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私はうそつき母ちゃんです

イヤイヤ期の息子に言います。
私「今日はさぁ、お風呂入んなくていいか?

息子「え?何で?」
私「なんか面倒くさいからね、今日はいいか?」

息子「え?入るよ」
私「そう?入る?一日おきくらいでも良いんじゃない?」

息子「お風呂は毎日入りたいんだよ
私「そうなの?」

息子「そうだよ」
私「そう?でも、今じゃあないんでしょう?」

息子「今だよ、今すぐに入るんだよ!
私「そうなんだ~、もう湧いているから、どうぞ」

息子は自分の人生を張り切って邁進しています。

息子は友人に驚かれたと言います。
え?お母さんに怒られたこと無いの?本当に?」ってね。

本当にそう思って大きくなったんだって~
息子「でも、騙されていたんだ。詐欺師なんだよ
私「ダメだった?」
息子「良かったよ」

そう?
良かったなら、良かった💛


私の親友は、もっとすごい大詐欺師です。
娘3人にコッソリ言うんだって、
一人の時を狙って、コッソリ言うんだって、
A子が一番可愛いんだよ」って、
そりゃあもう、娘は大喜びの狂喜乱舞です。
B子とC子には絶対言うんじゃないよ、焼きもちを焼くから
それを3人の娘にやってる。

みんな、愛情をたっぷりもらって素敵に育ちましたよ。

息子が大学生になって、
「家で塾を始めようかな」って言いだしたときのことです。

息子「どんな子も一流大学に入れてあげたいんだ」
私「どんな子も?」

息子「そうだよ。もう、普通の塾は沢山あるんだから。どうせやるなら、最高の塾じゃなくちゃ僕がやる意味が無いからね」
私「ふ~ん、随分と自信たっぷりだけど、どうやるの?」

息子「誰だって、何か1つは良いところがあるものだから、そこを褒めて伸ばしていけばいいんだよ」
私「大学生にもなって、随分とおめでたいね。良いところが1つもない人はいくらでもいると思うよ」

息子「そんな人はいないよ」
私「い~っぱいいるよ。なんなら、世界は何でもできる人と何にもできない人に分かれちゃってるってくらいかもよ?」

息子「何言ってるんだよ」
私「だって、私がその代表じゃん。得意な事なんか何もないよ!

息子「あ…」
ほら、考えてるよ息子、
私を傷つけまいと言葉を探しているよ息子。

息子「お母さんはさぁ、僕の世界一のお母さんだよ!」
何と嬉しい。
育ててよかった。
私のもとに生まれてくれてありがとう。


3日くらいたってから気づいたんだけどさぁ、
世界中のお母さんの中で一番とは言われてない。

僕のお母さんは一人しかいないから、
その世界で一番に決まっているじゃんね!

やられた~

最後までお読みいただきありがとうございました。

2021/5/24にnoteを始めました。

この記事は5本目です。
NO.5
私はうそつき母ちゃんです


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