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小説講座:共感っていうのは、共感することではない

作品に共感してほしいとか共感するとか。
そういうことはよく語られがちなのですけども。

実は共感って、別に共感するわけでもなかったりします。

という話です。

え、なに言ってんだこいつ、と思われるかもなのですが。
共感する仕組みに関して、今までも何度か出してきましたけども、べつに共感するわけでも同調するわけでもありません。

たまたま、物事に関して一定の処理が行われたとき、共感する、という感じ方になりやすいだけでして。

特に、小説創作においては、共感ってコト自体、結構システム的に対応するモノなので。

なので、創作としては意図的に共感させることも出来るし、それを狙って書くべきっていうものになります。
その上で、ちゃんと構造的に把握して、論理的にそうなるよう制作するべきじゃないかなあ。

って話になります。

作者自身が、どんな性格で人生かどうかってことに関係なく「物語のわかりやすさや説得力として書くもの」ってのを覚えておくと便利なんじゃないかなーって思います。

魂ってのは籠めるものではなく、意図的に狙って作るものだってことです。
(もちろん、その上で籠もってしまうモノもあるんだけど、技術面は偶然待ちや不安定だったり計算できない感情から引き出すものではないので)

よろしくおねがいします。



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