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令和最初の、冬がやってきました。

こんにちは。暦生活の細川です。
季節はめぐり、今日から立冬(りっとう)を迎えます。

立冬とは1年を24の季節に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつで、「立」という字には季節のはじまりという意味があり、この日から暦の上では冬がはじまります。

いよいよ、令和最初の冬がやってきました。

ハロウィンも終わり、これから町中がクリスマス一色になっていきます。普段聞く音楽も、ついついクリスマスソングを選んでしまいます。

立冬を迎えたころから、陽の光も少しずつ弱まり、北国からは初雪の知らせが聞こえ、山里に冬の気配が感じられてきます。

毎年、立冬の日の朝がなんだか嬉しくて、通勤途中に空の写真を記念みたいに撮っています。どこまでも冴え渡る青が美しく、眺めていると心が落ち着いてくるのが分かります。

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「二十四節気」では立冬ですが、
1年を72の季節に分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」では、
山茶始開(つばきはじめてひらく)という候の始まりでもあります。

読み方はつばきですが、山茶花が咲き始める頃という意味です。
冬は花が少なく、枯葉など落ち着いた色が多い自然の景色の中で、山茶花や椿はあざやかな色を加えてくれる貴重な花ですね。

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そして、立冬のなかでめぐる七十二候は、
初候 山茶始開(つばきはじめてひらく)11月8日~12日
次候 地始凍(ちはじめてこおる)11月13日~17日
末候 金盞香(きんせんかさく)11月18日~21日
となり、山茶花(さざんか)が可憐に咲き始め、夜は冷え込みが厳しくなり、水仙(すいせん)の上品な香りが漂います。

ちなみに「冬」は、寒さが威力を「振う(ふるう)」、「震う(ふるう)」、「冷ゆ(ひゆ)」などが語源と言われています。

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寒いのは苦手!一歩も外に出たくない…。という方も多いと思いますが、寒いからこそ雪が降り、お鍋が美味しかったり、こたつが幸せだったりします。年末に向かっていくこの感覚が昔から好きで、今年も冬がきて嬉しいなあと思います。

これから本格的に紅葉が始まるところも多く、まだまだ秋の色が濃いですが、季節は少しずつ進んでいきます。

年末はなにかとバタバタして忙しいので、今のうちにできる準備を進めておくのもいいかもしれませんね。

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