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組織になる2

前回に引き続き、組織になる為の考え方や関係性を書いていこうと思います。

・前と後ろ
・物差し
・見方

前回書いた、上と下と同じ位によく使われる言葉として、前と後ろが使われます。

「前と後ろ」

組織になる中では、全体の流れを部署毎に行っていきますが、そうした中で部署から部署へ引渡すタイミングが有ります。その自部門が引受ける流れの前の部署、後の部署を前と後と言われます。

組織になる為には、引渡すタイミングが重要になります。経験値(製造業)では、引渡しには3点が重要となります。

製造業でなくても、捉え方の若干違う言葉で有ります。また、同じく組織でも担当部門では言葉が違う事もあるので、代表的な言葉で書いて行きます。

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・Q(QUALITY)
・C(COST)
・D(DELIVERY)

特にお金を顧客から、頂くにはこの3点が全て重要になります。製造業では当たり前の言葉ですが、物作り以外にも置換えて使えるので、覚えておく言葉にして下さい。

Q (Qualityクオリティ:品質・仕様等)

どんな物なのかを、表しています。何を作り何でお金を頂くのか!明確に売る側・買う側の両者が合意した品質や仕様を表しています。どんな業界でも基本的には存在するのですが、なれ合いの中ウヤムヤに進まざるを得ない中小企業は少くなくいです。

きちんとビジネスパートナーとしての付き合いであれば、きちんと整えておく事をお勧めします。大企業であれば有って当然ですが、中小同士の場合は無い事もあり馴れ合いの末にトラブルになる事が度々ありますね!これも追加あれも追加なんてことにならないように整えていきましょう。

決まっていないのに、組織内で後よろしく!なんて企業も多く有りますが、どこが行う事なのか、組織として動くには何処が行う事なのかをしっかりと考え、あるべき姿を共有していきましょう。

この様に、自分の組織・自分の所属・自分のチームに必要となる品質・仕様が揃っているか、要求しているかを、再確認します。前が行う事を明確にする事で、組織間をスムーズに引き継げる様にしていきます。

C (Costコスト:仕入・社内コスト等)

意外にも、売っている金額の内訳を理解していない会社が多いです。買ってもらえる金額で売る会社等を見ると、かなり余裕のある会社だと感じます。

今までにあった事で話をすると、売れば売る程赤字が大きくなる(逆鞘)状態等、根拠の無い金額で商売をし結果苦しむ事が起きない様にします。

内訳からどのぐらいが、自部門で使用出来るかは分かります。そうした、目安となる指標がある事でコスト目標がハッキリとしてきます。

指標は、その組織毎に特徴、考え方、使い方があります。共有する為に準備する事で、組織として動く目安が決まってきます。

D (Deliveryデリバリー:納期、期限等)

納期=お客様から言われた納期と捉える方が多いですが、調整や交渉は行っていますか?
ここで書いてきたQ・C・Dについては、お客様と打合せして決める内容です。

契約書としての決まりは、発注者・受注者が納得し契約する事です。
そして、契約した内容を破らないのが当たり前です。
ギリギリで納期の変更してないですか?
契約前に分かっていれば、お金で買えない信用をなくさない企業になります。

守れる契約を行い、安心感を与える企業になりましょう。

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「物差し」

組織として動ける様になるには、様々な物差しが必要となってきます。
この物差しによって、『計画を立てる』『途中で予測する』『結果を評価する』等、様々な事を測れる様になってきます。

組織毎に基準は違いますが、スケジュールを立てる等の日程計画を立てる際は、直接の日程だけではなく必要とされる間接で必要となる日程も基準を持って進めます。

この様な物差し=基準を準備し、
・P(計画)・・・基準を使い計画を立てる
・D(実行)・・・計画通りに実施する
・C(確認)・・・計画通りに出来たか評価する
・A(対策)・・・遅れた・余裕過ぎた部分の基準を修正する
を行い、物差しの精度を上げて使える物差しに成長させていきます。

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組織としての特徴が見える様になり、組織の強みに磨きをかけるキッカケになる場合もあります。
この様な組織の中での物差しを作る事で、一定の評価等が行い易くなり現状を良い方向へ導きやくします。

「見方」

この組織になる記事全ての部分に共通して必要な事です。
自分が直接関係する事に関しては、視野が狭くなることが有ります。
上と下の視点・前と後の視点・経営者の視点・従業員の視点・外部からの視点等、色々な角度から見る事によって視野が狭くならない様にします。

せっかくの強みを弱くしない・強みを見つけ磨きをかけた組織を作っていきましょう。
必要とされる・向上心を持てる・未来ある組織を作り上げて行く、
そんな組織が一つでも多く出来る手伝いを経験して行きたいです。



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