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怒りっぽい人の特徴

怒りっぽい人は環境がつくる
ただし、こうした遺伝素因だけですべてが決まるわけではありません。

怒りっぽいかどうかに関しては、遺伝だけでなく、生まれ育った生活環境も大きく影響しています。

たとえば、子どもの頃の家庭環境。幼少時代に親から暴力を受けて育った人は、大人になってから自身も暴力を振るう傾向があります。また、職場や家庭で自分の境遇に不遇感や不満感を抱えている人は、「どうして自分ばかりこんな目に遭うんだ」といった思いをふくらませやすくなりますし、社会生活で疎外感を感じている人は「どうして自分はのけ者にされるんだ」といった思いをつのらせやすく、世間や社会に対して不満や怒りを抱えるようになる傾向があります。

それに、経済面の影響も無視できません。近年はじわじわと経済格差が広がってきていて、経済的に苦境に立たされる人が増えています。そういう人々の中には、やり場のない怒りや不満を抱えている人も多いでしょう。

このように、怒りっぽさには、その人がどんな環境で生まれ育ったか、その人がどんな環境で生活を続けてきたかも大きく影響することになります。

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