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娘と生理について話してみました

 整体操法の中には女性の生理に対する操法もありまして、そういえばこの間ウチの娘と生理について話すことがあり、ついでに生理の操法も娘にする機会がありましたので今回はそういったお話です。


 女性には生理というものがあって生理の周期にトラブルが起きると身体だけでなく精神にもトラブルが起きやすくなります。

 多いのが40代後半や50代の女性が「わたしは更年期だ更年期だ」と言って顔に汗をかいている。これは更年期障害と言われるものの症状のひとつなのです。

 そういった女性には生理のトラブルが必ずと言っていいほどあるのです。生理のトラブルと言いますとたとえば生理の周期。生理の期間があげられます。だいたい生理不順があるという人は生理が起きるまでの身体の状況があまりよろしくないのです。

 生理の期間ですが、整体では生理の期間は4日間と考えています。それ以上の間、生理がある場合は生理の経過に異常があると考えます。

 この間ウチの娘に聞いたら「だいたい一週間くらいあるよ」って言いますので、それはいかんなと思い、急遽ですが生理の調整を行いました。とても気持ちよさそうにしていましたし、おわったら褒めてくれました。

 生理は期間や生理の間隔の異常もあるのですが実際に生理中の女性にとっては生理中の痛み、生理痛も問題になるのではないでしょうか?生理痛に悩んでおられる女性は多いです。

 生理痛を持っている女性がほとんどかもしれませんが、この事実はわれわれ男性にとっては信じがたいことです。だって生理期間中には生理痛があるわけですよね。生理の期間は1週間から10日間くらい。人によってはもっと長いという人もいます。それも定期的に来る人もいれば不定期な人もいる。そもそも1か月ってだいたい30日くらいじゃないですか、そのうちの1/3日が痛いって男性からしますとガマンならないです。信じられません。それが毎月来るなんて。つくづく女性って強いんだなぁって思います。痛みにも女性の方が強いんですね。男性は力が強かったり筋肉があるだけで弱いものですね。

 生理の痛みを生理痛のおクスリで抑えながらなんとか経過するの待っているという女性も多いとは思うのですが、そのまま長い年月経過していきますと生理のトラブルが解消されることなく過ぎていきますので、生理が終わったとき、いわゆるあがったときに身体の具合が悪くなる方が多いです。

 生理がなくなったら生理痛から解放されると思っていたのに今度は違うかたちで悩まされることとなります。

 そういった方に更年期の症状は多く観られます。生理の調整は生理がある間に行った方がより効果的ではありますし、生理の調整を行うにしても生理前のご自分の過ごし方が重要になってきます。

 女性は個人差はあるとは思うのですが、だいたい10代の前半から中頃、後半にかけて初潮を迎えます。生理が始まるわけです。そのときがほんとうは大事です。なにごとも初めが肝心。生理の問題も本来は初潮の時期から始めた方がよいのです。しかし、もうそんな時期はとっくに過ぎてしまった、という方も同じ様に今からでも始められるとよいと思います。

 初潮の時期の注意点は①足首を冷やさないこと②後頭部の癒氣③造血のための食事をすること、です。

 こういったお手当ては生理期間中もさることながら、①の足首を冷やさないなどは普段からでも心がけておくことのひとつです。足首というのは女性で言うところの生殖器、卵巣や子宮の系統を司ると考えられています。ですので、中高生の時期に激しいスポーツをされて足首の捻挫などを繰り返している人は少し生理などの問題が心配です。

 ②の後頭部ですが後頭部というのは生殖器と非常に深い関係があります。生殖器の動きと骨盤の開閉運動の関係性は有名なお話ですが、骨盤との連動の中に後頭部も含まれています。後頭部と骨盤は密接に関係しており、骨盤や生殖器の問題は後頭部から始まっている例も多いです。後頭部に癒氣をしてあげることで生理の問題を抱える女性の助けとなると思います。癒氣についてですが、わかりやすく非常に簡単に方法だけを述べますと、何も考えずポカンと手のひらをあてること、です。

 ③の造血のための食事ですが、生理になると出血が起きます。そしてそのことによる貧血を防ぐためにも造血の対しての手当てがひつようになります。造血のための食事と言いますとタンパク質をしっかり摂ること、鉄分を補給すること、になります。

 話は逸れますが学校の椅子ってなんであんな冷たい木の椅子なんでしょうね?小学校も中学校も高校も。都会の学校では変わってきているのかわかりませんが、ぼくが学生だった時代と今もまったく変わっていません。これから成長期を迎える女子生徒の身体を考えるとあの冷たい椅子に長時間座らせるなんてナンセンスとしか言いようがありません。これは女性特有なのですが、お尻がありますね?女性はお尻が冷えると全身が冷えるのです。男性ではあり得ないのですが、これは女性の性質なのです。ですので、お尻が冷えるということは女性にとってはたいへん具合の悪いことなのです。ぼくはそういったことを知識として知っていました。ですのでせめて座布団だけでも敷いてあげられたら少しはましかもしれないと思ったのです。そして実は以前に保護者懇談会で娘の小学校の担任の先生に聞いてみたことがあるんです。「先生、授業中に座る椅子に座布団を使ったらいけませんか?」って。答えはNOでした。他にもそういった訴えをされる保護者さんもいらっしゃるということでしたがNOでした。正式な理由もないようでしたが。その先生が今では教頭先生になっているのですから末恐ろしいとはこのことです。

 さて、生理に対する手当ては生理前のお身体の状態がとても重要です。

 こういった生理やホルモン系統に対する異常に悩む女性は多くおられます。しかし、その方の体調が激変するできごとがあります。それが妊娠と出産です。妊娠や出産を契機に体調が大きく変化する方がおられます。出産を機に体調がよくなったという変化をお聞きすることもあれば、体調が悪くなったという変化をお聞きすることもあります。体重の増減や体質の変化もあります。出産を機に太ったとか痩せやすくなったとか、髪質がパサパサになったとか肌に潤いが出たとか、うれしい面もあまりうれしくない面も様々です。

 それだけ妊娠や出産にはホルモン系統に関する変化が大きいのでしょう。女性は男性に比べてホルモンに対する依存度が高いです。それは生理周期があり、そのことによって身体に様々な変化が起こるからです。


 生理とは痛いものだと思っている女性もおられると思いますがそれは間違いです。生理は経過するまでに1週間から10日くらいかかるものだと思っている女性もおられますがそれは間違いです。

 明日からと言わず今日から身体の手当てをしっかりなさって快活に過ごしましょう。


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