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なんでだろうシリーズ 化学調味料

「ねえねえ、味○素使うとヤバいんだって、どう思う?」

今回の記事も発端はこれでした。だいぶ以前の話ではありますが、我が妻の情報網、ぶっ飛んでる(汗)

結論として、我が家では基本「調味料(アミノ酸等)」を添加された商品や、そのものである化学調味料「グルタミン酸ナトリウム(以下グルソー)」を使いません。

グルタミン酸の旨味は日本発信の味覚文化。当然日本人の舌にも馴染むはずなのに我が家では排除しました。


なんでだろう?


ということで今回も始めていきますね。





グルタミン酸は昆布に多く含まれる必須アミノ酸の一種で、昆布出汁の旨味成分です。

乾燥させた昆布の表面にある白い粉、あれがその正体です。勿論煮出すともっと大量に出てきますね。

旨味はグルタミン酸とイノシン酸(通称核酸系、鰹節や椎茸の旨味成分)の相乗効果によってより強く感じると言われています。

天然の食材由来のグルタミン酸は、舌に残存することのない優しい味を感じます。他にいろいろ含まれる成分も相まってそうなるんだと思います。

ただ、単一成分を抜き出したグルソーはその限りではありません。

体感として、何と言うか、舌にダイレクトに主張しすぎる味が、長時間残存します。水やお茶を飲んでも中々消えません。

要するに強い刺激がそこにあるわけですね。

はい、いつものいきますよ。

さて、この刺激の厄介のところはそもそも日本人好みであるというところです。

異質な強い刺激なら気付きやすく拒絶もし易いのですが、なにせ幼少の頃から馴染んでいる刺激なためあまり抵抗を感じません。

そして、どんな粗悪品や腐りかけの食品ですら、この刺激により美味しく錯覚できてしまうのです。

不味いものでも美味しく食べれるのならそれで良いじゃないかという意見も有るでしょう。

ただ、そこは資本主義の恐ろしいところで、本来なら廃棄する食材の切れ端を用いて、食品添加物というマジックでそれっぽく形成し、グルソーで味付けして商品にします。

ニワトリのトサカを使って商品化された「ミートボール」で、廃棄物からビルが立ったというのは有名な話かと思います。

美味しければそれで良いという人は、それはそれで構わないと思います。ですが、我が家では色々な理由で使用しないことを決めました。


理由その① 味が単調になる

グルソーを取らない食生活を一週間ほどすればリセットされて分かるようになるのですが、本来種々の食材は繊細な色んな味を持っているんです。

そこにグルソーを添加すると、本当にグルソーの味しかしなくなる。重度のグルソー依存者は、グルソーがないと味を感じなくなるそうです。

なんだかそれは食材に申し訳ない気がするし、そもそもあの持続する味がどうも好きになれなかった。なので使いません。


理由その② 依存性がある?

当時は確信していなかったのでハテナを付けてますが、今なら依存性があると確信しています。

先述のグルソー依存者は知人なのですが、本当に味を感じなくて辛いそうです。世の中の味が一種類になったらなんだか寂しいと思いませんか?


理由その③ 毒性がある?

中華料理店症候群という言葉を聞いたことが有るでしょうか?グルソーを多用する中華料理を食べた後、頭痛や吐き気などの急性症状を呈するというものです。

一応販売元の圧力の元今は否定されていますが、受け付けない人は少量でも摂取すると発症するそうです。

そして慢性毒性として神経障害などが示唆されています。思考力の低下や易怒性なども言われているようです。

真偽のほどは定かではないですが、取らないに越したことはないなと結論付けました。



世に出回る色んな商品の原材料を見たことは有りますか?甘いものを除く商品の9割ほどには「調味料(アミノ酸等)」が添加されていることが確認できると思います。

なにせ受け入れの良い味なので、気付かぬうちに慢性的に依存状態に持ち込み、それなしでは満足出来ない味覚にしたり、徐々に健康を蝕むことによって他のマーケットを潤させたりします。

日本には世界に誇れる食文化、発酵食品が多々あります。それらは美味しいだけでなく、菌活にも良い。

どうせなら体が喜ぶ美味しさで健康を目指してみませんか?

味噌汁なら免疫力も高めることが出来ますよ。

では、今回はこのあたりで。


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