あなたの代わりはいない
まどろっこしくてわかりにくい文章よりも、一番端的でこの言葉たちがあなたの心の芯の部分に届いて、じんわりと優しく沁み渡りますようにと願いを込めて。
同じような文章の繰り返しでも。
それでも、何度でも。
大切なことだから。
あなたの代わりは何処にもいないんです。
何があろうと、何処へ行こうとあなたはあなた。
時にそれは辛いことかもしれません。
ですが、こればっかりはどうしても変えようの無い本当のことだと思うのです。
例えば。
あなたが会社勤めのサラリーマンだとします。
「君の代わりはいくらでもいる」
そんなことを言われたとしても。
仕事をする上でのスキルなどは同じような技術を持った人は他にいるかもしれません。
ですが、あなたの人となり、姿勢、お人柄、あなたらしさを持ってその仕事に取り組める人は紛れもなくあなただけなのではないでしょうか。
代わりが効くだの云々ではない気がするのです。
あなたは、あなただから、あなた。
当たり前の言葉が並んでいるように見えるかもしれません。
ですが、あなたをこれまで形成してきた事柄は他の人は辿っていない道。
あなたがその時間をかけて歩んできた道のり。
それを一体他の誰が代われるでしょう。
無論、代われるはずがないと僕は思っています。
あなたは何が起きても、いつまで経ってもあなた。
もし天寿を全うしてこの世から去ったとしても。
「あなた」が生きた「あなた」は他のどこにも居ません。
何年、何十年、何百年、何千年。
どれほどの月日がいくら流れようとも"あなた"が"あなた"として存在したことは何にも変えられません。
だから胸を張って欲しいのです。
あなたが今辿っている、あなたというオリジナルな人生の行く道を。
たまに寄り道したっていいんだと思います。
"あなたのこと"なのだから、他の誰かが咎めることなんて野暮な気がしてしまうのです。
アドバイスなどは他の人から受けるかもしれませんが、それを受授するか拒むかの選択肢も勿論あなたの決めること。
あなたが「こうする」と決めたのなら悩まずその先を目指して欲しく思います。
その道すがら悩むこともあるでしょう。
辛く苦しい場面も待ち受けているかもしれません。
ただ、あなたが決めたことだからあなたはきっとその局面を突破できる。
僕はそう信じます。
その際に他の人を頼ることは何も悪いことではないと思います。
いくら「あなたのことだから」とはいえ、人の力を借りる時も当然あると思います。
あなたの代わりはおらず、あなたはあなたとは書きました。
ただ、やっぱりどうしても人は一人の力のみでは生きていけないようです。
だから。
あなたがあなたでいれるようにするために人を頼るのは正しい選択だと思います。
この文章を読んで下さっている全ての何処かのあなたへ。
あなたは、あなただけの他ならぬ人の生きる道を突き進むことができる。
少なくとも僕はそう信じています。
あなたのかけがえのない素晴らしい命に燦燦(さんさん)と幸せが降り注ぐことをただただ祈っております。
ひろき
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