7 STORIES なかむらしんのすけ

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7 STORIES なかむらしんのすけ

閲覧、ありがとうございます! 7 STORIESを運営している、なかむらしんのすけです! 元小学校の教員、現在は子どもの教育に関わる仕事をしており、noteでは子どもの教育や知育向けに、お話を展開しいきます! 素直な感想、お待ちしています☺️

最近の記事

Alphabet Zoo

■対象年齢 7歳から10歳 ★YouTubeで読み上げをしています! https://youtu.be/5aiN22KJwEQ?si=nO_pLzbBpE4K-3Wo

    • 朝活スタート!? セイ校長

      セイ校長「おはようございます!」 と門の前で子どもたちを出迎えるのは、今年の4月から着任した新任の校長先生、セイ先生です。 登校してくる子どもたちに声をかけます。 セイ校長:「おはようございます!」 子ども:「おはようございます。」 セイ校長:「どうしたの?元気がなさそうだけど?」 子ども:「朝ごはんを食べていなくて。」 セイ校長:「朝ごはんを食べないのはよくないよ。元気が出ないよ。」 子ども:「ごめんなさい。でも時間がなくて。」 そう言って、子どもは歩いて行きます。セ

      • しろぶたのアネ

        • 「ピンクいろのシカとやさしさのはなたば」

          桜が咲く季節に、ピンク色の鹿のローザが生まれました。 今日のローザは、森へお出かけです。森には、たくさんの動物がいます。 ローザは、見慣れない動物だったので、他の動物から警戒して見つめられていました。 「こんにちは。」 と、あいさつが聞こえてきました。ローザは、後ろを向くと、青いウサギと、緑のリスがいました。 「こんにちは。」 ローザもあいさつをしました。あいさつのあとは、 みんなでたくさんお話をしました。 ある日、ローザはふるさとの森へ帰ると、何やら、シカたちが集

          デミ夫人の一日(1日目)

          ■対象年齢 7歳から9歳 ★YouTubeで読み上げています。 https://youtu.be/ThIc2Oa2FJU?si=8TlpQ_KIhqukuu8G

          デミ夫人の一日(1日目)

          メガトンじいさん

          メガトンじいさん 「あのおじいさん、怖いよね。」 町に住む子供たちの間で、メガトンじいさんとして知られる町内会長がいました。彼は怖い顔つきと強靭な体で有名で、通りかかる人々には少し怖がられていました。今日も彼は横断歩道で交通安全を見守っています。 「でも、あの横断歩道を渡らないと学校に遅れるよ。」 毎日、ユウはメガトンじいさんの姿を見るたびに心臓がドキドキしていました。 ある日、ユウはいつものように横断歩道にやって来ました。 「今日もメガトンじいさんがいる。でも、

          マジカルくまたん

          ある町に、くまたんが住んでいました。くまたんはいつも優しい笑顔で、みんなに親しまれていました。 みんなのために、もっとできることを考えていたくまたんは、町はずれに住んでいる魔法使いのおばあちゃんに相談しました。するとおばあちゃんは儀式を行い、くまたんは、不思議な魔法を身につけました。自分のお腹触ると、なんとくまたんはモップに変身してしまったのです! モップになる魔法ができるようになってからのくまさんは、街のあちこちを掃除し始めました。モップだけで掃除をしていたので、子ども

          おかんに聞いてみよ。

          小学4年生の中村くん。 熱が出ていたので、久しぶりの学校へ登校した。 久しぶりの算数の時間は、図形の話だった。 すると先生は、「面積について、調べてきてください。」と宿題を言っていた。 「面積って何やろ?お母さんに聞いてみよ。」 滅多におかんに勉強の話を聞かない。 が、久しぶりの学校で、わからない単元の話だったので、珍しく訪ねてみようと思った。 帰宅。 「おかえり、早よ宿題しいや。」 「おかん。」 「何?」 「宿題、教えて。」 「珍しいな。何の宿題や?」

          モンキードライバー ヒラ

          「ラップ、ちょーだーい。」 お猿さんのドライバー、ヒラの甲高い声が聞こえてきました。 ヒラ、は左足が不自由ながらも、真面目に仕事へ取り組ます。 子どもたちが興味津々で見守る中ヒラに、 「足、どうしちゃったの?」 と、聞きました。 ヒラは自身の経験を語り始めます。 「昔、元気やってんけどな、ある日、事故で怪我をしてん。」 「それで、左足が不自由になってもうて。それでも、諦めずに運送の仕事をやってるんやわ。」 子どもたちの興味津々な視線がヒラに注がれます。 「なんで、仕事

          モンキードライバー ヒラ

          ハッピーバナナ

          ■対象年齢 3歳から6歳 ★YouTubeで読み上げもしています。 https://youtu.be/qXdfuIhgx9M?si=04aeiUWebjrmQdj2

          小さな靴

          「履いた靴をそろえなさい。」 「早紀ちゃんはいつもだね。」 と、お母さんが言うと、 「はーい。ごめんなさい。」 と、早紀は返事をしました。 部屋で着替えをしていた私は、しばらくして玄関に近づきました。すると、お母さんが登り口の奥にあった小さな靴を取り出して、じっと見つめているのでした。早紀は、 「お母さん、何しているの?」 と、声をかけようとしましたが、やめました。小さな靴を眺めるお母さんの様子は、とても異様に思えました。 その小さな靴は、病院で亡くなった妹の

          はてな?

          ?  だれかがよんでいる。 ?  だれかがよろこんでいる。 ?  だれかがほめてくれる。 ?  だれかがごはんをたべさせてくれる。 ?  だれかがおしめをかえてくれる。 ?  だれかがなぐさめてくれる。 ?  だれかがおなかとんとんしてくれる。 ?  だれかがささやいてくれる。 ?  だれかがだっこしてくれる。 ?  だれかがなにかをおしえてくれる。 ?  このひとたちはだれだろう? ?  まいにち、おせわしてくれる。 ?  まいにち、おはなししてくれ