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旅する陰謀論 ~その1~

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前回の記事こちら

今回はなかなか難しいテーマに挑みます。今までの神社地形が異常に長い寄り道だったわけですが、まだまだ膨大な量が残っているので神社マニアは安心してください。

みなさん陰謀論はお好きですか?
やはりユダヤの陰謀でこの世は動いていますか?
デープなステートが世界支配をもくろんでいますか?
コロナワクチンはマイクロチップ入りですか?
311は人工地震ですか?
昨今の温暖化は気象兵器による攻撃ですか?
地球は平面ですか?

ガチで一つでも真実だと思っていたらちょっとぶん殴っていいですか?
(;´・ω・)マジでそこそこ強めに


1つ1つの細かい説明とかは今回はしません。
『たびいき』が説くべきことは陰謀論がどこから来てこの日本列島にたどり着いたのか?ということです。

現在、イスラエルがパレスチナを爆撃しております。
難民が出ようがなんだろうがイスラエルは正義のために殺しております。

あえて嫌な書き方をしてみましたが、人間は戦うものです。
戦争に反対している人が忘れていること、それは我々人間もしょせんは『獣』であるということです。
あまりに野蛮で不潔な歴史の失敗から今度はあまりにも清潔になろうとする反動的で短絡的な浅はかさ、その浅はかさすら獣らしくていいことです(*´ω`*)

ところでそのホットな中東ですが、非常に陰謀論が広く信じられる地域であります。
そもそもがユダヤとアラブ諸国の対立があり、政治・宗教・文化・:風習にまで根深く入り込んでいます。



たまに勘違いしている方がいるのでびっくりするのですが(むしろそれで生きられる日本は素晴らしい)『キリスト教=ユダヤ教にルーツを持つ』
という説明はやや足りなくて、イエスは自分を「キリスト教です」と名乗ったことはなく、『ユダヤ教の一派』なんですね。
『ユダヤ教イエス派』それが発展して単一の宗教として成った。

なんでここまでデカくなったか?というとイエスは
「貧乏人もシングルマザーも救われないとおかしくない?」
という弱者救済を唱えたわけです。保守派の人には非常に都合の悪いことですが民衆には受けますわね。

ですが何か一つの教えや理論のツッコミから始まる新たな『何か』というのは
まだ歴史として扱うには情報が温かすぎる時には不足を補う働きが正常に作動するけれども、
だんだん情報が冷えてくると怒りや恨み、はたまた驕り高ぶりまですべての感情を飲み込んであることないことを出してきます。

『感情に理論を合わせようとする』わけですね('ω')
もちろん逆もあります。情報が熱いのにあまりに優しかったり、詩的・文学的になりすぎて理論がぼやけてしまうこともあります。意図的な誤解を生む目的に場合は熱いうちのほうが耳目を集めやすかったりもします。

例えば太平洋戦争後、「軍憎し!軍愚か!」とまだ戦中世代・上級軍人が存命中にでっちあげやろうとしてごにょごにょしてたからこの令和の時代であっても今更、一から資料が一次であるか二次であるか、はたまた中国共産党軍の偽モノかの判断からやらなきゃいかんわけです。

1990年代まではボーナスタイム通用しましたが、ネットやSNS、専門家の解析が広く知られるようになって一部の歪んだ人しかウケなくなります。
陰謀論と同じように『信じたいものを信じるために捻じ曲げる』人達ですね。

その辺の研究と反論が進んだ南京のアレに関してはすっかり中国様も左翼様も騒がなくなりましたね( ´・∀・`)もう忘れてんね

おっとお話を戻しましょう。
冷えた情報に煮えたぎった感情、
そうやってキリスト教が出る

『キリスト教自体が陰謀論の塊』
と言う人もいるくらいです。
聖パウロはイエスに会ってない後追い、しかも主流派になれんから
ユダヤ教徒が必ずやる『割礼』も
実際に珍子と栗と栗鼠を切らなくていいよ、痛いもんね?て非ユダヤ系を取り込んでいったわけです。

イスラムのハラールは厳しいイメージですが、材料・調理法を確認できれば信者各自の判断で食べられる。
しかしユダヤ教のコーシャは認定する人がいて信者個人の判断で決められないくらい複雑、ハラールなんかよりずっと厳しい。
キリスト教はそういうのも全部「難しいからいいよ~」ってやってゆるゆる、
初期に至っては
「その土地の人が土着の神様になぞらえてキリスト教を理解しても広まるならいくね?」というガバガバ判定。

そりゃ広まるよねー( ´・∀・`)
んで、広まって邪魔になってきて批判対立すればあることないことで最後は陰謀論にたどり着いちゃうよねー( ´・∀・`)


※注意
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信仰している人はこの程度の文章で揺らいではいけません。
あなたがたの『集団』の歴史を述べているのであり、信仰心や神の存在への攻撃ではないからです。
そこを勘違いしてアタックしてみたり、おかしな行動をしても神は喜びませんな('ω')
カルト集団でもあなたたちと同じ神を崇めているところはたくさんあります。
その集団がテロ行為をした場合、罪があるのは集団であって信仰そのものではないですわね?

このへん大丈夫ならあなたは宗教偏差値高いと思います。人(´д`;)キリスト神様仏様

VOWでお馴染みの名曲。キリストだけ様つけないスタイル。


なんで長々この話をしているか?というと
そんなこんなでアラブ人とユダヤ人にはまー色々ありましたわな(;´・ω・)
で、戦争ずーっとしてますが、

なんで毎回荒れてんのか?

これが今述べた宗教対立・・・・
ここで終わるというか、「説明してやりましたよ!アニキ!やったりましたよ!」みたいなニュース解説者多いですが

「ではその宗教対立はなんで?」
ここまで突っ込んで聞かれることはほぼゼロ、話してくれる人もいません。


答えは『世界の中央だから』です。
地図みましょ

Googleマップをスクショ

どうですかね?この画像の向きを変えます。

ちょっと見慣れなくて気持ち悪いですが、どうでしょ?
もしこの地図の通り世界を移動しようとすると中東通ったほうが絶対いいですよね?



地政学の人からすればもう耳にタコな話ですが

アフリカ・ヨーロッパ・アジアのすべての地域に行けてしまう結節点です。
石油が出る前からなんであそこで文明が生まれ、宗教でぶん殴りあってたんだって、恵まれた場所で商人が儲かったからです。
十字軍遠征だってヨーロッパ商人とアラブ商人は取引してましたからね。
一生懸命、宗教で血まみれになってますが、商人は宗教の垣根を越えてやり取りしていたのでむしろ適当に殺しあってくれてたほうが儲かったそうで
('ω')まあ、そうよね

旅人にとって交差するのに適した土地は非常に便利です。

もっと突っ込んでみます。
なんで中東の人・中東周辺の人は旅したんでしょうね?



ケッペンの世界の気候区分(出典:日本気象協会)

世界最古のメソポタミア文明、そしてピラミッドで有名なエジプト文明はまさにアラビア半島、そして現在揉めているところは『乾燥地帯』で生まれています。

さらに補足しますと
①大河のそばで大人口が居住可能
②大人口を支える灌漑農業が可能
③気温が18℃付近で安定
④飲み水の入手が容易

これが共通点です。
エジプトあたり、そしてアラブ半島はすべての条件を兼ね備えています。


「サハラ砂漠は?」と気が付いた方。(´へωへ`*)エライ
ここは砂だらけでなんもねーので文明は生まれません。今も地中海・大西洋沿岸のみが発展している国ばかりです。

文明が生まれるところは大河があって大規模農業ができますが、なぜさらに18℃付近が大切なのか?というと
サルから進化した人間は体毛を捨ててます。
しかし昔の狩猟や農業は体を動かしまくって力を使わないとできません。
もちろん、大規模農業ということは麦が採れるってことですので、税の概念があり、貧富の差があり、巨大な建造物やインフラを建築することになります。

その時に熱帯では暑すぎて動けません。ヘタすれば死にます。
寒すぎると大規模な発展は時代が下がらないと無理です。
ちょうど良く明るい時間帯に動けるのが『18℃付近』ってことなのですね。

サハラ砂漠の下から熱帯ですが一部分だけ温帯があります。
ここがギアナ高地、人類発祥の地ですね。
このギアナ高地が涼しいからこそ人類は世界に広がる準備ができた、ということ、そして地中海に面したいい土地に落ち着いたということです。

人類最初の旅の中継点であり、現代もその役割を果たしている土地と言えますな('ω')

勉強みたいになってきたな・・・・


ここまで便利かつ発展しやすい土地に富が集まり、同じ神の解釈違い宗教が揃えばそりゃ喧嘩しますわなぁ・・・・

しかし、憎しみから生まれた『陰謀論』はあっても、
『陰謀論が説明するような理由での対立』はねぇってことです。
愚かな人類が住み着く地形としてこうなるしかない最高の場所ってことです。

そこにシオニズムを昇華させイスラエルが爆誕、石油もあいまって小難しくなります。
イスラム側、アラブ諸国は産油国で豊かな国に親アメリカが多く問題解決への決定力を当事者なのに持てなかった。

言い方はおかしいですが、ユルいおかげで世界に飛び散ったキリスト教、
いったんは落ち着いていたイスラム教との距離感をおかしくしたのは間違いなくイスラエル建国。

現代の混乱を引きずり出した戦犯イギリス君の罪は重いのですが絶対に謝りません。
謝ったら終わりですし、自分の国のためなら他国の不幸なんかどうでもいいくらい一致団結で鬼畜になれるのが英国紳士ですから。

しかし迫害されれば
「俺は酷い目に遭わされた!」
「俺の父は酷い目に遭わされた!」
「俺の祖父は酷い目に・・・・」

やり返されれば
「俺は酷い目に遭わされた!」
「俺の父は酷い目に遭わされた!」
「俺の祖父は酷い目に・・・・」

足りなきゃ
「俺の妻は」「俺の子供は」って不幸自慢大会で殴り合って爆弾落として殺しあったり殺されたりするわけです。
ここまで戦いを知ってないくせに「56せ56せ56されろ56されろ」とか表紙に書いて講義される雑誌があるらしいですが('ω')何通販だろう・・・・

でもそのへんに陰謀論が入り込む隙間ができてしまう。
そんでアメリカ大統領選挙での陰謀論の応酬ですからね。
恥ずかしい。

ところでイスラム教の話がほぼ出てきませんでしたが、歴史的に
ユダヤ教(紀元前1300年)⇒キリスト教(西暦1年)⇒イスラム教(西暦610年)
なので今回焦点とした陰謀論では出しようがなかったんですわ。

陰謀論って通史で語ろうとすると厄介です。
少しの真実、細切れの点を豪快に嘘の糸で縫合するものですから整合性がありません。
整合性も持っていなければいけない通史で説明するにはわたしでは力不足もいいところ。
それこそただの飛行機雲をケムトレイルとか呼んでしまうアホどもと同じくらい力不足(´・(ェ)・`)面目ない

その陰謀論が日本にたどり着くのはもうちょっと先。
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