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VSホットケーキ

ホットケーキ食べて寝てください。

昨日、ライブ後に剛くんからそんなことを言われたので従順なオタクの私は帰りに近所のスーパーでホットケーキミックスとメープルシロップを買った。
当たり前だけれど同じサイズだとはちみつよりメープルシロップのほうが高くて、森永の一番お手頃な価格のものを買った。それでも会計中に泣くかと思うほどの買い物だった。

本当は昨日の夜のうちに作りたかったのだけれど、ちょうど次の日(つまり今日)は早く起きなくてはならなかったので、持ちこして、今日の夜に作った。

実に、5年ぶり以上にホットケーキを作った。
というか、ホットケーキを食べたのも3年ぶりくらいなのではないだろうか。
なぜなら、私がホットケーキをそこまで好きではないからである。

幼い頃、両親が仕事で家にいない頃が多く、近所に住む祖母が家に来て私と姉の面倒を見てくれていた。
祖母はよく私と姉にホットケーキを作ってくれたのだけれど、私はそれを食べすぎてホットケーキに飽きてしまった。
というか、苦手意識すら抱いてしまったのである。

まず口の中の水分が持って行かれることが苦手で、飲み物がないと絶対に食べることができないし、ホットケーキはとてもボリューミューで、すぐお腹に溜まってしまう。
そもそも甘いものもそこまで得意ではなくて、一度で大量に食べることが難しい。
苦行×苦行×苦行……。苦行の3乗である。
数年前パンケーキがブームになったときも、友達と3人で某パンケーキ屋さんに行き、私一人だけ食べきることができなかったなんて経験もある。

それでも大好きな剛くんが食べてねって言うから材料を買ってホットケーキ作った。愛である。これを愛と呼ばずしてなんと呼ぶのか。
とても一方的な愛である。

それでも、お金をかけてせっかく作って食べるのであれば、美味しく食べようと思い、私が苦手とするホットケーキのパサパサ、ボリューム、甘いを抑えたものを作ろうと思い立った。

クックパッドなどを駆使し、色々とレシピを調べ、まずパサパサ感を消すため、しっとりもちもちな生地にしようと思い、豆腐を使った。
そこに牛乳とホットケーキミックスを加えて混せる。甘さを抑えるために砂糖は加えない。卵は家になかったし近所のスーパーは高かったので買わなかった。
お菓子作りは目分量でやるものではないと思うのだけれど、私はズボラな人間なので一切軽量せずに大体の感覚でボウルに材料を突っ込んだ。あとはそれをかき混ぜ、いい感じにもったりしてきたらフライパンを温め、油を敷き、記事を流し込む。
ボリュームを抑えるためにフライパンに流し込む生地の量は少なめにし、小さいものを数枚焼くことにした。

結果、ふわふわしっとりもちもちで、甘さも控えめ、サイズ感もいい感じのホットケーキが完成。

作ってみて、とても満足した。というか、お菓子を作ることが普段あまりないので、しっかり作れてホッとした。
ホットケーキすらまともに作れなかったら今後もう二度とお菓子は作りやらないつもりだった。

バターはなかったので、マーガリンとメープルシロップをかけて、食べた。
感想としては美味しかった。

最初の1枚は水分を摂取しなくても食べることができたし、2枚目もペットボトルのお茶を一口、二口飲む程度で食べられるほどのしっとり具合だった。豆腐の力ってすごい。
ただ、3枚目は姉にあげた。美味しかったのだけれど、小さくしてもボリュームが多くて食べきることができなかったのである。

まだまだホットケーキへの愛が足りないなぁと反省した。これからもホットケーキづくりの修行を積もうと思う。
幸い、ホットケーキミックスはまだ有り余っている。

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