見出し画像

スランプに陥っても、折れなかった心。“背水の陣”で内装コンサルタントに転身し、部長就任するまでの軌跡

「47(よんなな)グループにはどんな人がいるの?」という疑問にお答えするべく、今回は47内装株式会社で部長をつとめる赤羽さんのインタビューをお届けします。

<プロフィール>
赤羽 雄気(あかば ゆうき)
栃木県出身。2015年、47株式会社に新卒入社。
オフィス仲介コンサルタントを4年経験後、2019年に47内装株式会社に転籍。以降、オフィス内装コンサルタントとして従事。
2021年にマネージャー就任、2022年に部長に就任。


思うように成果を出せず、苦しんだ日々。背水の陣で内装コンサルタントへ転身

── 赤羽さんが47に入社した理由を教えてください!

1つは、ベンチャー企業に入社して成長できる環境に身を置きたいと思ったからです。大手企業は組織が大きく、どうしても裁量を持ちづらいのではないかと思ったので、就職活動を始めた頃からベンチャー企業に絞っていました。

もう1つは、47の企業説明会で聞いた「不動産業界を透明にする」というメッセージに惹かれたからです。当時の47はオフィス仲介事業しか手掛けていませんでしたが、不動産自体に興味があったというよりは、「情報がクローズドで借主不利になっている業界構造を変えたい」という想いそのものに情熱を感じて、興味を持つようになりました。

選考を受けていく中で、代表や人事、現場のメンバーからも、一貫して同じ想いが伝わってきたので、入社を決めました。

── 入社後はオフィス仲介コンサルタントを4年経験されましたよね。当時を振り返ると、いかがですか?

正直なところ、オフィス仲介コンサルタントとして成果を出せず、苦しい日々が続いていました。仲介というのは貸主の所有物件を借主に紹介して契約まで導く仕事なので、何をどうクライアントに提案するか、コツを掴めず失注してしまうことが多々ありました。お客さまと密にコンタクトを取ったり、見やすい資料作成を心がけたり、といった工夫もしておらず、ただの新人営業という程度に過ぎませんでした。

また、今だから言えることですが、当時は今ほど仕事に対する情熱もなくて。「一会社員」という感覚しか持っていませんでした。成長できる環境に身を置きたいと思って入社したはずなのに、これじゃ意味がないですよね。うまく成果が出せない自分自身に憤りを感じつつ、でもどうしたらいいか分からない、という悶々とした日々を過ごしていました。47のことが好きという気持ちだけで、なんとか踏ん張っていたような気がします。

── その後、設立直後の47内装に異動されましたが、どんな経緯だったのでしょうか?

社内で内装事業部が立ち上がって数年経ち、一事業部から一事業会社になるというタイミングで増員をしていたので、異動希望を出しました。

理由は2つあります。1つは、仲介事業部でなかなか成果を出せずにいたので、新しいことに挑戦したいと思ったから。正直、これ以上会社に迷惑をかける訳にはいかない、という背水の陣でのチャレンジでした。当時の47内装は、まだ小さな組織だったこともあり、「自身がやらなければ会社が潰れる」という環境で自分を追い込もうと思ったんです。それでも成果が出せなかったら、会社を辞める覚悟でした。

もう1つは、純粋に内装への興味が高まっていたからです。オフィス仲介のコンサルタントを経験する中で、お客さまからレイアウトニーズをヒアリングし、設備面も考慮した上で物件を提案する機会が多々あって。オフィス移転は物件だけでなく、レイアウトや内装デザインを考慮した上で検討しないと成功しない、という感覚が芽生えたので、内装にも携わりたいという気持ちが大きくなっていました。

新しい環境で、またも直面したスランプ。様々な人と関わる仕事だからこそ、時間の使い方を意識

── 内装コンサルタントにジョブチェンジして、苦労したことはありますか?

沢山あります。内装に異動して約1年半は、またしても成果が出せない日々が続きました。ただ、内装業界は知識や経験を蓄積することでスキルを伸ばしていく業界なので、折れずになんとか食らいついてきた、という感じです。

初めの頃は、どの工事にどれくらい費用がかかるか、どれくらいスケジュールにゆとりを持っておけば良いかなど、分からないことだらけでした。自分がしっかり理解できていないと、当然お客さまに納得いただくことも難しくて。案件を担当しながら、少しずつ知見を深めていきました。

また、大型案件になると相見積もりやコンペが多くなるのですが、なかなか勝率が上がらず苦しみました。当時はまだ組織体制が整っておらず、決まったフローがない上にノウハウも溜まっていなかったので、メンバーが各々で判断しながら動いている状態でした。

── どうやってスランプを乗り越えたのでしょうか?

組織としての課題はありつつも、まずは自分の手の届く範囲で工夫するようにして、目の前のことに全力で取り組みました。

工事現場に行って職人さんと話す機会を増やしたり、お客さまから連絡が来たら即レスをするようにしたり。まずは自分ができることから始めて、しっかり売上目標を達成できる人材になろうと思ったんです。

続けているうちに仕事のコツをつかんできて、良いサイクルを作れるようになりました。また、様々な現場を経験することで、お客さまへの説明にも自信と説得力が増し、徐々に受注率が上がっていきました。

── 日々の業務で意識するようになったことはありますか?

一番意識しているのは、時間の使い方です。内装コンサルタントの仕事はイレギュラーが発生しやすく、予定通りに業務が進まないことも多々あります。だからこそ、どうやって時間を捻出するかが鍵になると考えました。

日中の時間はお客さま対応や工事業者さんへの連絡に充てて、朝晩の時間でタスクを整理したり、自分自身の作業を進めたりと、一日を効率的に過ごせるタイムスケジュールを組むようになりました。

自分自身の時間に対する意識が高まると、今度は自分に関わってくれる方々の時間にも意識が及ぶようになります。お客さまや協力会社さんだけでなく、社内の内装設計デザイナーも含めて、全員が忙しいなか時間を割いてプロジェクトに携わっているので、その貴重な1分1秒をいかに無駄にしないよう立ち回れるか、を心がけています。

すぐに芽が出なくても、腐らず続けることが大事。成長と共に役割を持ち、自ずと意識が変化していく

── その後、マネージャー就任、部長就任と、重要なポジションを任されるようになりましたよね。

そうですね。徐々に内装コンサルタントの人員が増えてきて、押し上げられるような形で役職に就いたというのもありますが、僕自身がやっとコンサルタントとして実績を出せるようになり、事業責任者である隅中さんの期待に応えられるようになった、というのが一番大きかったのではないかと思います。

役割を与えられると、より一層自分の責任を自覚するということもあり、以前にも増して仕事への意欲が高まっているのを感じます。

かつて働くことに対して情熱を持てていなかった僕が、内装コンサルタントに転身し、がむしゃらに仕事をする中で、いつしか「この組織を引っ張っていかなければ」という意識に変わった、というのが何より大きな変化でしたね。

── 背水の陣でジョブチェンジしたのが、大きな転機だったんですね。

間違いなく、自分にとってのターニングポイントでした。仲介コンサルタントとして成果を残せなかったことは今でも悔しいですが、振り返ってみると当時は覚悟が足りなかったんだろうなと。自分で自分を追い込む環境に身を投じたのは、正解だったと思います。

また、ジョブチェンジ後もすぐには芽が出なかった僕だからこそ言えることですが、腐らずに続ける忍耐力が必要だと思います。まさに「継続は力なり」で、どんな仕事であろうと経験が物を言う場面は多々ありますよね。成果を出せない情けなさ、不甲斐なさ、申し訳なさをバネにして、食らいついていく覚悟が大事です。

── スランプが長かった赤羽さんだからこそ、同じような状況に陥る人の気持ちがよく分かるのでしょうね。

中にはロケットスタートで早くから成果を出せる人もいますが、誰もが同じではないですからね。僕のように、苦しい時期が続いている人もきっといると思います。とは言え、ただ落ち込むだけでは前に進めませんから、結局は自分自身としっかり向き合って、考えて、行動に移すのみだと思います。

そして、続けることが何よりの力になるので、もしスランプで苦しんでいる人がいたら、もう少しだけ踏ん張ってみてほしいです。その中でも、何も考えずにただ続けるだけではなく、自分なりに思考を巡らせて工夫をしたり、お客さまへの価値提供を追求する姿勢は絶対に必要だと思います。

── 最後に、赤羽さんの今後の目標を教えてください!

部長に就任して、内装コンサルタント全体のマネジメントをするようになり、改めて事業・組織の成長を担っている覚悟が生まれました。内装だけでなく、47グループ全体でワンストップのサービス提供をして、よりお客さまへの提供価値を高めていきたいと思っています。

そのためにも、内装コンサルタント全員がしっかりと目標を達成できるよう、まずは自分自身の管轄領域で業務フローの最適化を図ったり、メンバーの育成に力を入れたりと、様々なことに取り組んでいきたいと思います。

まだまだ未熟な組織ではありますが、少しずつ体制が整ってきて、できることも増えてきました。これからも、「一人ひとりが会社の未来を背負っている」という感覚を大事にしながら、組織をより成長させていきたいです。

▼オフィス内装コンサルタントの仕事紹介はこちら

▼47グループの採用情報はこちら