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【73namyの映画の記録】「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」#movie_review01


映画評01「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」

本屋で気になって手に取ったことのあった漫画、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」。私の家でも、母親が、帰ってくる父親を隠れていて驚かす、という風習がある。だから、とても身近に感じられて、思わず手に取ったのであった。その映画。漫画を全部読んだことはなかったので、ストーリーは知らなかった。死んだふりをする妻とそれに困惑し、楽しんでみるも理解できず、振り回される夫。そこから展開される話は、夫婦って何?結婚って何?人生って何?死って何?といろんなことを考えさせられた。

結婚して、夫婦になれば、楽しさやおいしさや苦しさや悲しさを「半分こ」することができる。でも、お互いにかんぺきなわけではないから、頑張らなくていい。
生きている中で、運命のようだと思うことが、実は運命などの奇跡的なことではなくて、必然だったりして、それが積み重なって、一人一人の人生になっている。人が亡くなったとき、残された人は悲しくなって、どうしようもなくなる。悲しみを経験すると、また同じ悲しみが訪れることは絶対に嫌だと思う。悲しみを経験すると、誰かそばにいてほしいと思うし、誰かのそばにいてあげようと思う。そして、支え合って、笑いあって、生きていく。


心に残った言葉は
私は探せば見つかります
人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、ま・さ・か。


題名:家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
原作:「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(作K.Kajunsky、漫画ichida/PHP研究所出版)
監督:李闘士男
脚本:坪田文
音楽:安達練
主題歌:チャットモンチー「I Laugh You」(キューンミュージック)
企画・プロデュース:宮前泰志
企画:カラーバード
新作プロダクション:リーライダーす
配給:KADOKAWA ©️2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
公式サイト:http://tsumafuri.jp



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