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夏の執筆BGM④~情熱的な作品のとき~

①から③までは1つのアーティストに絞っていたが、今回は国も違う曲を3曲並べていく。


踊りたくなるようなジーグ

軽々として勇ましいアイルランド音楽、ジーグ。
夏の野を駆け回る動物をモチーフに書きたい日は、だいたいこんな曲を聴いている。
自由や自然への喜びを想像しながら、悠々と書くことができる。

ちょっとアンニュイなボサノヴァ

時々は執筆中も、歌詞のある曲を聴きたくなる。
そんな夏の日は、この「黒いオルフェ」一択。
冷房に疲れて窓を開けた時、熱風が吹いてくると、どんな作品を書いていてもこれが聴きたくなる。
聴くとむくむくとロマンチックな言葉が湧いてきて、思いもよらない恋物語が書けたりする。

冷酷さが見え隠れするタンゴ

ピアソラなら「リベルタンゴ」と言いたいところだが、私の夏のタンゴは「Escualo」である。
日本語にすると「鮫」。夏らしい題名だ。
歯のギラつく口を開くようなフレーズや、背びれを見せて忍び寄るような曲調、獲物の血が細くたなびくようなバイオリンの音……すべてが叙情的で、聴いていて飽きない。
棘のある詩や、悪役のいる物語を書く時に勧めたい。

情熱の夏は、音楽から!

書きたいという気持ちはあるけれど、何を書けば良いのやら──という夏は、ぜひ上記の3つを聴いてほしい。
きっと、アツい作品ができる。

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