記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ジョン・ウォーターズ監督『ポリエステル』(81)のネタバレ映画感想文。 ■未DVD化■

△『ポリエステル』(1981/米) ■未DVD化■ 日本初公開日:1986/11/01


VHSビデオのジャケット写真

https://k-plus.biz/archives/22017


予告篇



海外の評価

米国Amazonのカスタマーレビュー

英国Amazonのカスタマーレビュー


・地方都市に暮らすアメリカの平均的?な家族(の崩壊と再生)を〈一段上のインテリ目線〉からおちょくった「シニカル(冷笑的)・コメディ」の△佳作

・主演は『ピンク・フラミンゴ』(72/米)で知られる「アメリカのマツコ・デラックス」ことディヴァイン(1945-1988)で、ポルノ専門映画館主の夫と反抗期の2人の子供(息子/娘)を持つ「フィッシュポー家」の専業主婦の役。


----------------------------------↓↓↓ネタバレ↓↓↓-----------------------------------

・本作で描かれる、「毒親」問題(=妻の実母)、夫の浮気(=後に離婚)、息子の異常性癖(=女の足を靴で踏み性的興奮)、娘の放蕩(=半グレ男との交際)など、様々な「アメリカ白人の平均的家族」の悩みを底意地の悪い〈一段上のインテリ目線〉から風刺。「映画に出てるバカと同じ目線で観客が楽しむ」コメディとしては全然おもんない(個人の感想)。アンチ(反)・ホームドラマ。

・原題の「ポリエステル」は、夫に若い女と浮気され、浮気現場のモーテルに主人公が親友のお掃除オバさんと駆けつけた時に女が言う「最高級のポリエステルの服も(フィッシュポーに)買ってもらったわ」というセリフから?
合成繊維・化学繊維=「不自然なつくりものの象徴(≠天然もの)」の意味か??

・中盤以降に登場する、離婚して一家離散状態のディヴァインにとっては「夢の男」であるドライブインシアターの館主が、娘(=ディヴァイン)にタカる「毒親」である実母と陰でつるんでいて一家を乗っ取ろうとする計画が、ワイドショーをにぎわしたサイコパスや『冷たい熱帯魚』を思わせる。

#ジョン・ウォーターズ #ディヴァイン #悪趣味 #アメリカ映画 #未DVD化 #ブラック・コメディ #親ガチャ #ガチャ家族 #ネタバレ #ピンク・フラミンゴ #映画感想文


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?