高田(ピン芸人)

フリーのピン芸人、高田(たかた。濁らない。濁って呼ばれても返事はする)です。 YouT…

高田(ピン芸人)

フリーのピン芸人、高田(たかた。濁らない。濁って呼ばれても返事はする)です。 YouTubeやってます→https://youtube.com/channel/UCaJl2z3hI-pWSbEPKRoQx5A

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  • 雑多

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    スパンキー芸人数名が同時に同じテーマで記事を更新するというコラボ企画です。

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    スパンキープロダクションの芸人による「ひとつのネタに対してみんなで感想を書く」という企画です。

  • スパンキーリレー台本

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    スパンキープロダクション所属の芸人数名でリレー形式に台本を書き足していってひとつのネタを完成させる『リレー台本』という企画です。

最近の記事

一回戦敗退

今年のR-1は一回戦で敗退でした。 スベった上にタイムオーバーだったので巷に溢れる「なんで俺落ちてんねん!ウケたやろ!」の声を羨ましいなあウケたんやー思いながら心身ともに歪んでいます。 芸歴制限が撤廃されて「出れる!」より「出なあかんな…」思てた時点で負けっすよね。 2分のネタ作成を怠っていたと言うのもあるし、まあ当然の結果なのでそれほど、それほどは落ち込んではおりませんいや落ち込んどるわ! 地道にやっていくしかない。

    • 愚痴

      9/8に東京でライブがある。他の出演者は予約とか直接連絡(DM等)による予約が結構あり、会場代はペイできる程の集客は見込まれている。 https://tiget.net/events/260133 俺だけゼロ。 まあしゃあないとか言いたくない。でもちょっと…今んとこ迷惑だけかけてる状態。これはなんというか、嫌。嫌過ぎる。行って良いのか俺は。 のようなネガティブな感情しか湧いてこないが、まあ行くしネタやるしウケたんねんマジで。 などと容疑者は述べています。 来て。この

      • 衰えを感じるなんていっちょまえだな

        他のことはポンコツでも「良い設定を考える」ことには実はプライドがあったのだが(しかも相対評価ではなく絶対評価で)、最近はそれすらもグラついてきた。 などという考えが頭をかすめる度に自ら「何も成し遂げてないくせに『衰えを感じる』なんてサムい。サム過ぎる。」と自戒するようにしていた。 が、もうホンマにあかん。だってホンマやもん。ホンマなもんはホンマやから。 俺の数少ないスキルのひとつ「ものすごい遠いところからパクってくる(用心して一応ひとつふたつひねる)ので誰にもパクりだと気付か

        • 恥ずかしくて言えないけど書くなら書くでなるべく余すことなく書きたい

          泣くのを我慢したら鼻の奥が「ツーン」てなる感じあるやないですか? ある日を境に、あの「ツーン」に非常に似た感触が、小便終わりに亀頭部に訪れるようになっているのだがこれは何?。 その感触が訪れるようになって以来、残尿感が半端じゃない。尿のキレが鬼悪い(物理的にではなく感覚的に)。 歳をとったということなのかと思ったけど、ほんまにある日を境にくっきりと感じるようになったのでむしろ何か病的なものではないかと疑っている。 が、性交渉はとんとご無沙汰なことであるし考えられるとすればバ

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        記事

          まだやのになぁ、みたいな感じ

          よく「これ今見ても(現代の感覚でも)面白い」とか思うものに触れるけど、それってそのものの面白さの耐用年数分自分も年取ってるだけなんじゃないかという恐怖が最近芽生えてきた。 ものと同じだけ年取ってたらそら若いときおもろかったもん今見てもおもろいわな。 二十歳くらいの人がそれを見ておもろいと思って初めて「今見ても」おもろい、になるのに。 ということに気づかないフリをするには無理のある年齢になってきたということか。 多分なにかしら成し遂げた実感があれば自分が古くなっている(ので

          まだやのになぁ、みたいな感じ

          老人

          僕の腰痛と、君の元気を交換してくれないか。 二十歳そこそこの若者は少し考えてから、良いですよ、と微笑んだ。 まず、二十歳そこそこの元気な若者は、自分が元気だという自覚がない。次に、大人は腰痛ってよく言うけれど実際のところどんなものなんだろう?、という疑問を少なからず持っている。そして、もちろん愚かである。腰痛を味わってみたいという好奇心を飼いならせるだけの自制心を持っていればそいつはもはや若者ではない。 交換は一瞬だった。 あれ、思ったより…などと言いながら腰を撫で、困った

          バタフライ・エフェクトとか言うてみたい

          考えたくない(忌避しているというより面倒だから敬遠している系)ことって沢山あるじゃないですか。雑に言うと「難しい問題」。誰か賢い人に結論だしてもらって自分はその後ろをヘラヘラ笑いながらついていくだけにしたいのに「いや、これはお前の問題でもあるからお前も考えろ」と言われるじゃないすか。ずっとそれは言われてるんやけどここ4,5年くらい「うるさい。関係ない!」て言いにくいですよね。 僕はマンガが好きなんですけど、まさにここ4,5年おもろかったりずっしり重かったり反発を覚えたり、こ

          バタフライ・エフェクトとか言うてみたい

          告知

          最近全くここに書いてないのでなんか書かんとあかんのかなー思てますが、まぁそうそう書きたくなるようなこともないので、とりあえず告知。 4/26(火)「笑の匠GP予選」…日本橋アップスにて。3ヶ月間、隔週で5回の予選を行い、各回上位3組が最終月第4火曜の決勝にてお客さん投票のネタバトル。詳しくはTwitter「笑の匠GP」アカウントをチェックしてみて下さい。 5/2(月)「板付、手上げ明転」…松竹のピン芸人、ふじいもやし君主催の隔月ライブ。各芸人2本ずつネタ、コーナー1つ。今

          ちょっと今困っています

          というのもパラシュートが開かないんです。 それだけならまだしも、気を失うことが出来ません。意識がどんどん冴えてきます。このままでは、地面に激突する瞬間の恐怖が人生最後の記憶になりそうで嫌です。 ただ、今現在に限って言えば、非常に綺麗に富士山が見えます。

          ちょっと今困っています

          決心

          帰宅後すぐ二階へ駆け上がり、息を落ち着かせるまもなく袋から一冊のマンガ雑誌を取り出す。 今日はこれを読むのが楽しみで午後の授業に身が入らなかったほどだ。 ゆっくりと上品にページをめくるようなまねはしない。何しろ分厚いのだ。バラララッと一気にめくる。あれ?。もう一度最初から、少し慎重にめくる。ない?。恐る恐る巻末の目次を見てみる。・・・・・・・いや休載かい!。 季刊やぞ!!。 一年に四回しか出ぇへん雑誌で休載て。いやいや。前回読んで次の回読むのに半年開くやん。メンヘラカップ

          9:1

          二つの勢力が。 「しばくぞコラ!」 「やってみろや!」 「ああ?」 バキッ! 「ったぁ…!何すんねんワレ!」 「お前がやってみろ言うたんやろがい!」 「ちょ、落ち着いて!やめましょうよ!」 「なんやお前怖じ気づいたんか」 「そんなことないスけど」 「ほな行けぇ!」 ズン! 「ぐっ!ほら見てみい!お前がぐずぐずしてるからやられたやろがい」 「ちっ、しゃーない、俺もやったりますわ」 ドカッ! 「よっしゃそれでええんや」 「お前ら調子乗っとったらあかんぞ!」 「来んかい!」

          裁判

          アメリカの裁判。陪審員に向かって検事は得意気に言った。 「さて、先程から暴行の容疑を否認している彼ですが、皆様にはこちらをご覧いただきたく思います。」 一台の大きなモニターが運ばれて来る。 「これは犯行現場から15メートルほど離れた雑貨店の店先に設置されている防犯カメラの映像です。」 検事はリモコンをモニターに向ける。ほどなく、ある映像が映し出される。 すぐにざわつき出す陪審員席。少し遅れて傍聴席。モニターがそれほど大きくないので映像を把握するのに時間差があったのだろう

          後悔

          そのときはなんとも思ってなかったけど後々思い出して後悔することはよくある。大体は「まあいいか」で終わるものだが、今思い出しても「あれ、やっといたら良かったな、話のタネになったよな」てことが何個かある。 1.廃映画館での肝試し 幼少時、近所にあった廃映画館。兄が行ってみようというのを怖がって行かなかった。小学校に上がる頃には建物自体がなくなってたと思う。これはよく思い出す。 2.事故の野次馬 大学卒業後、1年間地元の徳島県でファミレスのバイトをしてたのだが、深夜バイトを終え

          自分との戦い

          「あー…!しまった玉子買ってたんやった全然使ってない絶対賞味期限切れとるわ、あれまだ全然いけるやん玉子めっちゃもつねんなぁ」 上記はおそらく今までの人生で一番長い独り言である。しかも言ったあと「さすがに長すぎるやろ(笑)」と、これもちゃんと声に出して言った。 でも書いてみると意外と短い気がする。 こんなはずでは。この、独り言八段、いや独り言永世名人と自ら名乗っているこの俺が、この程度の独り言を最長として良いのだろうか。否、そんなはずはない。 だがわざと長く喋って記録を伸

          風呂から始まる

          風呂に入りながらにしてその風呂の栓を抜く。実家暮らしの頃はそんなことはしなかったが、一人暮らしのユニットバスだとほぼ毎回そうである。一度湯を全て抜いてから空の湯船の中で体を洗う。 その日もいつものように湯に浸かり、体が温まったなというところで栓を抜いた。膝からすね、すねからくるぶしへと水位が下がり俺はなんとなく下がる水面を見ていたのである。 あれ? くるぶしから先、足の甲から爪先までが、お湯と一緒に流れていってる。俺の足、液体になってる。ふーんまあええか、いやええことあ

          風呂から始まる

          連行

          警察官が犯人を家から署に連行。 「外にマスコミが群がってる。感染対策の面からもマスクをつけろ」 「はい」 「なっ、ちょ、お前お洒落マスクすんなや」 「え?いや…これしかないんですけど」 「ええ?それ『しか』なんてことある?普通のも持ってるけどイベントとかのときはこれを着けて気分上げますー、やなくてそれしか無いの?」 「洗濯出来るやつなんでこれあったら不自由しないし…」 「いやお前、今から署に連行されるストーカー殺人犯がお洒落マスク着けて家から出てきたら世間が変な盛り上がり