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distance

冬は恋が切ない季節
君の震える声が聴きたい
右手は温もりを欲して
心の叫びを何かがかき消す

会いたい、という言葉は
白い息になって消える
なんでもないふうだけど
電話の向こうでは涙を

ごめんね、ほんとごめんね
謝っても謝りきれないや
君はきっと強がるから
大丈夫って言うだろうけど

やっぱり僕は君が好きで
だから心が保つんだろうか
せめて自分のちっぽけな体で
包み込んであげられたら

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