三好達治『山果集』から学ぶ①「仔羊」
初めて、誰かの詩をまるっと「うつし」た。
ただ写すというものではない。
校正のようにペンを入れていく。表現に込められた意味を真摯に考察し、参考にできそうな技法を吸収していくのが目的である。
仔羊『山果集』の、一番目の詩。
この詩から学んだことは「意味によって表記を変えてみる」こと。
小説や記事の書き方では「漢字の表記は統一させましょう」とよく説かれる。もちろん小説でも必要であれば、意味や登場人物の年齢によって表記を変えたりするだろう。
しかしこの詩とじっくり向き合ってみると