kaoru

トリートメントセラピスト ・セルフパートナーシップ ・エッセイ ・イラスト

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白湯

裸足を床につけるのが冷たく感じるくらいに いつの間にか冬になってる。 家族がまだ眠っている時間に、 お湯を沸かしてマグカップに注ぎ のぼる湯気を眺めながら、 子供と…

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3年前

冬の或る日

「どちらにしても後悔するよ」 びっくりして、何もこぼれていないテーブルを ティッシュで拭きとる動きをしばらく続けたあと 窓の外を見た。 冬の陽射しを浴びた山茶花は…

kaoru
3年前
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白湯

白湯

裸足を床につけるのが冷たく感じるくらいに
いつの間にか冬になってる。

家族がまだ眠っている時間に、
お湯を沸かしてマグカップに注ぎ
のぼる湯気を眺めながら、
子供と向き合えず苛々してしまった昨日や
折り合いのつかなかった出来事に
じんわり涙する。

私、伝わらなくて悲しかったんだなぁ

あの時怒っていたんだな

良いとか悪いとかジャッジはしないで、
ただ感じて思う。

さて、そんなこともあったけ

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冬の或る日

冬の或る日

「どちらにしても後悔するよ」

びっくりして、何もこぼれていないテーブルを
ティッシュで拭きとる動きをしばらく続けたあと
窓の外を見た。

冬の陽射しを浴びた山茶花は
奔放に伸びた枝にたくさんの花をつけ
そのほとんどが薄茶色く、終わりを迎えている。

でも綺麗だな、と私は思った。

葉から透ける光りも影も夏に比べたらとても薄くて、
レースのカーテンの向こうのように
少し白んだ世界は
届いた言葉を優

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