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私は生きてても良い存在だと教えてくれた人たちへ

多くの企業が今日は仕事納めの様です。
福祉の世界は365日納まらないのですが
一応、私たちの仕事納めは明日です。

利用者の方々は今日まで通所でした。
みんなで大掃除をし
それから年賀状の書き合いっこをしました( ´ ▽ ` )

その人を想って
どのイラストにするのか選んで
ひとことメッセージを手書きする。
そしてそれを箱に入れて
帰りに皆さんにNoriko郵便屋さんが配る。

『年賀状を誰かに書くのが初めてです』と
ある方は言われました。

子どもの時からずっと1人。
友達と言える人がいなかった。

ある方は
小学生から不登校になって
ずっと引きこもり、
誰かと喋るのも
誰かの話を聞くのも何十年ぶりと言われ
『自分にどんな言葉が来るのかワクワクする』
そんな風に言われました。

思っていなかったのですが
皆さんが私にも書いてくださって。

『自分の過去を話してくれて
それを聞いて私も働けるかもしれないと思うことが出来ました』

『いつも優しく説明してくれたり、楽しい話やゲームを考えてくれてありがとうございました』

『ここに通うことが出来て嬉しいです』

こんな私が誰かの心にあって
何だかとても嬉しい。

『良いお年を』
そうやって最後の終礼を終えて
事務所に戻ってくると
ある方がドアをノックして
言われました。
『初めて言いました、またね、良いお年をって』と。

そこには沢山の優しい言葉があって
帰りの車でボロ泣きしてしまいました。

そうだよね。
『またね』って
相手を想って
相手も自分を想っているって基本が無いと
言えないのかもしれない言葉。

私はこの3年間で沢山のことを
教えてもらった。
人の弱さや
エゴや、どうしようもない怒り。
それと同時に
自分が社会の1つとして
何かしたい
働きたいと言う気持ちも
自分が経験したから痛いくらいに分かる。
出来ない自分を責めたり
社会を恨んだり
色んな事に絡まれながらも
崖を這い上がるような気持ちで生きた事。

何だか自分が背中を押しているんだか
押されているんだか。

笑って『またね』が言える事が幸せだって
知ってる事が
既に凄いんだよ。

娘を
息子を
胸に抱いた時
私が生きている価値を感じる事が出来ました。
生き残った意味を疑わなくなりました。

そして今、
高い志など無く、飛び込んだ福祉の世界だけれど
私が生きてていいんだという事を
改めて教えてもらった様に思います。

そして、今日、
私が初めて出会い、介助をした
聴覚障害の方が天に召されました。
手話でなく、ジェスチャーだった私に
和かに微笑んでくださった方。

20日に『またね』とお別れしたのが最後でした。
笑って『またね』
皆さんの記憶の一部になれて
本当に幸せなのは私の方です。


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