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2023年5月 アート グループ展

会期:2023年05月16日〜20日
場所:レクトヴァーソギャラリー
   東京都中央区日本橋茅場町2-17-13第2イノウエビル3F.4F
展示タイトル:Graphic Art exhibition (2023.May) 
       ~クリエイティブ表現の現在~
参加作家:ろばぱか・江崎心音・Tauchi Sakura・水池葉子
テーマ:とくになし


こんにちは。ろばぱかといいます。
主にアルパカを主役にアクリル絵具で作品を制作しています。

先日5日間のグループ展が終わりました。
ご来場くださった方々、芳名帳にお名前を残してくださった方々、
本当にありがとうございました。
少し振り返りたいと思います。


作品について


・今回は4点出品しました。
・チェーホフの作品を頼りに文学と絡めた作品2点。
・アルパカはデフォルト。

《停滞 チェーホフ「三人姉妹」より》

「三人姉妹」という作品はとても簡単に説明すると、田舎に住んでいる姉妹たちが昔住んでいた古都モスクワで暮らしたい、行きたいわ…と願っているけど結局モスクワに行くことなく、姉妹の一人は土地を出ていくけれど私たちの生活はそのまま続けるしかないのよ…という戯曲とわたしは理解しています。

そんな憧れの地はあるのにそのまま日々を過ごす、、一見すると少し諦めのようなネガティブさを感じると思いますが、不満が多少あっても変わらない毎日は心地よく、そんなに悪いものでもないかもね、
という潔さを感じ制作をしていました。作中には白樺が出てくるので、3頭のアルパカを白樺の森に放ちました。



《道化の心地良さ チェーホフ「ワーニャ伯父さん」より》


「ワーニャ伯父さん」はこちらも戯曲作品です。
47歳のワーニャは貧乏で何も成すことができずに何年も兄弟夫婦の仕事を手伝いつつ鬱屈した日々を送り、ついに怒りが爆発してしまいます。生きるのが嫌になり生き直したいとくよくよぼやいているのです。

そんなワーニャをみていっそ道化に成り代わって現実を見ずに狂ってしまえば楽そうだなぁと思い(ひどいな)、少々不気味な怪しい雰囲気の作品を描きたいと感じ制作しました。

ポイントはよく見ると白い歯を出しにやりと笑っているようにみえる点と、作中にも出てくる誰が使うのか誰が貼ったのかわからないアフリカの地図を忍ばせた点です。




《おすまし》



チェーホフ作品の2点と時代背景をやんわり合わせてその頃にいそうな服装のおんなのこを制作しました。
記念日にママの大切なブローチを借りて、すこし背伸びをした封で椅子にちょこんと座っている様子です。



《アルパカ図鑑-前脚-》

アルパカには愛すべきふわふわな耳、脚、おしりなどかわいらしい特徴がたくさんあります。そこにフォーカスして拡大しじっくり愛でられるような作品になっており、こちらはシリーズ化するとおもしろいなと思っています。


今後やりたいこと


とくに気に入っている劇場アルパカシリーズをさらに追求し世界を広げたいなと思っています。
文学が好きなので「アルパカ×文学」をどこまでできるかというところも含め模索していきたいです。

でもまずは生活を続けるために次の作品を見ていただけるように、蓄えを増やさないと、というのが現状。せちがらい。


劇場アルパカシリーズ


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