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創作の裏話│タイトルの付け方(制作過程)

 とある小説をnote版としてこつこつ改変している。というか、新版の下書きを執筆している。創作大賞、ファンタジー部門用だ。

 まずタイトルが絶対的に重要。

 既存の作品と被っていなくてインパクトがあり素敵に象徴的な新しいラベルをつけたい。元々は「SFサイドメニュー」これがとりあえず付けた感はするだろうけれど、自白すると本当にとりあえず付けておいただけのタイトルだ。別荘のような他媒体で自由研究的な習作を書いている意識だったので途中でも完結後でも変えりゃいいと思っていた。

 ともかく新版で内容は整える。タイトルも変える。星の森はどうだろう。過去作の絵に同名のタイトルをつけているが。表現ジャンルはちがうもののこの絵の世界観とアウトプット感覚は今回飛ばす物語にとても近いの。


 うむ。この絵の星の森も心の結晶なのは見ての通り伝わると信じる一方、小説の方は良い意味でがっちりと怪力を出したいところ。
 「アクセプタンス」とか合いそう、今そう思った(実に件の小説の新タイトルを考えながらこの文章を書いています)。

 タイトルに外せない要素かもしれないと思える。最終的には不完全な存在や世界を許容し、受容する物語になる。ほかにもテーマはいくつかあるのだが、最終的にそんなハッピーエンドへたどり着くしかないというラストシーンが決まっている。これでも理念は相変わらずゆらぎようがない。


 龍的ワードを含ませるかも一考してみた。ドラゴンの語感は強すぎ、却下。一章のサブタイトルには使えると思う。ただ今回の場合メインには不向き(思考フロー、意識Uターン、考え続ける、速く)。

 琥珀アクセプタンス。近未来アクセプタンス。少年アクセプタンス。絶望アクセプタンス。ゴールドアクセプタンス。ネバーアクセプタンス。リトルフルアクセプタンス。アクセプタンスクロニクル。テイルズオブアクセプタンス。メモリー、スカイ、クラウド、グランド、パーフェクト、オール、アース、ネオ、ヒューチャー、ヒューマン、ブレイン、ブレイク、バッド、グッド。

 ちがうわ。ネバー、リトルは保留。ネバーかなりいいな。ほかは。

 宇宙アクセプタンス。地球外アクセプタンス。あ、これは掌編SFに使ってたの思い出した笑。XUさん元気か。がんば。
 あれはコラボだったけど個人的に独立した作品でもある、なので過去作とリンクするのは本望。やっぱSFはぼくにとってアクセプタンスで自己メタファーでもあるっぽい。
 思考つづき。
 スペースアクセプタンス。新世界アクセプタンス。ええいどれもださい。アクセプタンスへの思い入れに負ける、あるあるワード今回つけたらいかん。アンバー、アンバーアクセプタンス。アンバーアクセプタンス? これ。これでいいじゃん。スマート。ストレート。強い。

 主役はアンバーとベルの二者。でもベルは目立ちたがっていないしアンバーには自己顕示欲があるのです。彼は彼なりに認められるべく考えたり行動しているのです。実に許容を求めているんだって。

 決めてからさらに駄目押し的、詰み将棋的にほかはないか考え。もっとスタイリッシュなのはありそう。あるいは懐古的な良さのある感じのやつは。プラス強化可能か。かわいいのはどうか、淡いのは、濃いのは。数字?

 アクセプタンス・No8、とか。あかんなあ。いっぺんアンバーをつけると決めたらほかのは全部あかん気がする。アンバーもアクセプタンスも外せない。ほかに何か付け加えていい気もちょっとしない。

 アンバーアクセプタンス・2046。
 あ、これはありか。近未来感、壮大感は増す。内容が負けないか? ……負けない。けどSFアピ感が臭う損もあるかな。B級的な臭いをかもすのは個人的に好きだけど読み手の入口を狭めそうな気もする。

 ……そもそもアクセプタンス本当にいる? 英語好かん読み手にはむしろ嫌気するのでは? や、横文字ノーなら内容も受け入れられないだろう、他言語かどうか意識しても仕方ないかも。一応、別角度。ゼロから。

 龍と琥珀の物語。日本的、子どもがんばる千と千尋の神隠しと音数いっしょでサブリミナル効果は生じる。宮崎さん意識アピールかつ独走文学性キープ可能。
 龍と琥珀、これ中心とするタイトルも悪くない。日本感はうちの内容にとっても大事。でも後ろが続かないかな。龍と琥珀のなんちゃら、頭の漢字の複雑さ強さが悪目立ちするかも。最終話のサブタイトルに使うし。最終まで読み進めた人なら(我が愛す読者たち!)なおさら複雑に感じたりしない。

 休憩。WONDAコクの深味微糖(うまいし分かりやすいし喜んで受容するけど商品名は正直淡白だと思った。が、コーヒーのラベルとしてはきっと正解なんだ)

 *

 考え尽くした。割愛。書ききれん。
 基本はインパクトだ。初撃の引力。
 小説のタイトルはタイトルとして魅力と意味があり作者のポリシーが認証ないし妥協すれば良い。自分が納得できて読み手が「なんかすごそう、面白そう」と思えれば良いはず。

 『アンバーアクセプタンス』
 確定。ど直球のエントリーだよ、全カタカナでいく。

 プロト版はアルファポリスにて完結。約四万字。前作『ねねこグラフィカル』をオーバードライブできた実感。タイトル付けにおいても。

 ペンの底力はまだ上がる気がしてます。

 予告して自らハードルを上げる作戦です。

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 2024年6月13日 アポロ 🐾←気持ち実印

(今回ぐちゃぐちゃ文章の見本みたいだけどAIは一切関わっていません)

本編は当アカウントにて近日公開します。⬇

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