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saki
2024年4月15日 20:25
2024年4月14日、日曜日、快晴。久しぶりに東京の街へと出向いた。実に4年ぶり。目的はライブ。これまた実に4年ぶり。これまた久しぶりに電車に乗ったら、こんなに揺れたっけ?と思ってしまうくらい揺れて、小説を数ページ読んだだけで酔ってしまった。東京の街はあい変わらずたくさんの人で溢れていて、どこへ行っても話し声が絶えなかった。言語も目の色も様々で、4年前の今頃の、思いがけず簡単にどこかへ行く
2022年8月15日 16:20
陽射しがぐんと傾いたのに気づいて振り返ると、頭上の群青がゆるやかに薄れ、紅茶を溶かしたような色の空が視線の向こう側に広がっていた。八月が、「もう夏は終わってしまうよ」とあざ笑っているような、そんな表情だ。少しむっとする。このうだるような暑さも照りつける陽射しもどうせまだ続くくせに、変わらないくせに、と、悪態をついてみる。同じ日は二度と訪れず、日々変わりゆく。勿論それはどこかでわかっているけれど、