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サラリーマン夫が主婦業を真剣に考えてみた

主婦業は究極の自営業だ。妻は日々忙しそうに家事に従事する。私は家事に対してのリーダーシップはあまりないが、少しでも貢献しようと現状の家庭運営について真剣に考え、提言することを考察してみた。

今から書く内容は、賛否両論あると思う。男に何がわかるとの批判もあるだろう。批判は甘んじて受けるが、長いサラリーマン生活において、家庭運営を円滑にできるのではないかと提言してみたい。

家庭を会社に例えて考えてみる

家庭を会社で例えて考えてみる。この時点で批判が巻き起こりそうだが、まず、夫の私の立場は株主であり部下の立場でもある。家庭を理想的に運営してもらうための出資(給料を収める)を行い、部下として家事に従事をするような立場だ。

一方で妻は社長。出資された原資を活用して家庭を理想的に運営する。

食事や掃除、育児など理想的に運営するための必要な要素があり、限られた原資と時間を使って、日々家事に従事するわけだ。

そして、株主である出資者の意向も反映しながら家庭を運営する必要がある。

例えば、私は食事や掃除など家事に対してあまり口は出さない。というより何も口出しはしないほうだが、家庭によっては夫(株主であり出資者)が物言う株主として家事の方向性などに大きく口出しをする家庭もあるだろう。

我が家は私が株主でもあるし部下でもある状況のため、家事は手伝うし、反論もあまりしないが、優秀な部下かというとそうでもないと思う。

世の中には莫大な出資をして優秀な部下としても働く夫もいるだろうし、その逆もいるだろう。部下としては全く働かない家庭もあると思う。家庭それぞれであり、それもまた会社と同じ状況だ。

また、「実家」という出資者、株主がいるケースもある。文字通り、親会社でも良いだろう。妻の親が出資する、夫の親が出資するなどの有無によって社長である妻が運営の影響を受けることは容易に想像できる。

我が家は妻の親が出資者の一人であることは間違いないが、物言う株主のような状況ではなく、出資をしたうえで暖かく見守ってくれる。夫の親の出資はほぼない。

つまり、我が家に関しては、株主の影響はさほど受けずに、社長の判断で家庭の運営の方向性を定めていきやすい環境にある。自由度が高い環境ということだ。

妻(社長)の現状

妻は「時間がない」「忙しい」と日々口にする。確かにオーバーワークに見える部分がある。

主婦業はルーティンワークの連続だ。日々の買い物や幼稚園の送迎、掃除、洗濯、各支払いなどなど、日、週、月にそれぞれルーティンワークがある。それらを効率よくこなしながら、自由な時間を作り、外出をしたり、趣味の時間を作ったりなどの活動をする。

そしてそのルーティンワークは妻(社長)の思い入れによって優先順位やかける時間などが変わってくる。

買い物一つとっても、時間をかけてリサーチしたりスーパーを回ればいい食材が安くで手に入れることも可能で、手を抜くなら近くのコンビニで高い価格で手に入れることもできる。

料理だってそうだ。時間をかけて買い物し、良質な食材を安くで手に入れ、手の込んだ料理をすればさらに時間がかかる。その対価として量に対しての満足度が家族に提供できるし、節約につながるケースもある。

つまり、家事の優先順位の取捨選択は社長である妻の判断で決めることができる。場合によっては株主である夫や親などによって影響を受けるケースもあるが、我が家にとってその影響は皆無だ。

そうなると、正しい目標設定と目標達成する為のルーティンワークの効率化をすることが重要だ。

家庭と言う会社の目標は幸福な生活だ

家族を会社と例えるのであれば、長期的な目標、理念と呼べるようなものが必要だろう。言うまでもなく家族という会社の目標は「幸福な生活」だ。

ただ、幸福の概念が家族によって大きく変わる。よくある離婚の理由が、価値観の不一致だが、目指すものが違ったり、価値があると思うものが夫婦や家庭内で格差があると当然まとまらなくなってくる。

それは会社も同じで上司部下、株主、目指すべきビジョンが共有されていて、共感している状態が望ましいのは言うまでもない。

我が家の幸福という価値観は夫婦で一致していると思っている。

華美な生活はさほど望んでおらず、ゆっくりほのぼのとした時間を過ごし、子供の健やかな成長を望む。

仮に上記の内容が家庭という会社の理念だとすると、それらを達成するためのルーティンワークを効率的に組んでいかなければならないわけだ。

例えば、家族の団欒時間は我が家における幸福な生活においては重要だ。個人レベルの趣味の時間や友人、知人との交際より優先順位は上になる。

この団欒時間をしっかり取るためのルーティンが組まれているかどうかだが、我が家で起きた問題を紹介してみる。

家族とはどの範囲を示すのか

家族との団欒時間は重要だと言う事は夫婦間で目線は合っていた。その為、個人の趣味の時間や友人との交際などはうまくコントロールをして団欒時間を最大化する努力は出来ている。団欒時間を増やすために夕食の時間は18時と早く、買い物や家事も済ませておくようなルーティンだ。

ただ、「家族」と言う範囲が実家を含むか含まないか、の目線はズレがあった。

私は夫婦と娘の3人の俗に言う核家族が「家族」と言う表現のつもりだった。現代的な解釈であれば、日頃常用する家族という言葉はこの範囲ではないだろうか。

一方の妻の家族範囲はいわゆる直系家族。実家を含む考え方だ。

つまり、私が仕事を休みの日に妻の実家の方々を含めた「家族」で団欒を取ることが非常に多いのだ。

この件について、誤解を招かないようにしたいのだが、妻の実家の方々に何か不満があるかと言うと全く無い。むしろ、先に述べたように様々な支援や配慮を頂き、本当に感謝もしている。

とはいえ…
頻度が高いと気疲れしてしまう事もある。億劫に感じてしまう事もあった。

だが、考え直してみると親会社や株主(実家の家族)などとの関係性を深めようとする社長(妻)と言う事であれば、良い社長なんではないだろうか。そんな風に思う。

まとめ

・家庭は会社
・妻は社長
・実家は株主、親会社
・私は株主であり、部下でもある
・家族と言う会社の理念は幸福な生活
・幸福な生活の定義はそれぞれだが目線合わせは必須
・家族と言う範囲もまた目線合わせは必須

会社も家庭も、やはり目標やビジョンが最も重要で、巻き込んで行く範囲もまた重要。そこがズレると様々な問題が発生する。

いかがだっただろうか。あくまで主観に基づいた内容で、当然、妻には言わない。むしろ言えない。noteの中だけの呟きだと受け止めてほしい。

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