一寸法師のお椀より小さな私の心がガシャんと割れたので、これを機に新い器が新調されればと願う

心って広くなるんだろうかと
思ったことがあります。
心が狭い人っていますよね…💦
私もそんな1人で生身の人間で
大した器も無く広く澄んだ心はあいにく持ち合わせてない様ですが、
それはずーーーっとって訳でもありません。
メンタルが落ちていたり疲れていたり、
やっぱり心に余裕がないと、
器は一寸法師のお椀以上に小さくなるし、
花火の後の様な霞がかかったか、
もやっとした心になってしまいます。

今日は『どんなに私の心がちいせぇか』って事を暴露しようかと思います。
もう今までも晒しちゃいましたけどね（笑）
子育てには成功もあれば失敗もあって、
どっちかって言うと失敗が多いかなぁって事を
晒しちゃうのです．

私をnoteで知る人はきっと
私の事を子育てが素敵なママさん🌟と
思っていらっしゃるのではないでしょうか。
有難くも、それも間違いではありません。
一部正解だと思います。

私は私の子育てを全て良しとは思えませんが、
多数決でなく、consensus（合意形成）で
行う良さを取り入れています。

日本は民主主義であり、どうしても多数決で決める事が多いと思いますが、少数意見の中にこそ大切な事があるのではないかと私は思っているからです。
また最初から否定やダメという事も嫌いです。
やってみなきゃ分からない、それも大切にしたいと思っています。

でもそれと同時に
私はパニック障害でもあるし、拒食症も精神疾患も完治してはいません。

現に何かとてもショックな事が起きると、
気持ちが悪くなるまで食べてしまう過食を止める事が出来ませんし、自分でもよく分からないけれど嗚咽が出る迄泣いてしまうと言う時もあります。
年に2回くらいでしょうか。
今でこそ13歳の娘は母の病気を理解してくれています。

この前の過食の時も
『一旦、お箸を置こうよ』と娘から言われるまで自分が永遠と食べ続けていた事に気が付きませんでした。
『食べれるの？』と聞いたら
『分からないけど良いの』と食べて続けていたそうで、お箸を置くと途端にわんわんと泣き始めたと言うのです。

もうこれはpsychoでしかありません。
自分でもどうしてそんな事をしたのか分からないし、記憶はあいまいだし、本当に娘に申し訳ない事をしたと思います。

これでは私が祖母のケアをしていた時と全く同じではないかと、それを自分の娘に課しているのは本当に情けない事と思います。

この件に関してのトリガーは既に分かっていて、それに関して私と子ども達2人とで既にに話し合いをしています。

理由、
それは本当にミジンコの様な些細な事です。
『はぁそんなことか』と思われるような事。

きっかけは息子の話からでした。

小学5年になって
彼は定期的に学校を休むようになりました。
ずっと行きたくないと言う訳でもなく、
数か月に時々『お腹が痛い』とか『足が痛い』など言い休むようになったのです。
私自身学校に、しゃにむに行きなさい！って訳でもないので、彼は彼なりに理由があるんだろうと思って彼の言う様にしてきました。

いつか話してくれたらいいな、と思いながら。

彼が話したのは突然でしたが理由は
『学校の友達の俺以外がフォートナイトをしていて、休み時間の話はそればかり」だと言うのです。
フォートナイトとはゲームの事で
我が家にはゲーム機が全くありません。

今までに誕生日、
クリスマスと幾度となく任天堂スイッチを買うか否かという事を悩んできた彼ですが、
結局『買ってまでもゲームには興味が無い』と言う事で今まで無かったのです。

でもコロナになって外遊びが出来なくなり
休み時間は話すだけになった時、
友達の話題がフォートナイトだけらしいのです。違う話を友達としていても、違う友達が合流してきてゲームの話にすり替わる。
その度に話が分からなくてその場を立ち去るしかないと。
酷い時は『○○くんはゲームを知らないからあっち行ってて』と言われるんだと。

それを聞いて私は
息子にどうしたいか聞きました。
貯めてる貯金でゲーム機やソフトを買う事も出来る。
タブレットに入れてゲームをする事も出来る。
母はゲーム全てに関してアンチではない。

ただ憂うのは、
携帯の使い方として
君が一日中言われないと
携帯でジャンプを読んでいる事であるという事。遠視弱視と言うハンデがありつつも
眼鏡もせず、注意されなければ朝から寝るまで、ソファで携帯ばかり見ている様な君に、今ゲームを渡してしまったらどうなるか想像してみて欲しい。
母は規制を引くのは嫌いだ。
自分で決めて守り、コントロール出来るようになれる自信があるのなら、ゲームもいいと思う。

大切な人を心配し思う気持ちが懸念点であるという事を伝えました。

そう言うと、彼は半日考えて『コントロール出来るので、ゲームをしたい』と言いました。

そもそもフォートナイトは
13歳以上からとなっていますが、
そんな決まりは本当にクソの様に
世界中の子ども達によって破られ無視されているのですね。
守っている子がはぶかれる、
そんなアホらしい事がまかり通る事が実に忌々しく思いました。

まぁそんなこんなでタブレットにフォートナイトを入れました。
それで彼の目の事もあり、1日1時間がマックスプレイする時間と言う事になったのです。

でも
人は大人も子どもも変わらず、
そうそう日常と言うものを変える事は出来ませんでした。

彼はゲームをした後も
私に隠れてこそこそと携帯を見続けていたのです。
本人は隠れているつもりでも、
親と言うのは恐ろしいもので
子どもが何をしているのか、透き通って見抜けてしまうのですね。

私の目線が息子にそそがれる度に、
娘が息子に赤信号を出していました。
『やめときなよ』『約束でしょ』と。
でも息子は私のカミナリが落ちない事を幸いに
辞めなかったのです。

とうとう、
私の小さい器がガシャンと割れました。

息子がこそこそと隠れて見ていた携帯を取り上げ、
『君自身が決めた事を君が平気で嘘をつき、破り、それでいて悪いとさえも思っていない態度に母は心底傷付いたし、君を信じようと思っていた気持ちが壊れてしまった』と伝えました。

彼は謝罪も無く
1言も発することなく1日を過ごしました。
私は家のタブレット2つのパスワードを変え、
彼の携帯を仕舞いました。

自分でコントロール出来ずに人に迷惑をかけ、
ウソをつく必要があるのは依存と言います。
その事も2人には伝えていました。
それが無いと生活が出来ないし、
生活そのものが疎かになる、自分で自分の気持ちをコントロール出来なくなる程、それに支配されてしまうのが依存なのだと。
それは酒もたばこも、ゲームも同じ事である事。

人には沢山依存していい。
ただ大切な事は依存先が沢山あるという事が
大切で、たった1人に依存すれば、それは執着になってしまう。
〇さんもいる、□さんもいる、△さんもいる、
それならば選択肢になるし相手も重たく感じる事は無いけれど、
それは携帯やゲームも同じ。
暇な時にやる事がそれだけしかないのならばそれは依存。
そうでなく、本を読む、話す、テレビを見る、さんぽをする、選択肢が多ければ多いほど依存では無くなる。

『自分でコントロール出来る』
と言った息子を信じ、見事にそれはウソであり、その事で私の器はガシャンと壊れ
プツンと切れてしまい、
過食になり運転中にいきなり泣いてしまったり、眠れなくてがばがばと薬を飲んでしまう結果になりました。
娘に心配を掛けたくないので、極力、家では元気に振舞っていました。

携帯を取り上げ、
仕舞ったのは私の本心ではない事を息子は知っています。
なぜなら、出来なかった時の自分への罰として、そうしていいと私に言ったからです。
でも母として、それをしなきゃならなかった気持ちを考えてくれよと泣きました。
嫌な事をしなきゃならない私の気持ちを考えてくれ。

息子は黙っていましたが、
それから冷戦が続いています。
タブレットもパスワードがかかったままですし、携帯もしまったまま。

このやりきれなさは、
どう収束したら良いのかいまだに分からずにいます。
もうね、母としてと言うより、
人としてウソは嫌いなのだよ。
自分で決めたことを守れないようなら、
最初から決める事はないのだよ。
それに目の事も私の目じゃぁないのだから、
ゲームしようと、
1日中携帯見ようと私の知った事ではないのだよ。君が大きくなった頃には医学の進歩で視力もどうにかなっているだろうしね。

何が悲しいってね、
『ごめん』が言えないってのが一番悲しいよ。
人の気持ちが分からないなら、
どれだけ凄い数式が分かったって、
母はちっとも嬉しくないよ。
君が反抗期で素直に言えないのも分かるけれど、それはそれ。
言わなきゃならない時があるんだ。
筋を通せよ。

そんなこんなで私は本当に、
へっぽこの子育てをしています。
子ども達も可愛いし、大切だけれど、いつもいつも竹の様にまっすぐ伸びている訳でもありません。
それに私も同じように
でーーーんと構えている訳でもないのです。

小さなちいさな
いつ割れてもおかしくないような
そんな心の器で子育てしています。

新い器は手捻りで分厚く作ってやろうかと思います。

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