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すずめの戸締り 感想


最初に言っておくと、かなり人を選ぶと思います。それから地震災害の描写が苦手な方は要注意であり、その場合は映画館で見るより配信やレンタルなどを待った方が良いかもしれません。

新海誠本が手に入ったのは予想外でうれしかったです。300万人限定とのことでしたが、やはり全国に配られたら数にも限りがあるので欲しい人は早く劇場へ足を運びましょう。

パンフレットは800円くらいで1000円越えなかった優しさが私のお財布事情に響いております。

すずめの旅路の果てに僕らが受け取ったもの

今回ですが、簡単に言うと物語の舞台は九州で、主人公がとある事件をきっかけに、日本列島を西から東へと急な旅に行って、帰る話です。結構ファンタジー要素が強かったです。

映像は「君の名は」「天気の子」以上にレベルが上がり、かなり綺麗で見やすかったです。

愛媛、神戸、東京と様々な人との交流は見ていて楽しかったですし、その中でハラハラドキドキする様な展開が起こり目が離せませんでした。

最後もハッピーエンドで終わるのでスッキリして劇場を後にしました。

新海誠監督の最高傑作であり集大成であるとパンフレットに記載されておりましたが、確かにこれまでの新海監督の過去作品を思わせる様な描写がちょこちょこ見え隠れしていた様な気がします。

ネタバレなしで語るのは難しいが、人を選ぶ作品であることは確かです。まず震災を取り扱っているのでそう言った描写を見るのが苦手な人には向いておりません。

私個人の感想では、「劇場で観れて良かった。しかし私は天気の子の方が好き」です。

そこを説明するとネタバレ必須なので何か別の機会があれば何故そう思ったのか書いてみたいと思います。そしてこの映画では受け取るものが余りにも大きすぎてあと2~3回は見直したい気分です。

もしかすると何度か見たらまた感想が変わるかもしれないので、その後作品の解説記事などが書ければと思います。

とにかく「すずめの旅路の果てに僕ら観客が何かを受け取れたか」そこがこの映画のキーポイントになります。

今作は新海誠監督の難題へ挑戦する覚悟が見えています。

あとがき

この映画がオススメな人は新海誠監督作品のファンである方は楽しめますし、内容も分かりやすく、綺麗な映像で物語が走っていくので大衆向け映画とも言えます。

しかし、震災描写もあることからちょっとした覚悟も必要ですし、途中で停止することができない映画館は見送って配信やレンタル、ブルーレイ販売などを待った方が良いかもしれません。

それくらい監督の覚悟とやりたいことが伝わってきたので、映画館で観れたのは本当に良かったです。

ただし、私の中の新海誠監督の最高傑作は「天気の子」です。正直なところ天候をあそこまで美しく描けるのはすごいと思うのです。

もちろん「すずめの戸締り」でも美しい天候、風景、街並みはありました。とても良かったんです。しかし見ていて気持ちよかったのは「天気の子」が最高でした。

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