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降ろされた船は、沈むのか。

リストラからフリーランスになりました。
今年の春先から、もう自分のことで手一杯。
みんなで乗っていた船から突如、降ろされ
一人、ボートをこいでこいで、今日まで来ました。

乗っていた船は、どうなった?

知ったことかと思いながらも、
制作チームの仲間に罪はなし。
残留組は
クリエイティブディレクターひとりと、
かわいい かわいい後輩5人。

去るも、残るも、つらいもの。
リストラ決行後の、会社の雰囲気を伝え聞きながら
後輩たちの気持ちを想いました。

そうなるよね。辞めるよね。

ふたりのアートディレクターと
若手デザイナーが退職を決めました。
実質の働き手が全員、下船。
会社としては、彼らを中心に
事業を立て直すつもりだったことでしょう。

非力な制作体制。事務方数名。
新たな人材を迎え入れる体力はない。
募集したところで、誰が魅力を感じるか。

差し入れは、救命胴衣がよろしいようで。

育った場が衰退する。その哀しさ。

わたしは出戻り入社でした。
在籍期間は合わせて14年。
コピーライターとして
スキルもソウルも育ててもらった会社でした。

幾晩をみんなで明かしたことでしょう。
(徹夜上等!のブラックな時代、あったよね笑)
もうすでに退職された大先輩方の顔が浮かびます。
たくさん、たくさん、本当にたくさん、お世話になりました。

こうして、淘汰されるんだね。

アナログメディアに強い、
昔ながらのプロダクションでした。
平たく言って、乗り遅れました。
いつか来ていたはずのデジタルの波は
もはや遠く、遠くありにけり。

リストラという特大ビンタを食らいながらも、
会社には回復してほしい気持ちもあります。
一方で、現況を見るに…目をおおうしかありません。

わたしより、ずっとずっと明るい未来がある後輩たち。
がんばろなー!前みてなー!笑ってなー!楽しんでなー!
いつかまた一緒に、お仕事しよなー!


9月に入ったことが信じられない暑さでした。
長袖の登場は、いつ頃になるでしょうか。
おでかけしていた皆さん、バテていませんか。
どうぞ、ゆっくり休んでくださいね。
今日も皆さん、お疲れさまでした。








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