乞食議員と癒着企業 #仕事の思い出
自民党の裏金問題が話題になっているが、私も485社で働いていると、いろいろなものを見たり、経験したりする。
ある政令指定都市で働いていた時のこと。
小さな清掃会社で経理をしていたら、現役の市議会議員と社長の会食が多いことに気がついた。
ポスターの人相からして、知性のかけらも感じられないロクでもない議員だったので顔と名前を覚えていたが、毎月のように、この清掃会社の社長に、ホテルのディナーを奢ってもらっているのである。
「これは、乞食と変わらないな」と思っていたら、その議員がホテルに傘を忘れたというので、私が代理でホテルに取りに行く羽目になった。
そんなことに経理の人を使うなよ。
ますます腹が立った。
社長との癒着具合からして、談合とか、賄賂とか、いろいろ裏がありそうだ。
数ヶ月後、選挙期間に突入し、この乞食議員が街頭に立って演説していたので、こちらから政策について質問をしてみた。
すると「はあ?」とか「ふーん」と、私の話には何も答えられずに、ただただニヤニヤニヤニヤしていた。
もう既に、酒でも飲んで酔っ払っているんじゃないかな?
これがシラフの態度なら、とんでもない奴である。
「これは、話にならん」と思ったので「いつもタダ飯を食べるのに一生懸命なようですが、その頑張りを、政治に向けることは出来ないもんですかね?」と言ってみようかと思ったが、あまりにも議員がマヌケな面をしているので、言う気すら削がれた。
馬鹿に「バカですね」と言うことほど、無駄なことはない。
『頭に来てもアホとは戦うな!』という本も売れているし、ドラマにもなっている。
世の中には、構ってはいけない人間がいるのだ。
こんなアホな政治家でも、世襲なら親の地盤や、派閥や賄賂や裏金やらのお陰で当選してしまうのである。
今でもあの議員は、清掃会社をはじめ、公共事業に携わる会社のお金で、飲み食いして歩いてるんだろうなあ。
= アホな政治家の見分け方 =
1.しまりのない顔で、ニヤニヤ薄ら笑いを浮かべている。
2.目を合わせない。目の焦点が合っていない。
3.「はあ」「はい、そうですか」「応援よろしくお願いします」しか言わず、他の言葉を語らない。
壊れたロボットのようである。
反対に、知性のある政治家は、自分の言葉でしっかり返答する。
4.自分の都合の悪いことは、全てスルーする
5.普通の会社にいたら、間違いなく「仕事の出来ない社員」風な人間なので、その議員がオフィスにいるイメージをしてみよう。立ち姿勢、オーラ、歩き方、全てにおいてアウトな議員も存在する。
以前私が住んでいた市では、上記全てに当てはまる、しょうもない老人が市長をやっていたので、選挙活動で見かけた時に私は面と向かって「ちゃんと働けっ!」と怒ってやった。
この市長のだらしなさは、市議会のインターネット中継でも際立っていた。
「いないほうがマシ」というレベルの市長だった。
こんな市長でも派閥とかの関係で当選したが、3年後に逮捕されて、全国ニュースになった。
※ちなみに、この市長のいた市では、警察署のすぐ横の居酒屋で、選挙中の議員の陣営が金券を配って票を買収している現場を市民が通報し、警察と目撃したのだが、何のお咎めもなくスルーされた。
その金券ばら撒き議員は、選挙で当選した。
こんな連中が国会議員をしているのが、今の絶望的な日本の政治なのだ。
特に世襲議員のような、親の地盤と組織票で、ロクでもない奴が当選してしまうのが良くない。
まずは投票率が上がらないことには、どうもならない。
皆、選挙には、ちゃんと行こう!
というか、もう選挙の仕組みを根底から変えないと、日本滅ぶんじゃない???
不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。