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"光と波の意識の理論"とシンプルな心の癒し

私は心理学者ではないし、精神科医でも、認定カウンセラーでもありません。

重症PTSDを20年患い、自力でほぼほぼ回復出来た1人のクライアントです。

ただ、普通のクライアントと違うのは、私が自身の精神科医になるべく、20年以上の歳月をかけて、1300冊の本を読み、通信制の大学で心理学を学び、数々の心理学のワークショップに参加したり、あらゆるヒーリングを受けたり習ったり、ボディーヒーリング、スピリチュアル系問わず、気になったものは何んでも試してきて、それらから得られた知見が膨大にあり、経験も豊富にあるところです。



つい最近、『光と波の意識の理論』と心の癒しについて、考察をまとめる機会となる出来事が生じました。

ふと、昔読んでいた専門書に
「PTSDを生じている心は"凍結した光"である」
と書いてあったことも思い出しました。

読んだ本の記録は、リストにして全て残していました。
しかし、調べてみると、またもや重要な内容の本は絶版になっておりました。何冊も何冊も・・・。


そして、WEBには"意識を構成するもの"についての面白い論文があるのに、あまり注目されず、地味に存在しているのも見つけました。

それらの情報をかき集めたら、レアな内容のnoteが出来あがりました。


『光と波の意識の理論』と心の癒しについて、雑な解説をしているサイトはあるのですが、丁寧に詳細を書いているサイトは見つかりません。もちろん本もありません。
そこで、私がちょっくら、まとめてみることにしました。


心の癒し』については、誰でも出来る究極的にシンプルなワークを1つだけ紹介します。



なお、スピリチュアル系の話題については、出来る限り排除するようにしました。


【注意書き】

量子と心については、諸説あり、まだ「これが正しい」というものは確定していません。私も何冊も本を読みましたが、本記事では私が推している説を採用しました。
別の説を信奉している方もいると思いますが、ここで論争をしても不毛なだけですから、あくまでも本記事は私見であることを、ご理解いただきたいと思います。

本記事で一番伝えたい部分は『心の癒しの実践方法』で『量子と心』の話は、前置きです。



量子と心


まずは「心とは何か?」「心は何で出来ているのか?」について、考えを巡らせたいと思います。


私達の「心」は見えないけれど、存在します。

宇宙に存在するものならば、心も何らかの物質で構成されているはずです。
量子のような極微の物質で構成されていることは十分考えられます。

(1)量子ってなあに?

 量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作っている原子そのものや、原子を形作っているさらに小さな電子・中性子・陽子といったものが代表選手です。光を粒子としてみたときの光子やニュートリノやクォーク、ミュオンなどといった素粒子も量子に含まれます。
 量子の世界は、原子や分子といったナノサイズ(1メートルの10億分の1)あるいはそれよりも小さな世界です。このような極めて小さな世界では、私たちの身の回りにある物理法則(ニュートン力学や電磁気学)は通用せず、「量子力学」というとても不思議な法則に従っています。

文部科学省のサイトより

「量子脳理論」なるものが提唱されるのは、当然の成り行きでした。

この分野で最も有名な本は

でしょう。

タイトル、コンテンツから、いかにも小難しそうに思える本だが、竹内氏と茂木氏の尽力により、くだけた感じになっていて期待以上に読みやすい本だった。図が効果的に用いられており、ツイスター理論の解説などもビジュアル的にわかりやすかった。

一番、面白かったのは
「意識はマイクロチューブルにおける波動関数の収縮として起こる」 (ロジャー・ペンローズ×スチュアート・ハメロフ)の章。この本のメインはここかな?

ここでは「客観的な波動関数の収縮(OR)」がキーとなる。
「脳のニューロンの中にあるマイクロチューブル(チューブリンと呼ばれるたんぱく質のサブユニットで構成されている)において、意識を支えるのに要求されるような性質を持った”OR”のプロセスが起こっている」。

もちろん、これはあくまでも”仮説”の一つである。
しかし物理学×心の関係を考えるうえで、この理論はとても面白いし興味深い。

私はこの、マイクロチューブルの話を読んで
エネルギー療法と潜在能力という本を思い出した。
コヒーレントな電気信号とたんぱく質という共通のテーマで、この本と繋がっていると思う。

私が書いた書評

「意識は、マイクロチューブルにおける波動関数の収縮として起こる」と博士は言っています。

「波動関数」とは何ですか?

原子の中のどこに電子がいるか、その位置を教えてくれるのが「波動関数」です。 電子は、どこか特定の1点に存在するのではなくて、ある広がりを持った範囲に存在しています。 その範囲が、ちょうど雲のように広がっているので、これを「電子雲」と呼びます。

株式会社クリエイティブ・ブレインズの『■30分でわかる量子力学の世界』より

https://ryoushi-rikigaku.com


このように『量子脳理論』では、意識は量子(粒子と波の性質を持つもの)で出来ていると主張しています。



フォトンと心


次の論文は、意識を「フォトン(光子)的な波動」とみています。

光(電磁波)は波としての性質をもつ一方で, 粒子のような性質も示す。 粒子として振舞う光を光子 (photon) と呼ぶ。

photonの意味

国際生命情報科学会誌の論文
『意識・生命エ ネルギーに関する量子ホロ グラフィック宇宙論的考察』

抄録

本研究では、量子論及びホログラフィック原理に基づく現代宇宙論の観点から、意識生命エネルギーのメカニズムに関する考察を行うことを目的とした。人間の意識生命エネルギー(ECL)を、ある波動関数で表わされるフォトン的な波動と考え、巨視的量子凝縮体への光の凍結物質化のメカニズムを提案した。意識場光がダークエネルギーダークマターに光凍結し、負のエントロピー形成から物質生命体における原子自己組織配列が生じると考えられる。ECLは、ボースアインシュタイン凝縮、フェルミ凝縮、量子エンタングルメント、トンネルフォトンなどの量子コヒーレント的性質をもたらしていると考えられる。またホログラフィック原理及び超弦理論から、宇宙の4次元時空の全情報が3次元境界面に記録され、そのコード情報もしくは余剰7次元がECLに対応する、意識⇒生命エネルギー⇒物質情報変換モデルを提案した。物質情報から見ると宇宙情報は、時間凍結した状態であろうと考えられる。

第19回生命情報科学シンポジウム 論文、

これ以外にも「量子」+「意識」の論文は、たくさんヒットします。


冒頭で紹介した
「PTSDを生じている心は"凍結した光"である」は、先にあげた論文に近いことを言っているのでしょう。

・・・思い出しました。
この台詞、たぶん、次に紹介する「原子核工学を専門とする気鋭の研究者が、最先端の物理学を用いてわかりやすく解説した本」(絶版)がソースです。

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