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誰がための努力

何のためにやってんだろう、ってことが度々ある。
私の中でその最たる例がダイエットだ。

ダイエットを始めたきっかけは、なんてことない。
ただ、キレイな体型で水着を着たかった。
部活の合宿で、突如として着なければならなくなってしまった水着。
当時の私は至って普通体型、体重も美容体重に近い数字で決して太ってはいなかったけれど、足の肉感やぽっこりお腹がどうしても気になって、自分が恥ずかしい思いをしないため、自分が自信をもつためにダイエットを開始した。

それが悪夢の始まりだった。
最初は量を少なめにしつつもよく噛んできちんと3食食べ、筋トレと有酸素を取り入れて健康的なダイエットをしていた。
緩やかながらも徐々に数字は落ちていき、たまのご褒美を挟みながらダイエットを楽しんでいた、はずだったのに。
最初は自分が美しくなるための努力だったのに。

気がつけば努力だったものは義務になり、自分のためにやっていたことは自分を追い詰めるものになっていた。
目標だった合宿を終えたあとも、努力から義務になりつつあったそれは辞められず、その日から1年半以上経過した今も続いている。

今の過剰なカロリー調整も、毎日達成しなければいけない歩数も、食後の決められたルーティンも。

全部何のため、誰のためにやっているんだろう。
誰のための、何のための努力なんだろう。
私はどこにいけば、どうなれば満足なんだろう。

そんなことを考えていた、今日この頃。

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