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成長のチャンスは、自分自身で掴むもの。高い目標をかかげて、組織と事業を大きくしていく

「47(よんなな)グループにはどんな人がいるの?」という疑問にお答えするべく、今回は47内装株式会社の事業責任者をつとめる隅中さんのインタビューをお届けします。

<プロフィール>
隅中 至誠(すみなか しせい)
熊本県出身。2012年、47株式会社に新卒入社。
オフィス仲介コンサルタントを経て、2014年に内装事業の立ち上げに参画。2018年1月に47内装株式会社として分社化し、同社取締役に就任。

キャリアへの不安を断ち切るため、思い切って飛び込んだ内装の世界

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── 2014年に、47で新しく内装事業が立ち上がった背景を教えてください。

47はそれまで、オフィス仲介事業しか手掛けていませんでしたが、新たに内装事業をやることになったのは、仲介だけだとお客さまの満足度が向上しないという課題があったからです。

オフィスを契約して、いざ内装工事となると、ビル側の事情で壁を壊せないことが後から分かる、というようなケースが多々あって。オフィスは箱だけでなく中身も大切ですから、47が仲介から内装まで一貫してサポートできるようになれば、お客さまにとっても自社にとっても大きなメリットになるだろう、という判断でした。

僕は2012年に入社して以来、オフィス仲介のコンサルタントを担当していましたが、「社内で新たに内装事業をはじめるので、誰かやりたい人を探している」と聞き、すぐに手を挙げました。

── 隅中さん自身だけでなく、周りにも誰ひとり業界経験者がいない中での事業立ち上げでしたよね。なぜ、新しいフィールドに飛び込もうと思ったんですか?

当時、僕は自分のキャリアについて漠然とした不安を抱いていました。まだオフィス仲介事業のサイト「officee」がオープンしたばかりで、お問い合わせも多くなかったので、ひたすらビルの下見をしたり、写真を撮ったりする時期が長く続いていたんです。

「メイン業務である営業活動ができない」「お金を生み出していない」というモヤモヤが、ずっと心の中にあって。かといって、僕は営業スキルが特別高いわけでもないし、周りにはもっと売上をあげている先輩がたくさんいる。新卒で入社して会社の期待を背負っているのに、全然活躍できていない。そんな自分が情けなくて、毎日焦りを感じていました。今だから言える話ですが、地元の熊本に戻ろうかな‥‥と思ったこともありましたね。

そんな中、内装事業を新しく立ち上げると聞いて。これはチャンスだ、と思いました。僕は建築学科を出ているわけではないので、もちろん内装の知識なんてゼロです。でも、完全なるゼロだからこそ、自分なりのやり方で勝負できるかもしれない。そう思って手を挙げました。

今になって振り返ると、自分でもなかなか無謀なことをしたなと思いますが、むしろ未経験だったからこそ思い切って飛び込めたのかもしれません。

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── 内装事業の立ち上げから現在に至るまで、どんな日々でしたか?

立ち上げ当初は、本当に苦労の連続でした。業界経験者不在で事業をスタートしたわけですから、当然と言えば当然なんですけどね(笑)。

文字通り右も左も分からない状態で、たくさんミスもしましたし、お客さまやビルのオーナーさん、管理会社さん、施工業者さんに迷惑をかけてしまうことも多々ありました。その度に「同じ間違いは二度としない」と誓い、知識と経験を蓄積しながら成長していきました。

そうこうしている間に、社内異動で内装事業部に一人二人とメンバーが増え、対応できる案件数も少しずつ増えていきました。2017年に中途の内装設計デザイナーを採用して、はじめて業界経験者がジョイン。そこからようやく、47株式会社の一事業部ではなく、「47内装株式会社」として分社化しよう、という流れになっていきます。

47は、オフィス仲介業界ではそれなりに名が通っていましたが、内装業界では完全なる新参者。とにかく場数を踏んで実績をつくっていかないと、競合他社に追いつくことも、お客さまからの信頼を得ることもできません。当時の経営陣からは「一会社として本当にやっていけるのか?」と何度も聞かれましたが、「必ず目標にコミットするので、やらせてください」と頼み込み、無事に分社化することができました。

そこから中途採用を強化して、どんどん人数が増えていき、現在(2021年9月)は15名ほどの組織になりました。立ち上げから今日までを振り返ると、ところどころ記憶が飛んでいるくらい毎日が目まぐるしくて(笑)、本当にあっという間でしたね。

お客さまと信頼関係を築き、長期的にサポートできる存在に

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── 47内装の業務内容について教えてください!

47内装は、他社と違って集客のための営業をほとんどしていません。オフィス仲介事業で運営している「officee」で物件を契約いただいたお客さまに対して、内装のイメージや要件をヒアリングし、レイアウトプランを作成・提案し、施工までのプロジェクトを進めていきます。

部署内の役割としては、主に内装コンサルタント内装設計デザイナーに分かれています。内装コンサルタントは、いわゆるセールスのような仕事ではなく、プロジェクトマネジメントを行います。お客さまやビルのオーナーさん、管理会社さん、施工業者さんと連携をとりながら、移転日までに内装工事が終わるよう調整をしていくイメージです。

一方、内装設計デザイナーはお客さまの要望をヒアリングして新オフィスのコンセプトを考えたり、レイアウト図面を作成して内装プランを提案します。むしろ内装設計デザイナーの業務の方が“営業活動”に近いのかもしれませんね。お客さまから発注いただいた後は、主に社内の内装コンサルタントと連携してプロジェクトを進めていきます。

今後は、増員していく過程で業務をより細分化し、職種を増やしていく予定です。1つのプロジェクトに関わる人数を増やすことで、業務効率化が進むだけでなく、納品クオリティも向上できるだろうと考えています。

── 47内装の業務で、大変なことは何ですか?

ゼロから空間をつくっていく難しさは、内装ならではですね。たとえば、注文住宅をつくる過程を想像してもらうと分かりやすいと思うのですが、床材のサンプルを見て発注しても、実寸サイズで現物を見てみるとイメージと違ったりして、思った通りにいかないことが結構あるんです。

オフィスの内装はけっして安いものではありませんから、お客さまのワクワク感が大きい分、ちょっとしたズレが大きな減点になってしまいます。家具メーカーさんに発注した商品がちゃんと届くかどうか、施工業者さんの作業が滞りなく進んでいるかどうかなど、あらゆるところに気を配る必要があるので、非常に神経を使いますね。

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── 逆に、仕事のやりがいは何ですか?

月並みかもしれませんが、お客さまから「ありがとう」と言っていただくのが一番嬉しいですね。オフィス仲介から内装までワンストップで携わらせていただくと、お客さまから「また次の移転もお願いしたい」と言っていただく機会が非常に多く、満足度向上に繋がっていると実感しています。

あと個人的には、メンバーがお客さまから褒められているのを見ると、自分が褒められる以上に嬉しいです。以前、僕が担当していたお客さまのプロジェクトをメンバーに引き継いだとき、お客さまから「どうやったらあんなにいい人を採用できるんですか?」と聞かれたこともあるんですよ。

47内装では、お客さまと密にコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていくことを何よりも大切にしています。願わくば、お客さまには総務のアウトソーシングをするような感覚で、オフィスに関して困ったことがあればいつでも声をかけていただきたいと思っています。

メンバー全員で力をあわせ、組織と事業の成長を加速化していく

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── 今後、どんな人に入社してほしいですか?

選考で特に重視しているのは、素直であることと、嘘をつかないことですね。お客さまや社内のメンバーと深く信頼関係を築ける人柄かどうか、を見ています。内装は専門的な業界ではありますが、けっして経験値を求めているわけではないです。

ありがたいことにお客さまからのご依頼が増えているので、とにかく人手が足りません。入社したばかりのメンバーにも、研修後からどんどん案件を回して、打席に立ってもらっています。だからこそ、「やったことないけど怖がらずにバットを振ってみよう」と思える人にジョインしてほしいです。気概さえあれば、圧倒的なスピードで成長できると思います。

そして周りには、未経験で内装業界に飛び込み、互いに切磋琢磨しながら成長してきたメンバーがたくさんいます。はじめは分からないことばかりだと思いますが、疑問や不安を解消できるようにしっかりサポートするので、勇気を出して一歩踏み出してほしいです。

今までは基本的に中途採用のみでしたが、これからは新卒も増やしていきたいと思っています。実は、2021年にはじめて社会人1年目のメンバーを迎えたのですが、職種に関わらず全員で育てている感じがして、とても良いですね。教える側の学びも多いので、一緒に成長させてもらっているな、と日々感じています。

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── 最後に、47内装の今後の抱負を教えてください!

事業の抱負としては、47グループの“ハブ”のような役割を担っていきたいですね。ワークプレイスの課題って、いきなり「移転をする」「家具を買う」といった手段をとらずとも、内装やレイアウトを変えるだけで解決できる部分がたくさんあるんです。

もちろん、お客さまの課題をヒアリングした上で、もし内装だけで解決できないことがあるとすれば、そこではじめてオフィスの移転や家具の購入を提案することができます。お客さまにとっても、さまざまな選択肢からベストな方法を選ぶことができるので、メリットは大きいはず。そうやって、内装が47グループのハブになり、仲介事業・家具通販事業への橋渡しができたらいいなと思います。

組織の抱負としては、先ほどもお話しましたが、人をどんどん増やしていきたいです。どうしても業務が逼迫してしまう時期があったり、目の前のことで精一杯になってしまいがちで。中長期的なチャレンジがしづらい環境になっているのが課題だと感じています。

人が増えることで自ずと業務が細分化・効率化されていくと思いますし、アウトプットだけでなくインプットにもしっかり時間を割けるようにしていきたいですね。

そして、47内装のメンバーには今後、自らやりたいことに手を挙げて、たくさんチャレンジをしてほしいです。これは僕の持論なのですが、もしも達成“率”を求めるなら目標は低くていいけど、達成“感”を求めるなら目標は高い方が絶対にいいですよね。僕は迷わず後者を選びますし、メンバーにもそうあってほしいと思っているんです。

僕は内装事業の立ち上げを経験したからこそ、成長のチャンスは自分自身で掴むものだと強く実感しています。47内装のメンバーは全員、「業界の課題を解決したい」「もっとお客さまの役に立ちたい」というまっすぐな気持ちで仕事に向き合っています。だからこそ、みんなでもっといい組織、もっといい事業をつくっていけると信じています。

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