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宝物箱

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口下手なので、いつもコメントができないけれど みなさまの書かれる記事が大好きです。 だから、そっと 宝物箱に入れさせてください…*゜
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#小説

小さな窓のある部屋

小さな窓のある部屋

この部屋にあるのは、
おんぼろな椅子と、体重をかけるたびに軋むうるさいベッド、そして、東側に突き出た小さな出窓が一つ。
それだけ。

日がな一日、
横になるか縦になるかしかない私は
日々その窓の四角の向こうが晴れたり曇ったり雨だったりするのをただただぼんやり眺めてた。

外に出たい、なんて思ったことはない。

だってお外は怖いところなのよってお婆さんが口酸っぱくして何度も何度も何度も言うのだもの。

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ラッピングペーパー

ラッピングペーパー

だだっ広い駐車場に停めた車内で、彼女の話を聴いている。いつも通り彼女が喋り、私はそれを聴いている。
くるくる回る表情。揺れるたおやかなブラウンヘア。エネルギッシュな口調は、十も離れた私の知らない景色を見せてくれる。か細く青白い私には、彼女の魅力の半分も無い。
なぜ彼女は、私を選んだのだろう。

後部座席に置かれたラッピングペーパーだって、彼女が選んだのはカラフルで賑やかなのに、私のは淡くぼやけた物

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