[怪現象13]就活の自己分析セミナーで、自動筆記が暴走!?
とうとう就活中にも、怪現象が起こるようになった。
519社で働いた私は、20代後半から、ずっと派遣社員をしてきた。氷河期世代のシングルマザーは、男女差別があり、ハラスメント やパワハラ防止法という言葉も無かった時代だし、いろんなことが辛かった世代なわけよ。
唯一の救いは、そんな時代を今までどう生きてきたのかを「子育て」を理由に言い訳できたことかな。
まあ、理由は、事実なんだけどね。
言い訳出来るのは、いいわけよ。
高い評価を受けた現場でも、とうとう正社員としてのスカウトがかからず。男性は声がかかるんだけど、女性はあんまりね。私の先輩たちも同じこと言ってる。
派遣で長期の契約をしても、会社都合で2年も満たず契約終了というのが続くため、こりゃあ、フリーランスか正社員になるかということで意を決し、これで最後のつもりで『ミドルの転職』に取りかかったのである。
就活は20数年ぶりだし、転職活動は初めて。
何をすべきかわからない。
そこで、無料で受けられる『就活のための自己分析セミナー』を見つけたので、申し込んでみた。
心理学ベースの講座らしい。
どんなことをするんだろう?
当日、会場には老若男女50人くらい参加者がいた。
私より年上の人が多くいることに驚いた。
タイトルに「心理学」と書いてあったが、自分の人生の洗い出しをして、自己理解を深めようという、オーソドックスな内容であった。
まずは「今までの自分の人生を整理するワーク」で、資料の空欄に書き込みをしていく。
いわゆるジャーナリングってやつだ。
「逆境を乗り越えたこと」とか「嬉しかった出来事」を通して、自分のリソースや強みを見出していくのだ。
このワークは発表したり、人に見せたりするものではないから、気張らず自由に書ける。
書き上がったものを見て、「今まで本当に、いろいろあったな〜」と自分に感心した。私の場合、あまりにも色々ありすぎて書き込めなくなるくらいだった。
次のワーク
「あなたは誰ですか?」
「あなたは、何をする人ですか?」
という問いに答えるという時に、異変が起きた!
「あなたは誰ですか?って、私はエンジニアですよっ・・・と」と頭で思っているのに、手が勝手に動き出して「私は、仏教を志す者である」なんて書いちゃった!?
は?
これは就活なので!
仏教とか言うなよ!
自分で自分にツッコむ。
次の質問
「あなたは、何をする人ですか?」
考えるより先に、手が物凄いスピードで、文を書き始めた。
「私は仕事のために生きるのではない。
仕事はあくまでも手段である。
生きる道は、仕事ではない。別にある。
私は自分の人生のために生きるのではなく、
⚪︎⚪︎(?)として事を成すためにいるのだから、
それを忘れてはならない。
経験を積むために、ここいる。
私は、人生の仕組みを探求するために、
運や、哲学的な意味を解明したいのだ」
こんな文を一気に書き上げてしまった。
えー!?
おまえ、就活セミナーに来てるのに「仕事に生きるのは違う」とか言うなよ。
早くも就活離脱モードか!?
面接はまだ1社しか受けてないし、まだ、これからじゃんかよ!
まだ私の気力、体力はあるし。
書き込みワークは数分しか時間がなかったので、自動筆記はここで収まったが、過去にも自動筆記が起きたっけ。
私は霊感が強く、憑依体質なので、こういうことを起こしやすいようだ。
それなら、それを生かして『霊感占い』なんかやってみたら?と思うのだが、占いに関しては「おばあちゃんになってから」と、運命から激しく足止めをくらっている。
占いの系統は目処がついているし、所属するスクールも決めてるんだけど、無理に今動くと、運命に潰されるからやれないのだ。
もう一体、私の運命は、どこに向かって進んでるのか?
とりあえず、自動筆記は無視して、ITエンジニアのスキルは需要がある分野なので、そこで頑張れるか、最大限試してみる。
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