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【嫁さん観察日記】昔は嫌だったが、何故か今は安心すること。

女性とお付き合いしているときに、

折角デートしているのに、彼女の愚痴ばっかりで全く面白くない!
そんな話に時間を割きたくない!!

と、学生~30代くらいまではそんな風に考えていた。

だが、結婚して40代にもなってくると、逆になぜか嫁さんの愚痴を聞くのがちょっと楽しみになってきたのだ。

まぁ愚痴といっても、内容にもよるだろう。
他人に対する陰口などはもちろんダメだが、職場環境の不満とか人間関係の愚痴は、結構勉強になることや新しい発見があり、聞いていてなかなか楽しい。

それに、自分の考えとしては、不満や愚痴というのは「もっとこうしたら良くなるんじゃないか?」という前向きな考えの表れであると捉えている。


嫁さんの職場の愚痴は主に、
①同僚たち(女性が多い)の人間関係問題
②上司の指示がポンコツすぎる問題

という2つのメインコンテンツから成り立っている。

しかし最近はもっぱら、嫁さん発信ではなく、
「今日はどちらのコンテンツを聞こうかな・・・?」
と私がワクワクしている。
愚痴を聞きたいがために私が先に仕掛けるのだ(笑)

「最近例の上司の〇〇氏どうなの?」
「前に言ってた同僚の〇〇さん、どうなったの?」


顔も全く知らない、嫁さんの上司や同僚の名前まで憶えてしまっているのだ。年齢までも大体把握している。(笑)

それにさすが職場の愚痴コンテンツだ、一度話し出すと結構止まらない。
どこの会社でも不満はいっぱいあるのだろうな。

そんな嫁さんに対して、
「うんうん!それはポンコツすぎるな!ひでぇな!」
と共感してみたり、
「いや、それはこのように言ってみたらどうだろうか?」
など、アドバイスをしてみたり・・・。
なんかその掛け合いが結構楽しい。
私の適当なアドバイスで実際に事がうまく運んだこともあるようだ。


よく、愚痴や不満ばかり言うと運気が下がる・・・なんていう人もいるが、私はそうは思わない。

愚痴や不満を聞いてくれて、一緒に解決策を考えてくれる良きパートナー(夫婦でも、恋人でも、友達でもOK)がいれば、愚痴や不満はどんどん発信したほうがいいと考えている。

発信する側はストレスの発散にもなるし、受信する側としては頭の体操にもなる。
WIN-WIN じゃないか。

それに、愚痴や不満を全く言わなくなったら、
「もう、どうでもいいや」  (ノ`Д´)ノ彡┻━┻
ということになってしまう。
そうなると非常につまらん。前にも後ろにも進まない。
ただ毎日を淡々と過ごすだけの物体になり下がってしまう。
そう、物体。
毎日、交通の便に気を付けて会社を往復し飯を食らうだけの物体。(笑)
そんな物体夫婦はとても嫌だ。


年齢も重ね、夫婦として共に過ごしているうちに、嫁さんの愚痴や不満はうっとおしいものではなく、いつのまにか、
「今を一生懸命生きている証し」
と思えるようになった。
かえってその方が安心するようになったのだ。


これから結婚しようと考えている人や、現在恋人候補がいる人は、相手が自分の愚痴や不満をどう受け取ってどのように返してくれるかに着目してほしい。
本当に良きパートナーかどうかを見極められる判断材料になるのではないだろうか。


今日も会社から帰ってきた嫁さんが、

「ちょっと聞いてよー、会社の上司がさぁ・・・」

という顔をしている。

さてこの辺でPCを閉じて、
一杯やりながら話を聞いてみよう。


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