少女小説の語らぬ先〜 『本屋さんのダイアナ』感想文
世の中にはいろんなハラスメントがあるけれど、ハラスメントに対峙したり回避したりする方法を、私たちはきちんと教わってきただろうか。
ってことを、この本を読んで強く思った。
柚木麻子さんの著書『本屋さんのダイアナ』。
感想と雑感です。ネタバレあります。(約2000字)
単行本は2014年に発行されました。(やっと読めた)
📕ダイアナと彩子
主人公はダイアナという名の女の子。なんと漢字で「大穴」と書く。れっきとした日本人で母親はキャバ嬢のシングルマザー。この母親の影響でダイ