見出し画像

夏の食欲と血液の関係について

夏というものは暑いものです。夏は暑いからでしょうか、食欲が落ちるという人も多いです。夏なのですから多少の食欲が落ちるのは仕方のないことでして、食欲がせっかく落ちているのだから無理して食べない方がいいのです。夏には栄養価の高いものをたくさん摂取しない方がいい。しかしながら食欲が落ちるということを極端に恐れる人もいらっしゃいます。とくに、大丈夫じゃないですか?2・3日食べなくても、というような人が恐れます。
食べなきゃ夏バテしますから、と夏バテなんてしそうにもない人がおっしゃいます。
何か食べないと不安だとすればカロリーの低いあっさりしたものを食べた方がよいです。


食事を摂りますと血液が濁ります。味付けの濃いものだとその傾向は顕著です。血液が濁るという言葉だけもでも戦々恐々としてしまうご年齢の方も多いのではないでしょうか。会社の健康診断なんかでまず引っかかるのは血液検査。血液データの数値が悪いと軽く凹みます。軽く凹むくらいならいい方で、検査結果ハラスメントじゃないかって蔑んだ目で見られることだってあるそうです。

夏にカロリーの高い、味付けの濃いものをたくさん摂取していると血液が濁ります。その濁りを解消しようと頑張っているのが肝臓です。この時期の肝臓は大忙しですよ。締め切り前の漫画家さんか農繁期の農家さんくらい忙しい。わからないですけど。肝臓はとにかく大忙しで働き続けています。肝臓が怠けてしまいますと血液が濁ったままになりますから、不眠不休で働いています。

肝臓がそれほど頑張って血液をきれいにしてくれているといいのですが、疲れてくると仕事もはかどりません。そうして濁ったままの血液が体中をめぐります。血液を巡らせているのは心臓ですから、濁った血液を、濁ってるけど回さないといけないので、心臓も余計に働かないといけません。心臓にも負担となるのです。

心臓は本当に命に係わる臓器です。心臓が止まったら死ですから。心筋梗塞とか心臓発作とか心臓の病気は命に直結します。

心臓はいつもいつも動いている臓器です。心臓が、ちょっとオレ休みますわ、って言って休んだら死んでしまいます。心臓は常に動いていてもらわないといけない臓器です。ですから心臓には悠々楽々と仕事をしていてもらわないと困るのです。心臓がいつもいつもアップアップ状態で仕事をしていては困るのです。


夏の暑さから食欲が落ちるからと言って、味付けの濃い、カロリーの高いものを飲み食いしている人がおられますが、そういった人って血が濁ってそうな顔していませんか。数値が気になる人にこそあっさりした低カロリーな食事をするのが好ましいです。食欲がせっかく落ちてくれているのですから、無理して食べる必要はないように思います。

夏に食欲が落ちるのは自然のことです。身体の自然な調整作用だと考えれば、無理なくあっさりしたものを食べる方が効果的です。もちろんたまには唐揚げとビールなんていうのもよろしいかと思いますが。


読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。