四畳半で姪倶楽部

勤続年数×握力×四股名=次世代IQ、四畳半 全自動 で姪倶楽部 麻雀台洗濯機です。

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最近の記事

「空っぽ」に色を付けるなら

泥臭く、不器用に、それでも自分に嘘をつかないように必死で。 だけど、いや、だからこそ、心は満たされないままで。 イキリツイッタラーアイドルがフルマラソンに挑戦しますフルマラソン完走直後に、通常通りのライブを行う。 走ることを特に嫌う彼女が、急なチャレンジに対峙した。 当日の顛末自体は、上記動画に譲るとして、ここでは「マラソン」であることに敢えて積極的な意義があるという立場で、マリンさんの「凄み」を勝手気儘に慮りたい。 「結果」としてのマラソン マラソンの起源には、大き

    • 苦みに抗い、甘さに媚びず、実った果実に君を見る

      BLUEGOATS 『パンクエール』に関してつらつらと。 エールであることの意味①:製法(その期間) この曲は、「新曲完成するまで出れない部屋」という突如生まれた企画がきっかけとなっている。 5日間で「歌詞+振付の完成」までが求められた状況。 プロであることの意味は、「一定以上のレベル(何かしらの対価を正当に要求することが可能な、という意味において)」であることも必然となってくる。 「短期間で完成品に育て上げる」 短い期間で発酵させる上面発酵を主たる製造法とするエー

      • 「あなたのために私が書いた歌」の感想まとめ①

        1曲目 「向こう」と「青を」が、歌い方で押韻されてるところ、非常に気持良侍。 「黒」と「(くれ)るの」 「(き)てよ」と「でしょ」 が、交互韻になっているのも趣深侍。 「感情」「線上」で押韻しつつ、「環状線上」にかけているのは、ごっつテクニカル侍。 環状線はその構造上、渋滞を解消する術を持たないため(円環故に)、そのめぐっている感情は、吐き出すか別の形に昇華させるしかない。 これは、どんな形であれ、積極的に前を向かせる後押しSongとも言える侍。 ①「ミみた

        • いくつかに切り取って「見る」ことで「生き生き」とする話

          BLUEGOATS『フィルムカメラ』の感想を、とある人の「生き生き」で語らせたいというお話。 とある人のはなし① とある人がそこにあった。 いつから生じたのかについて、分かるモノはこの世にはいなかった。 当人にも自覚はなかった。 しかしながら、いつ滅するのかについてのみ、明確に知り得ていた。 ただ、それがどのような事象によってなされるかは、完全には理解できずにいた。 それは、全く存知の外にあったというわけではない。 いくつかの「ありうる類型」だけは、持ち得ていた。

        「空っぽ」に色を付けるなら

          We have the choice to continue to live in the shadows of fear or to step out into the light of courage.

          BLUEGOATS 『交差点』の歌詞や、作詞者ほんま・かいなさんの語りなどに沿って、つらつらと。 BLUEGOATSさんのTikTokにおける新プロジェクト「あなたのために私が書いた歌」で、①「好きな相手への幸せを願う自分と、それを叶えるのが自分ではない可能性への恐怖への励まし」を求めたコメントと、②「自身のキャリアに専念するために別れを切り出したパートナーに対する、純粋に応援したい気持ちと引き留めたい気持ちとの葛藤」に関するコメント双方への応答として制作された曲。 当初は

          We have the choice to continue to live in the shadows of fear or to step out into the light of courage.

          オンライン大喜利大会解答~その5~

          最近はあまりやっていないのですが、一時期オンラインで友人と大喜利大会をやっていましたので、その解答の一部をまとめておこうかと思いまして~その5~。 ※今回は、すべて私の解答です。 第1問「死ぬほどダサいソーメンの食べ方を教えてください」 ・「通は塩だから」 ・「湯気通しで」 ・「さうめん」って言う 第2問「〇〇の実 その名前と能力」 ・ギボギボの実:霊が見えてる感がしとどに溢れてくる ・リボリボの実:すべての商品がリボ払いになる 第3問「「忍者」に言葉を足しておもし

          オンライン大喜利大会解答~その5~

          オンライン大喜利大会解答~その4~

          最近はあまりやっていないのですが、一時期オンラインで友人と大喜利大会をやっていましたので、その解答の一部をまとめておこうかと思いまして~その4~。 ※太字になっているのが、個人的に一番好きな解答(と私の解答)です。 第1問「新たに出てきた代行サービス」 ・ラーメン屋でちょっと離れたところにある「しょうゆ取ってください」ってお願いする代行 ・滝行代行 ・助っ人外国人がやっぱり来日したくないなって思ったときの代行 ・あえぎ声増し代行 ・静的サービス ・サビ代行 ・Cメロ代行

          オンライン大喜利大会解答~その4~

          オンライン大喜利大会解答~その3~

          最近はあまりやっていないのですが、一時期オンラインで友人と大喜利大会をやっていましたので、その解答の一部をまとめておこうかと思いまして~その3~。 ※太字になっているのが、個人的に一番好きな解答(と私の解答)です。 第1問「あだ名が「けだもの」の小学生 なぜ?」 ・お母さんが鎖につながれてる ・(絵回答)小5ぐらいでヒゲが生えてきたんですけどこういう感じで生えてくる ・ジャングルジムに登ったあと、曲げて降りる ・給食当番のことを餌当番と呼んでる ・(そいつのクラスの後)プ

          オンライン大喜利大会解答~その3~

          オンライン大喜利大会解答~その2~

          最近はあまりやっていないのですが、一時期オンラインで友人と大喜利大会をやっていましたので、その解答の一部をまとめておこうかと思いまして~その2~。 ※太字になっているのが、個人的に一番好きな解答です。 第1問「ふるさと納税の返礼品、知られざる不人気ランキング第一位は?」 ・北九州 返り血Tシャツ 第2問「写真で一言」 ・ちょっとGOTO行ってくる ・茶は静岡 俺は千葉 第3問「マーベル最新作:業界騒然の主人公について」 ・スーパー王(わん) ・ダンスダンスコミュニ

          オンライン大喜利大会解答~その2~

          オンライン大喜利大会解答~その1~

          最近はあまりやっていないのですが、一時期オンラインで友人と大喜利大会をやっていましたので、その解答の一部をまとめておこうかと思いまして。 ※太字になっているのが、個人的に一番好きな解答です。 第1問「絶対に行きたくないカラオケ店の特徴とは?」 ・店員のタモリのモノマネが終わってるクオリティ ・モノマネしてるときに、けっこう本人登場してくる ・マイクがヘビ革 ・歌を探すのが本のやつしかない ・声量でガラス割る客ばかり ・ワンドリンクオーダーで、ワンドリンク目が日本酒縛り

          オンライン大喜利大会解答~その1~

          忘却が奪った色は、血と涙で取り戻すより他ない

          BLUEGOATS 『またね、おやすみ』に関する歌詞や、作詞者かいなさんの語りなどに沿って、つらつらと。 灰になりそうな思い出の中で、それでも必死にそれらの形を思い出して、自分の血と涙で色を与えていく。 「残す」ということは、本当に命がけの作業なのだから。 「久しぶり、あたし覚えていますか」の二重性 歌詞の冒頭部分。 この曲全体が、「今世では会うことができない友人への語り」というスタイルをとっている以上、「久しぶり、あたしのことを覚えていますか」という、友人への問いかけ

          忘却が奪った色は、血と涙で取り戻すより他ない

          "夢を見る"という自傷行為に対して、"諦め"は治療となりうるのか。

          BLUEGOATS 9曲目『夢患い』に関する歌詞や記事などに沿って、つらつらと。 やりたいと思えることがある幸福と、それ故にそことの断絶があることへの悲哀。 幸せがあるからこその絶念、理想があるからこその現実への恐怖。 口を開いた絶望の淵を大きく跳躍しようとする、決意の歌。 「やりたい」「できない」に巣食う、「漠然」・「曖昧」という怪物 「やりたいこと」と「それができない今」との狭間で、自分の身の置き場を探し続ける。そんな「葛藤」がテーマとなったこの曲。 「理想と現

          "夢を見る"という自傷行為に対して、"諦め"は治療となりうるのか。

          「ありのままの自分」をありのままに演じる空間~「意味の与え合い」としてのライブ~

          BLUEGOATS『BLUE ENCOUNT』(2023年1月22日(日) 於 新宿Marble)に参戦しての感想を、つらつらと。 「共同構築物」としてのライブ~表象されたものから見て~ こういう「The ライブハウス」のような場所に入るのは、いつぶりだろうか。 「階段を下りて地下に入る」 これだけのことでも、自分が先程までいた喧騒から隔離され、明らかに別種の"喧騒"に身を沈める気分になる。 これはまさに、馬場(2021)が言うところの、「ライブハウスにおける「内側」の強

          「ありのままの自分」をありのままに演じる空間~「意味の与え合い」としてのライブ~

          「私」が「私」に認められることでしか、他者から真に愛されることはないというお話

          当該記事と『ねえ、あのね』の歌詞の流れに沿って、つらつらと。 近くて遠い「親」 「自分のやりたいことが親に言えなかった(当該記事より引用)」 「昔は習い事もたくさんやっていたけど、それも全部自分がやりたいって言ったやつじゃなくて、親に勧められたやつだったし(〃)」 「何も言わずに成功した方がカッコよくない?みたいな(笑)(〃)」 物理的距離として、誰よりも近くにいることが多い存在である「親」だからこそ、「意識的にコミュニケーションを取りながら、互いの心理的距離感を把握す

          「私」が「私」に認められることでしか、他者から真に愛されることはないというお話

          定めること、認めること、赦すこと

          当該記事の流れに沿って、つらつらと。 立体構造物としての詞 BLUEGOATS作品 8曲中5曲の作詞を手掛けるマリンさん。 作詞全体に対するスタンスとして、 ・コンセプトとしての物語把握 ・俯瞰的/客観的視点からの物語描写 ・聞き手に重心を移動しての主観的描写 があった上で、本作(「私は大学を辞めた、友達のせいで」)では特に、 ・「他者の体験」という媒介を通じてのコンセプト理解という難しさ(つまり、「チャンチーさんの語りに対するマリンさん自身の感想」をコンセプトの出

          定めること、認めること、赦すこと