6.コンピュータのメリット ②時々違うこともできるNo.2
メモリの変数にはごみが入っている
おみくじの流れ図をJava言語で書いてみましょう。
日本語の変数名は使えないので、ローマ字で書きかえます。
mikuji←みくじ、kekka←けっか ですね。
メモリに変数をつくった時には、「ごみ」が入っています。
なので変数をつくったら、数字の変数には0など数字を、
文字の変数には””(空白)を最初に入れます。
これを「初期値」といい、入れないで呼び出すと、エラーになります。
Java言語で「変数」に乱数を入れよう
「みくじ」は数字なので、「数字の変数」をint(イント)型でつくります。さらに「みくじ」に乱数で0、1、2を入れます。
「乱数」はMath.random()に3をかけると、0、1、2をつくります。
プログラムでかける(かけ算)は「*(アスタリスク)」をつかいます。
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
int mikuji = Math.random()*3;
}
}
Java言語で「変数」を書いてみよう
「けっか」は文字が入るので、「文字の変数」をString(ストリング)型でつくります。「けっか」は文字型なので””(空白)を入れます。
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
int mikuji = Math.random()*3;
String kekka = "";
}
}
Java言語で「分岐」を書いてみよう
「分岐(ぶんき)」は「if(イフ)命令」をつかいます。
流れ図ではYesならを「then(ゼン:書きません)」、Noならを「else(エルス)」と書きます。
今回「Noなら」はやることがないので書きません(省略)。
また「みくじ=0か?」は「mikuji == 0」のように書き、「==」は等しいの意味です。
if(mikuji == 0){
kekka = "大吉";
}
または
if(mikuji == 0) kekka = "大吉";
とどちらでも良いです。
「分岐」を3つならべて書きます
「分岐(ぶんき)」を3つ書きます。
if(mikuji == 0) kekka = "大吉";
if(mikuji == 1) kekka = "吉";
if(mikuji == 2) kekka = "大凶";
となりますね。
println命令は改行される
つぎの「あなたの運勢は○○です」を2つに分けました。
よって表示も2行で書きます。
System.out.println("あなたの運勢は");
System.out.println(kekka + "です");
のように固定の文字は「"(ダブルコーテーション)」で囲んで、変数に「+」をつけると変数に続けて表示できます。
しかし、これを表示すると
あなたの運勢は
○○です と2行で表示されてしまいます。
表示のしかたは2種類ある
「println命令」では
あなたの運勢は
○○です と2行で表示されてしまいます。
なぜなら「println命令」は表示後、改行してしまいます。
そこで「print命令」をつかえば表示後、改行しません。
「あなたの運勢は○○です」と正しく表示されます。
System.out.print("あなたの運勢は");
System.out.println(kekka + "です");
このようにしてください。
Java言語で全体を書いてみよう
3つをつなげて書きましょう。
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
int mikuji = Math.random() * 3; ①
String kekka = ""; ②
if(mikuji == 0) kekka = "大吉"; ③
if(mikuji == 1) kekka = "吉"; ④
if(mikuji == 2) kekka = "大凶"; ⑤
System.out.print("あなたの運勢は"); ⑥
System.out.println(kekka + "です"); ⑦
}
}
では実際に動かしてみよう!