決意の結末と、散った諭吉。そして筋肉。
約1年前、七夕の日、わたしは空を見上げ、こう高らかに宣言した。
「痩せて納得のいく体型になってやる!!」
詳しくは↓
まあ、それからどうなったかなんて、誰も気にかけていないだろうけど、書いておく。
前の記事では、明言してはいなかったが、わたしは人生初、半年間コースのエステへ通うことにしたのだ。
わりと高額な自己投資、である。
さて、気になる結果は、、、、?
何も!成果を得られませんでした!!!!!
(進撃の巨人風)
お財布から飛び立った帰らぬ諭吉を思い、
枕を濡ら、、までは悲嘆に暮れてはいないが、
希望に燃えていたあの頃のわたしを思えば、そこそこ残念ではある。
そもそもわたしは美容に関して、お金を惜しみ無く使えるタイプかというと、決してそうではない。
あのかの有名な、SKⅡ、効くみたいだし買おうかな、とデパコス売り場に立ち寄ったものの「やっぱり、高っかあああ」
と断念して、帰っていくくらいのケチケチ星の住民であり、
ヘアマスク等のチューブは、使い終わりには、親の敵かと思うほど握力の限りを尽くして絞りに絞り、
シャンプーやコンディショナーは、ボトルに水を入れじゃこじゃこと振り、文字通り最後の一滴まで使うタイプの人間である。
(飛び立った諭吉を思えば、SKⅡ、一体何本買えたねんといったことは、この際考えないでおく。)
痩せたい、綺麗になりたい、という悩める同志たちよ、どうかわたしの散った諭吉の屍を、乗り超えて進んでくだされ、、という気持ちで、
今回は記しておきたい。
まず、前提として、ご理解頂きたいのは、エステの効果に疑問を呈するわけでも、通っていた店やスタッフさんを否定するわけでもない、ということ。
全ては、全ては、わたしに責任があるのだ。
〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜〜
初めのうちは、結果が出やすいように、と
月3回程度通った。
「水を2リットル飲んだ」「よく噛んで食べた」「寝る3時間は食べなかった」など項目が並んだそのエステから渡された紙も、まあ真面目に書いていた。
そのおかげもあり、最初の数ヶ月後、撮られた全身写真を見比べれば、心なしかお腹と太ももの、面積が減った。
色白、綺麗な目鼻立ち、シュッとた体型、の三大美人要素を兼ね備えた、キラキラ眩しいスタッフのお姉さん(多分わたしと同年代)は、優しかった。
、、、そう、すっごく優しかった。
チェック項目への記入忘れが続いても、
「書けるとき、書いてもらえれば大丈夫です〜。(にっこり)」
チェック項目の紙を、家に忘れてきても、
「大丈夫ですよ〜次持ってきてくださいね。
(にっこり)」
最初は、張り切っていたが、だんだんひょっこり顔を出してきた、わたしの悪しき病、めんどくさい病。
叱られないからサボるって、宿題を忘れの常習犯の小学生か。
「誰のためにやってるの?そう、自分のためだよね。」
日ごろ学級の子どもたちに言ってることが、特大ブーメランになって刺さる刺さる。
ストイックさ?美意識?
一体わたしは、どこに置き忘れたんだろう。
今思えば、エステに通いさえすればと、マシーンという、科学の力に頼り切っていたのだと思う。
そんなわけで半年経ち、多少は痩せたものの、そこまでの成果を得られることは出来ず、
「まあ、こんなものか」とbefore→afterの写真を眺めた。
だが、問題はその後だった。
つい先日、細身の黒パンツを購入しようと
試着したときである。
待って??
わたしこんな太もも、むっちむちやった??
おかえり、肉たち。
飛び立った諭吉さんも空しく、ものの数ヶ月で戻っていた脂肪たち。
エステなどで良く目にする、目ざましい数々のbefore→afterの身体は、施術時間以外の時間の多大な努力のたわものと、継続する努力によって得られたものなのだと、痛感。
思えば、人様にどうにかしてもらおうなんざ、
甘ちゃんだった。
わたしの身体なのだから、もっとちゃんと向き合って、生活習慣だとか食習慣だとか、いろいろ改善しなきゃいけなかった。
しかし、改めて気付いたことがある。
わたしは、痩せたい欲よりも圧倒的に食べたい欲の方が、圧倒的に凌駕することを。
わたしの性格的に、食べることを控えるのは、
恐らく厳しい。だって自分にとって、食べることって最大のご褒美。
お腹空くとそわそわしてくるし、なんだか悲しくなってくるし。
とすると、わたしに必要なのは摂取したカロリーを燃やし尽くす代謝である。
すなわち、筋肉!!!
いでよ、筋肉!!
立ち退け、脂肪!!
かくして、痩せて納得のいく身体になってやるプロジェクト、「PartⅡ」が、先日より始まった。
善は急げ。
早速、わたしはジムへ入会することにしたのである。
・・・・・・・・・・・(続く)
[おまけ]
一つ補足するなら、何のとは書いたもののエステの効果は全くゼロではなかった。
整体もメニューに含まれており、毎回うつ伏せになり、かかとを引っ張られる中で、
「あ〜こっちの脚の方がちょっと短いですね〜」
と長さの差を指摘されていたのだが、それが、数ヶ月したときから、骨盤が整ってきたのか、
「あ、ぴったり同じ長さでーす。」
と言われるようになった。
いやいや、わたし何不自由なく普通に歩いてますけど?!長さ違うとかある?!
と毎回半信半疑だったが、まあプロがそういうなら、そうなんだろう。
長さが揃ったかといって、歩きやすくなったわ〜などと感じるわけでもなく、特に何の実感もないのだが、まあ長さが違うより、同じだと言われる方が安心ではある。
まあ、骨盤の歪みが治った、ということで、将来腰痛に悩んだかもしれない自分を救えた、ということにしておく。
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