造されているドラッグのことで、
もし警察に見つかったとしても逮捕できないようになっています。

これには理由があって、1つの例として大麻があります。
まず大麻には「THC」という麻薬作用のある成分が含まれています。これは「大麻及び向精神薬取締法」という法律で明確に使用が禁止されている成分です。

でも、その裏を返せばTHCだけが違法なのであって、他の成分は違法ではありません。つまり、「THCによく似た成分」は違法ではないということです。

このTHCによく似た成分は、大麻とほぼ同じ作用を発揮します。
ですがそれは、似ているだけであって「THC自体」ではないのです。
THCでなければ、法律では裁けません。

もしもバレたとしても、法律が適用されないので完全犯罪の達成です。
恐ろしいことを考えつく人がいますよね。
このような脱法ハーブは2004年頃から欧州で流行し、日本では2010年頃から使用が活発になっています。

THCを使っていないので本物の大麻のような作用は発揮しませんが、興奮したり幻覚を見たりと効果は同じです。この効果のせいで脱法ハーブを使って交通事故を起こす人が多く、一時期は報道が繰り返されていました。

ですが!!!!!
ここまでされたら、法律がもちろん強化されます。
規制対象の成分が増えて、脱法ハーブが作られないように改正が進んでいます。今度こそ法律の勝利です!

……と、都合よくはいきませんでした。
規制対象が増えたからといって、実はまだまだ抜け道があります。
その抜け道をこっそりと探して、また脱法ハーブが作られていくんです。

古い脱法ハーブが違法になっても、いくらでも新しい脱法ハーブがあるから大丈夫と。

規制する→新しい脱法ハーブが作られる→規制する→脱法ハーブが作られる

壮大ないたちごっこが繰り広げられています。
警察の皆様、ご苦労様です……

こんな大騒動を起こしている脱法ハーブですが、どのような方法で売られているのかについてもご紹介したいと思います。

主にインターネットで売買されることも多いですが、神奈川県などでは
自販機での販売も確認されているそうで。大胆すぎてビックリです。

ただこれは、あくまで「お香・ハーブ」の自販機に見せかけています。
脱法ハーブを買いたい人はネットなどで情報を買い、自販機に行って購入するわけです。

自販機だったら、本物のハーブだと思って買ってしまう人もいそうですよね…
「普通のハーブだと思って使ったら麻薬でした」
逮捕された後にこんなことを言っても、言い訳にしか聞こえません。

たまたま自販機を見つけてしまった、不運な人がいないことを祈ります。

さて、今回は「脱法ハーブ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか!少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

次回は「検索してはいけない言葉」についてご紹介します。
ホラーではなく、麻薬関係の話なのでご安心を。
次もどうぞ、ご付き合いください。

では、法律に抵触しない安全なライフを!

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