₆₄

普通になりたい

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最近の記事

「いいこ」の呪縛

「本当にかわいいしいい子だよねぇ〜」 大好きなお料理教室に行ったら、高確率でお世話になってる先生たちにこう言ってもらえる。 そう言ってもらえることは、とっても嬉しい。 だから素直に喜ぶし、先生に感謝も伝える。 けど最近、「いい子」で「なければならない」という呪縛も確かにあるような気がしている。 聞き分けがよくて、素直で、にこにこしていて。 職場でもそれは同じで、身内でない人と関わるときはそういう子で「なければならない」 でも、「いい子」と言われるたびに、胸が苦しくなる。

    • 「お互いさま」でいいじゃない

      今日のモヤモヤ。 ほんの些細なことで、嫌味っぽいことを母に言ってしまった。 別に大したことを話していたわけではないけれど、私が話している途中で、テレビ番組に意識を逸らした母が何も返事をしないことが何度か続き、思わず「また聞いてない」とぽつりと呟いた。 人間というのはそんな小さな呟きには敏感に反応してしまうようで、母もその例に漏れず「なにか言った?」と語気強く返された。 うんともすんとも相槌がないことに少しムッとしただけだった私は「別に大したことじゃないしもういいよ」と返

      • 母が望む「私」

        ふと気づいたというか、察したというか、悟ったこと。 「食べたいものだけ食べればいいわけじゃない」 「ただの偏食」 「自分に甘いだけ」 「自分が鬱や摂食障害やって思ってたら楽やから、そう思い込んでるだけ」 今のような奇妙な食生活を始めて、散々母にそう言われてきたし、実際そうなんだろうなって私自身も思ってた。 でも客観的に考えてみれば、私自身も20年以上母に教えられ、刷り込まれてきた意識でできているから、甘えてる、弱いって思ってる部分もあるのかなあ、と最近思う。 でもやっぱ

        • 分類される安心感

          重い腰を上げて、メンタルクリニックに行った。 先生紹介も見て、摂食障害に見識のある先生を指名した。 今の食に対する執着、悩み、食生活。 一通り話し終えたところで先生に言われた。 「今の状態は摂食障害です」 そう言われたとき、正直ほっとした。 以前書いたように、ずっと「かもしれない」状態で宙ぶらりんだった。 摂食障害かもしれないけど、結局全部私の変なこだわりで、わがままで、甘えで、ただの偏食なんだと思ってたし、母親にも「病人ぶりたいだけ」だと言われ、私自身、心配された

        「いいこ」の呪縛

          逃げたい

          時折、全てを投げ出して逃げ出したくなる。 仕事、家のこと、人間関係、他人からの評価、他人の視線、インターネットの情報、食べること、運動。 たとえ自分のためになるような良いことでも、全部捨ててひとりになりたい。逃げたい。第三者に関与されることのない場所に逃げたくなる。 関与されるだけじゃなくて、関与もしたくなくて。 他人の言動に何かを思ったり、考えたりしたくない。 常に"無"でいられる場所に逃げたい。 でも、逃げられない。 手放したいのに、手放せないものがたくさんある。

          逃げたい

          世の中「数字」が全て

          特にここ1年ほど、体重の数字に一喜一憂して振り回される生活を送っている。 たかが数字、その数字を背負っているわけでもないし、自分から言わなければそれが誰かに知られることもない。 そう理解はしていても、気にすることはやめられない。考えずにはいられない。 こんな「数字」に囚われた生活、辞めてしまいたい。 体重もカロリーも食べるものの質量も、何も気にせず暮らしたい。「数字」に振り回されたくない。 そう思ったけれど、よくよく考えてみれば、私たちの生活は数字無しには成り立たないという

          世の中「数字」が全て

          誰がための努力

          何のためにやってんだろう、ってことが度々ある。 私の中でその最たる例がダイエットだ。 ダイエットを始めたきっかけは、なんてことない。 ただ、キレイな体型で水着を着たかった。 部活の合宿で、突如として着なければならなくなってしまった水着。 当時の私は至って普通体型、体重も美容体重に近い数字で決して太ってはいなかったけれど、足の肉感やぽっこりお腹がどうしても気になって、自分が恥ずかしい思いをしないため、自分が自信をもつためにダイエットを開始した。 それが悪夢の始まりだった。

          誰がための努力

          メンクリ行ってモヤった話

          以前自分ひとりで抱え続けることがどうにも苦しくて、人に相談したくて足を運んだメンタルクリニック。 初診時に対応してくださった先生は、穏やかでこちらに寄り添ってくれる人だった。 辛かったね、苦しかったね、今も辛いと思うけど、絶対に治るからね。元通りになれるからね。 そう声をかけてくださって、安心したし救われたような気持ちになれた。 ここに通えば現状も良い方に向かっていくかもしれない。 そう思ってむかえた再診。 初診時に「次は違う先生になるかもしれない」とは言われていたけれど、

          メンクリ行ってモヤった話

          摂食障害「かもしれない」話。

          摂食障害「かもしれない」。 診断を下されたわけでもなく、あくまでもその可能性があるだけの、宙ぶらりんな状態。 そう最初に思ったのはいつだったか、もう分らなくなってしまった。 ただ綺麗な体型で水着を着たいという理由で始めたダイエット。 当初は今ほどエスカレートするとは、思いもしなかった。 パンが怖い、お米が怖い、揚げ物が怖い、麺類が怖い、カボチャやイモ類が怖い… 日が経つにつれ、食べられないものが増えていった。 私が食べることを恐れているものはどれも、糖質、脂質を含むもの。

          摂食障害「かもしれない」話。

          多分、忘れるための恋。

          先日の1年前に付き合っていた元彼の話に一瞬登場した、マッチングアプリで出会った人との話を。 初めての出会い方、初デートの困惑 彼は私より2つ歳上だった。 彼とはサンリオの某ソロアイドル犬キャラクターが好きという、まあ男女では珍しい共通点があった。 それがきっかけでメッセージのやり取りをするようになり、大阪であるリリースイベントに行かないか、と誘ったのは確か彼の方だった。 サンリオの人気は侮れないもので、行くとなると早朝から並ぶことになる。 最初こそ渋ったものの、やはりキャ

          多分、忘れるための恋。

          早く誰かと付き合えよ。

          今日は少し恋の話を。 ちょうど1年前の7月20日、彼氏ができた。 中学時代、付き合っているのか付き合っていないのか分からない程度のお付き合いしかしたことがなかった私にとって、ほとんど初めての彼氏。 たった3か月、されど3か月。 記憶にも色濃く残るお付き合いだった。 出会いは大学の授業。 某FPSゲームプレイヤーであるとお互いに知ったことをきっかけに、仲良くなった。 毎日のように、夜な夜な通話しながらゲームをして、多くのことを語り明かした。 仲良くなってから付き合うまでの

          早く誰かと付き合えよ。