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プロローグ

ある、人見知りであがり症、人と関わることが苦手、心配性の負の部分ばかり持っている男の子が中学校に入ってからの物語。
小学校6年間は、スポーツも普通、勉強も普通、人間関係は平均よりちょい下で唯一誇れるのは6年間運動会のリレーの選手に選ばれ続けたことだ。
小学6年生のだけの市の小学校が集まって陸上大会が開催していて、
そこでも、100mの選手に選抜された。
しかし、大会の2か月ほど前に「ボキッ」と左ひじを骨折してしまった。
男の子は包帯ぐるぐる巻きで大会に出場し、その組で1位になってしまった。
走り終えた後周りの人は驚いた顔をして迎えられた。

中学生

1年生

小学校を卒業し、すぐに中学生になった。
先輩方の部活紹介を聞いていたが特に入りたいと思ったものはなかった。
しかし、最後に「陸上部を今年から創部します」と聞いた時これしかないと僕は思った。
陸上部のみ体験に行き入部した。
(後に知ることになるが顧問が優秀な人だということをまだ僕は知らない。)

 練習前に他の部員と話していたときに高校の話をしていた。
ある部員は「成績の推薦で高校に行く」、ある部員は「入試を受けて高校に行く」、そこで僕は「部活で高校から推薦をもらう」と断言した。

しかし、「どうやれば推薦を貰えるんだ?」と思っていた。
まぁ何とか何だろうとも思っていた。

正直ほとんどの部員は苦手というより嫌いな奴が多い。
同じ学校の人も嫌いな人のほうが断然多い。

今どきだが信頼している友達から教えてもらったのが
「僕は裏でひどいことを言われている」と。

別に僕がどんな風に言われていようがどうでも良いやと思った。
そんなことする奴ほど自分の足元が見れていないと考えた。
最終的には「くだらない」と思った。
そして、反面教師ということを考え僕はこうならないようにしようと考えた。
だって、周りから見たら醜いことしてる、馬鹿な人にしか見えないないんだもんw

このことで、僕は周りのことは気にしてたら生きていけないなと思った。

夏休み

中学生になって初めての夏休み。
部活に塾などの習い事をほぼ毎日。
(この夏休み主人公の人生を変える出来事が起きる)

部活の区大会が夏休みが始まってすぐにある。
そこで僕は、100m以外に100mHと4×100mリレーに出場する予定だ。

ピピピッ、ピピピッ
「37.9℃」体が重い、鼻が詰まってる、頭が痛い。
僕は夏風邪を引いた。それも、大会の1週間前に。
大会に出場したい気持ちが強く、食欲がなくても無理矢理食べ物を体の中にぶち込んだ。
野菜食べて、白米食べて、肉食べて、魚食べて、みそ汁飲んで。
そんでもって1日10時間睡眠。
そのおかげで大会2日前に復活した。

大会当日、この大会で自分の種目を発見した。

最初の種目100mH、鼻が詰まっていて、なんとなくしか練習していないハードル。
顧問からは全力で走れと言われたが僕にできるのか心配でしかない。

スタブロに足を置いた。
「セット・・・パンっ!!」
1着でゴールした。
ゴールしてから息切れがきつくて日陰で休んでいたら顧問から

「やったな!」

え、何言ってんのこの人?ってこの時は思ったしかし。

「大会記録更新したぞ!」

「えーーーーーーー」驚愕した。
喜びもあったが、自分の種目を見つけたられた方がうれしかった。
その後も、100m、リレーもしっかり走り切った。

もちろん、種目が終わった後、応援席で横になって寝ていた。

体育祭

定期試験を終え初めての体育祭、徒競走や綱引きなどの様々な競技をこなした。
最後にクラス対抗の選抜リレーが行われそこで僕は、アンカーを任された。
僕のクラスはもちろん、最下位w
他の同じチームの選ばれた選手も諦めていた。しかし、僕はまだ諦めていなかった。
1周200m、1位との差は80mほど。2位とはギリギリの接戦で僕のところにバトンが回ってきた。
僕は、2位の選手を抜き残すは1位。全力で走った(燃費も考えながら効率良く)。
残り50m、1位の選手とは5m程の差しかない。今しかないと全力を超えた全力を出した。
ゴールテープぎりぎりのところで

抜かしたーーーーーーー

その勢いでずずずずずず
盛大にこけたw

せっかく勝ったのに傷だらけw
「傷だらけの英雄? かっこいい?」

「かっこよくないわ」
「痛いわ」

体育祭が終わった後、他学年などたくさんの人に認知された。

この時、僕は初めて青春を感じた。
一つ上の先輩に一目惚れした。

LINEを交換した。

何回も一緒に帰って、夜中まで話していた。

何度か遊びもした。

しかし、僕はまだチェリーボーイで無垢なガキだ。

女性について何も知らない。

とりあえず、相手の話を聞いてしゃべっていた。


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