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e-SIM?WOWPASS?コロナ以降初渡韓される方へ韓国マニュアル

長い間コロナウイルス感染症に悩まされてきた世界。自国どころか、家から出ることさえ自粛を要請されていたような時期を経て、やっと落ち着いてきた2023年。私は2018年に中国・上海を訪れて以来の海外旅行をすることを決めました!

行き先は韓国!

余談ですが、私は第2次K-POPブーム(東方神起やBIG BANGなど)に数回渡韓する生活を送っていたのですが、その頃好きだったアイドルが兵役に行ってから韓国から遠ざかる生活となり、今回は約10年ぶりの渡韓。

出発までは心配事が多かったのですが、いざ出発するとその悩みは払拭されました。久しぶり、もしくは初めて韓国旅行をする方が今回のnoteを読んで少しでも安心できれば、と思っています。


◆思ったよりも何の準備もいらない

正直なところ、入国時点で有効残存期間が3か月以上あるパスポートさえあれば大丈夫。というスタンスでOK。

私が事前に調べた情報だと、必要なものは「Qコード(検疫情報事前入力システム)」と「K-ETA(電子渡航認証)」。そして帰国する際の「Visit JAPAN」。

私が渡韓したのは2023年8月末だったのですが、上記はいずれも「あればスムーズ」という感じでした。
というのも、2023年4月1日~2024年12月31日までは、韓国入国に際し「一時的な免除措置」が取られています。そのため、現在は「推奨」というレベルです。

(余談①)
K-ETAは入国ビザが免除されている国籍の渡航者に対して取得を義務付けていたものなので、将来的に必須になるのかもしれません。
有効期限が3年なので今取っておいても良いかもしれませんが、10,000ウォン(2024年1月時点で1,100円くらい)の手数料がかかるので、必要になったらで良いのでは?という印象。

(余談②)
Visit JAPANは、帰国する際の税関申告の時間短縮ができるため登録しておいた方がスムーズではあります。
帰りの飛行機で配られる税関申告書の記入が不要でかつ申告の際はQRコードとパスポートを機械にかざすだけで良いため、早く空港から出れます。
※私が帰国した際、紙の申告の人と30分ほどの差がありました。

◆変換プラグは持っていく

コンセントを使いたい場合は必要です!
なお、日系のホテルの場合、日本のコンセントがあることもあります。東横インは日本のコンセントでした。(ホテルのHPなどに書いてあります!)
なお、韓国はCタイプで100均のダイソーにも売っています。

また、韓国は電圧が220V、日本は100Vなのでヘアアイロンや充電器を使用する場合は電圧の確認が必要です。(基本的には機械本体に対応電圧が書いてあります。)もし対応していなければ、変換プラグと併せて変圧器が必要です。
ちなみにiPhoneの正規充電器は対応していました!

◆驚きのe-SIMの便利さ

海外旅行はWi-Fiを借りればいいと思ってた!e-SIMって何…!?
正直、旅行手配から旅行中までのすべての中で、このe-SIMの衝撃が一番大きかったです。

SIMカードを入れ替える必要もない。設定をするだけで韓国の電波が使えるようになるe-SIM。なんなら韓国で使える電話番号まで取得できるものもあります。
※対応していない機種もあります!

e-SIMの設定は事前に出来るので、当日は韓国に着いて電波を切り替えるだけ。Amazonなどで購入できるものもありますが、個人的にはコネストがおすすめです。他社と比べても価格が遜色なく、かつ電話番号付き。

購入後すぐにQRコードと設定方法がメールで送られてきて、読み取るだけなので本当に楽でぎりぎりでも購入OKです。

(余談)
auの世界データ定額など携帯会社によってはお得なプランがあるかもしれません。Softbank・ワイモバイルはプラン自体が高いのでe-SIMがおすすめです。(ショップの方もそう言ってました)

◆入国審査は怖くない

外国の入国審査ってドキドキしましたよね~~
外国人の審査官に「どういう目的なの?」と聞かれるような気がして。というかそう聞かれるよ、と色々な記事に書いてある。What’s the purpose of your visit?

実は、聞かれません。

手荷物検査(保安検査)も、入国審査も、かなりデジタル化。
入国審査ではとりあえずパスポートを審査官に差し出せばOK。審査官が受け取ったパスポートを機械にかざすと、日本のパスポートと認識して目の前にある機械が映像と日本語で説明してくれます。

ここにひとさし指を置いてね、次はこのカメラを見てね(本当にこの順です)、ただこれだけです。会話はしないで大丈夫。最後に審査官の方に「Thank you!」なのか「カムサハムニダ!」なのか、お礼が言えたらちょっと素敵な旅のはじまり感はあります。

なお、韓国にも外国人旅行客が増えているので、入国審査に並ぶ可能性はあるかも。8月の土曜に行ったときは1時間弱、12月の月曜に行ったときは10分程度でした。参考までに。

◆WOWPASSとTmoneyって何?必要?

・WOWPASSは「プリペイドカード」
・Tmoneyは「交通系ICカード」

別々に発行して使用することも可能だし、WOWPASSの1枚で2つの機能を使うことも可能です。(もちろん後者が断然便利)

韓国はクレジットカード社会になっています!もはや現金があまり要らない。現金の支払いは可能ですが、カード利用が圧倒的に便利なので「クレジットカード」もしくは「WOWPASS」の使用がおすすめ。

WOWPASSは専用の機械で発行(1パスポートにつき1枚のみ)し、ウォンでも日本円でもチャージ可能。特にカードを持てない人やスキミング被害が怖い人は発行したほうが良いです。

また、専用のアプリをダウンロードすれば現在の残金(ウォン、円どちらも表示あり)、これまでの使用履歴、換金レートが一目でわかります。
アプリにクレジットカードを登録すればカードでチャージが出来るようになり、わざわざ機械に立ち寄ってチャージする必要もありません。

(招待されるとチャージ額の0.5%キャッシュバック)
招待コード:6NGESUDH

※私も得します(⌒__⌒)

WOWPASSの機能として「Tmoney」を使う場合、WOWPASSのチャージとは別にTmoneyのチャージが必要です!
主要駅にTmoneyチャージ機(切符売り場のようなところ)があるので、そこでチャージします。Tmoneyの残高もWOWPASSアプリで確認可能。

ちなみにWOWPASS、仁川空港に機械はあるのですが「AREX」という電車に乗らない限り使えません。仁川-ソウル間をバスで移動する場合は使えず、その場合は主要駅や近隣の設置ホテルで発行すればOKです。
(ソウル市内の設置台数は多いので安心)

また、仁川空港の機械はWOWPASSにチャージしたお金を引き出すことが出来ません。帰国する前にお金を引き出したい場合は、ソウル市内で引き出してから空港へ戻ってね。ちなみに引き出すことが出来てもウォンのみです。
(私は1万5千円くらいWOWPASSに残したまま泣く泣く帰国しました)

WOWPASSに残ったお金は次回の旅行の際に使えるので、貯金と思えるポジティブさがあれば特に問題ありません。

◆余談のトコジラミ

正直、状況は日本とあまり変わりない。という印象です。

電車の椅子に座ってないらしい…とか韓国人も警戒しているような記事もたまに見ますが、そんな様子はありませんでした。トコジラミは冬はあまり活動をしないようなので、本当に心配なら冬の旅行が良いかもしれません。(ただ極寒です)

とはいえ、春以降はトコジラミの活動が活発になるようなので心配ですが、本当に心配であればモーテル(安価な宿)を避けるほか、予約サイトAgodaで「衛生プラス」マークがあるホテルなどを選ぶほうが無難です。

日本にもトコジラミはいますし、どんなに高級ホテルでも発生していると聞きます。ただ、日本のホテルでは発見した際にすぐに販売停止するので、そういう安心感から韓国でも日系のホテルを選択するのも良いかも。

ちなみに明るいところには出てこないようなので、電気をつけてアイマスクで寝る!も良い手だと思います!心配してばかりだと楽しい気分になれないので、私はこの手で乗り切りました!

◆余談の便利なアプリ

・NAVERマップ ※でも最近はGoogleマップも有能
・Papago
・Subway KOREA

韓国って、GoogleよりもNAVERのシェアが高い国なんですよね。世界的にもちょっと珍しいです。最近はGoogleのシェアも増えてきていますが、最新の情報はNAVERの方が確実なのでどちらもあった方が便利です。

Papagoは翻訳アプリ!
聞き取り翻訳のほか、文字を撮影すると翻訳してくれるので、困った時に使えます。

Subway KOREAは電車の乗り換えや路線図を見ることのできるアプリです。ソウル市内だと意外と路線が多いので、これがないと迷子になるかもGoogleMAPでも乗り換え案内を出してくれますが、不正確です…

正直、韓国語がわからなくても問題なく過ごせましたし、極端な話ですが「ほぼ国内旅行」と言ってもいいくらい、不便さがありませんでした。

ちなみに昔の韓国旅行の印象で「トイレが汚い」と思っていた方!!(私)めちゃくちゃ改善されてますよ!

まだWOWPASSのお金が残っているので、次はいつ行こうか悩んでいるところです。




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