入社1ヶ月で34人のメンバーと1on1したら滑り出し最高だった話
こんにちは、カミナシのプロダクトデザインユニットにジョインしました、もってぃー(@87_lab)です。
みなさん、転職時の人間関係構築どうしてますか?
デザイナー歴二十年、受託からインハウス / 実務から起業まで色々と経験させていただきましたが、実はスタートアップへの中途入社は初!おまけに人見知り!その上、福岡在住(3年前に東京から帰ってきました)の遠隔リモート勤務!ということで、実のところ今回は「人間関係構築どうしよ…」的な不安の大きい転職でした。
今回は、不器用デザイナーがカミナシ入社前後の1ヶ月間で実施したたくさんのメンバーとの1on1について、その準備から振り返りまでをお伝えします。
こんな人に届けたい
スタートアップへの転職を考えている / 控えている人
リモートワークでコミュニケーション課題を感じている人
1on1のやり方に悩んでいる人 / 1on1の意義を見失いかけている人
人見知り / 喋りに自信のないビジネスパーソン(is わたし)
カミナシに興味を持ってくれている人
転職の軸でもあった全社横断の誓い
前職は450名規模の上場ベンチャーでしたが、プロダクトとビジネス間の距離という点で、わたし自身の動き方に大きな反省点がありました。
そこで今回の転職では、デザイナーだけど(否"だから")顧客と事業の両方にガッツリコミットして貢献する!ということにこだわろうと思っていて、そのための一要素として、仲間の顔を覚えられる規模で垣根を越えて共創することが期待できる環境を希望していました。
環境を望んだからには「わたし人見知りなんで」とか言ってられないわけで、内定をいただいた数社の中からカミナシへのジョインを決意するや、「なるべく早くメンバーと交流をする機会を設けたいです」とお願いしました。
"はじめまして1on1"の準備
覚悟のリクエストと上長がくれた「おすすめリスト」
と上長にリクエストしたところ、デザイナー,PM,エンジニアに加えて、ボードメンバーやビジネスサイドの各部署のリーダーをおすすめとしてリストアップしてくれて、Slackで「1on1してあげてー」とお声がけまでいただきました(大感謝)。新参者は誰とお話すればいいのかわかりませんので、上長や古参の方にアドバイスをお願いするのが一番の近道です。
ドキドキの1on1依頼とセッティング
いただいたリストの方々に「ただいまご紹介にあずかりました…」と固いご挨拶などしつつ、ドキドキの1on1セッティングを開始。しかし、みなさん揃いも揃って「もちろんOKですよー!こちらこそありがとうございます!」とお返事くださって、本当にサクサクとセットできました。
さすが「全開オープン」&「外向きベクトル」をバリューに掲げるカミナシ。人見知り的には一番緊張のパートであると同時に、カルチャー理解の試金石にもなるのだなと思いました。
副産物として、各部署のSlackチャンネルでどんな会話がどんなトーンで行われているのかを見る機会にもなり、なんとなくの部署ごとの雰囲気も把握できたように思います。
1on1会場を作成
1on1もミーティングも誰かの貴重な時間をお預かりするものであるという方針で生きているので、今回の1on1についても初対面なりに最大限のアウトカムとインプットを生み出すべく準備をしました。
今回の1on1の目的は
の大きく3つでしたが、圧倒的に1を叶えたかったので、FigJamに設けたテンプレを事前に埋めることで予習をする運用にしました(情報が混乱することを防ぐため、一気に34人分書くのではなく、翌週にお会いする方について前週に予習するというペースにしました)。
"はじめまして1on1"の振り返り
とにかく今回は「お相手を知る!」をテーマに掲げて、
自己紹介Notionから共感できて興味津々なポイントを書き出す
付箋ベースでの会話がアイスブレイクも兼ねる
「あなたを知りたいんだ!!!」を伝えたい
何を担当していてどんな思いで働いているかを聞き取る
事業理解につなげるのは次でいい
に注力しました。以下、気付きです。
共感ポイントは必ずある
(弊社が理念経営の徹底した会社であることも影響しているとは思いますが、そうでなくてもおそらく)共感ポイントが何一つない人はいないと思います。そして共感ポイントは見つけるととても嬉しいし安心します。このワークだけでも十分に入社直後のメンタルの支えになりそうです。
弟子入りの心で好奇心をもって
1on1のマインドセットは、基本的にユーザーインタビューのそれと同じだと思っています。つまり、ラポール形成を大事にして、弟子入りのつもりで興味とリスペクトをもって深堀りしまくる、という心構えが必要だなと改めて思いました(1on1に限った話ではないですけれども)。
時間配分にこだわらない
目的はあくまでも相手を知ることなので、アジェンダの消化は二の次三の次。相手のペースに委ねて傾聴に注力しました。進め方として良かったと思っています。
準備が人見知りを救う
緊張しーの人見知りに丸腰は禁物。FigJam会場や予習付箋はお話の糸口として有効でしたし、心の支えとしても最高でした。
"知っていること"の増加に比例して緊張も解ける
同じ部署の別の人と既に喋ったとか、隣接業務について昨日教えてもらったとか、知っていることが増えると緊張が軽減します。それもこれも、初心者にもわかりやすく説明してくれたみなさんのおかげ…総じて心理的安全性が爆上がりしました。
1on1後にお礼+αのメッセージ
「話してくれてありがとう」というお礼と、営業の方のフォローアップメール的な次につなげたい気持ちを伝えるべく、全員に必ずSlackを送りました。何人かの方とは、次の会話や交流に繋がりました。
まとめ
結論、入社前後の特に他部署の方との1on1は良い作用しかないので、強く推奨したいです!入社して4ヶ月が経過しましたが、その効果は今も続いているように思います。例としては
親近感の向上
Slackやオフィスで見かけたときにモジモジせず積極的にアクションできる
新しい環境で"知ってる人"がいる喜び!
覚えてもらえる・印象に残る
初めてお話する方に「なんかすごい1on1する人って噂聞きました」と何度か言っていただけたりしました笑
他部門とアクセスしたいときに初手として1on1でお話した方に相談できる
逆に相談してもらえることもあって嬉しい
Ops設計や社内施策のヒントが満載
実際いくつか運用をはじめました
などがありますが、総じて
が、一番の効果だと感じました。そしてこれは、初回の割には深い会話をすることができる1on1ならではの1対他では得られないメリットだと思います。
1on1もミーティングも、テーマとそれに即した設計があれば最強のコミュニケーション手段です。逆に、"なんとなく"やってしまうとただのコストになり下がってしまうので、今後もしっかり運用していきます!
そして、相手あっての1on1やミーティングでして、そもそも弊社の全開オープンマインドには入社直後からずいぶんと助けられています。カルチャーフィットの答え合わせとしてもオススメしたいです。