見出し画像

【就職】新卒で産業保健師が難しい理由

男子看護学生の鳩ぽっぽです。
私は来年から産業保健師になる予定ですが、産業保健師に新卒で就職できるのはかなり難しいとされています。
今回はその理由と自分がやってきたことについて書いていきます。

画像1

新卒が難しい理由

新卒での産業保健師就職が難しい理由は以下の3つです。

<新卒採用している企業が少ない>
企業側としてはコスト面から考えて即戦力になる人材を必要とします。
新卒の場合、人材育成に時間と費用をかけていくため、コストがかかります。
そのため、基本大企業で、かつ新卒採用にメリットを見出せる企業でなければ、新卒採用枠を用意してくれません。
自分も採用情報を収集していましたが、ほとんどが中途採用で新卒採用枠のあるところは一つもありませんでした。

<新卒採用枠が非常に少ない>
これは産業保健師就職の全てにおいて言えますが、採用枠が非常に少ないです。
一般的には1〜2人、トヨタ規模の採用でも5人もいません。
この少ない採用枠に多くの人が募集してくるため、競争率が高くなります
必然的に内定確保が困難になりやすいです。
自分の知る先輩の話では数十倍の倍率で就活を勝ち抜いていくこともあるようです。

<景気に影響を受けやすい>
上記と少し関係してきますが、企業の人事は景気によって大きく影響されます。
産業保健師の場合、企業からするとコストカットの最有力候補です。
そのため、景気が悪くなったりすると新卒採用枠の減少などが起こり、就職そのものが困難となります。

画像2

新卒での産業保健師のなり方

では、どうすれば少しでも新卒で産業保健師になれる確率を上げられるのか。
そのためには以下のことが挙げられます。

<産業保健が有名な学校や教授のところで学ぶ>
産業保健師の求人は企業が対外的に出しているものよりも産業保健界隈でのやりとりが多いです。
普通の学校ではそのコネクションはないため、まずは繋がりのありそうな学校や教授のいるところに入り、アピールすることが必要です。
その学校に入らなかったとしても、学会や研修などでその界隈の人達とつながりを持つこともできると思います。
具体的には産業衛生学会や産業看護学会、それらの学会主催の研修会、産業保健センターの研修会などがあります。
就職を目指す人は是非行っておきましょう。

<企業に直接問い合わせる>
企業探しは学校に来るもの以外にももちろんするのですが、その際、公募されていないからと言う判断で除外するのは少しもったいないです。
実際にそこの企業の人事部や採用担当に電話やメールなどで新卒採用をしていないか確認してみましょう
場合によっては就職試験を受けさせてもらえたり、特別に枠を設けてもらえることもあります。
可能性はかなり低いですが、やってみる余地はあると思います。

<希望地域を広範囲にする>
これは人にもよりますが、就職希望地に関しては全国にした方が採用率は高まります。
単純に受けられる企業数も増えますし、企業側としても自由に配属可能な方が都合はいいです。
もし、特に勤め先の希望がなければ、全国規模で考えていきましょう。

<資格や経験をアピールする>
これはあくまでもプラスアルファの話ですが、他の就活生とは違ったアピールポイントとして、産業保健に関係する資格や経験があると注目してもらえる可能性があります。
心理やカウンセリング系の資格や健診などの予防業務をバイトなどで経験したなどが挙げられます。
もしくは、現在その資格取得に向けて勉強しているなどの発言も十分アピールになるので、調べてやってみてください。

また、産業保健師の就活に関しては詳細のリンクを最後に貼っておきますので参考にしてください

画像3

まとめ

新卒での産業保健師はかなり厳しいことがわかったと思います。
しかし、可能性はゼロではありません。
実際、自分も新卒ですが、産業保健師の内定を頂いています。
上記のことや自分が以前挙げた保健師の就活に書かれていることをやり、産業保健師を目指して下さい!

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
産業保健師の就活の流れ→https://note.com/810poppo/n/nbd176d46709b

産業保健に強い学校はどこ?→https://note.com/810poppo/n/n23c8bc504c67

産業保健師になれなかったとき→https://note.com/810poppo/n/nb923ae0e973f
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後に、記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!もし、ご意見やご質問、改善点、ご希望のテーマがごさいましたら、よろしくお願いいたします。フィードバックしてよりよくしていきたいと思っております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?